寸胴(ずんどう)とは、人や動物の胴体からにかけて起伏に乏しく、寸法的に変化に乏しい様子を指した日本語表現である。また、そこから転じて、円柱状の物体をも指す場合があり、特にいくつかの道具はもっぱらその名で呼ばれている。

陶芸 編集

陶芸界では、焼き物(陶磁器)を形成する際の途中の形で、円筒形のものを寸胴(ずんどう)と言う。寸胴は焼き物の原点であり、親型。 であれ花瓶であれ、寸胴の形を経て形成される。

調理器具 編集

 
寸胴鍋(画面中央)

直径と深さがほぼ同じ、円筒形の深鍋は、寸胴鍋(ずんどうなべ)あるいは単に「寸胴」といわれる。スープなどを大量に作るとき、大量に茹でる物があるときなどに用いられる。元来、西欧調理器具であるが、世界的に広く普及しており、日本でも懐石料理大衆食堂給食等々で欠かせないものとなっている。 ※「鍋#西欧」にも記述あり。

その他の道具 編集

寸胴など、円柱形の錘(おもり)を言う。