寺垣武

日本の機械技術者

寺垣武(てらがき たけし、1924年 - 2017年[1])は日本の機械技術者。埼玉県出身。

人物 編集

中学2年(16歳)のとき、爆撃機から投下される爆弾の命中精度を上げる装置を開発。太平洋戦争中(20代はじめ)は兵器の開発に携わり、戦後は日本電気 (NEC)、リコーオーディオテクニカキヤノンなど国内大手製造業の技術顧問を経歴に持つ。1979年からオーディオ機器の開発にのめりこみ、「レコード盤の表面粗さ計測器」と評される精度を追求した「寺垣プレーヤー」を開発[2]

従来のスピーカーで一般的に利用されるコーン紙を使わず、独自のパネルから音を発する「寺垣スピーカー」(物質波または波動スピーカー)の開発を行う。

個人で30年にも及ぶ、スピーカーの研究・試作を続けてきたが、「寺垣スピーカー」を製造販売する会社として、2006年に株式会社TMT Japanの技術顧問に、2008年8月には、株式会社Teragaki-Laboを設立し会長に就任する。

脚注 編集

  1. ^ 寺垣武オーディオの魅力 -レコード鑑賞&オーディオ解説- 神奈川県立図書館
  2. ^ 経歴 of 寺垣武 Official Website”. 2016年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月2日閲覧。

参考文献 編集

  • 森谷正規『アナログを蘇らせた男』講談社、1995年4月。ISBN 4061859633 
  • 寺垣武『とことん考える癖をつけなさい』角川マガジンズ、2008年3月。ISBN 4827530955 
  • 寺垣武『アナログ発想法』ソシム、2011年3月。ISBN 4883377466 

外部リンク 編集