小川 若三郎(おがわ わかさぶろう、1884年3月13日[1] - 1981年10月11日[2])は日本の化学者。従三位勲三等工学博士[1]。長男は映画評論家の双葉十三郎(本名:小川一彦)[1]

小川若三郎

東京出身[2]。安田喜三郎の五男として生まれ、小川彦次郎の養子となった[1]。1907年に東京帝国大学工学部応用化学科を卒業し、1909年に逓信省電気試験所に奉職した[3]。1921年に電気試験所の第五部長となった[3]。1931年に従三位・勲三等を受けた[2]

1937年に退官し、藤倉工業常務技師長、日本ゴム協会会長、藤倉研究所所長、日本ゴム工業技術員会会長、大日本ゴム研究会会長を歴任した[1]

1968年に日本ゴム協会特別功労者に選出され、1969年に勲三等旭日中綬章を受章した[2]

特許

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出典

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  1. ^ a b c d e 『人事興信録 第23版 上』人事興信所、1966年、お20頁。
  2. ^ a b c d 『ポリマーダイジェスト』第34巻第1号(通巻397号)、ラバーダイジェスト社、1982年1月、p.76。
  3. ^ a b 大阪発明協会 編『帝国発明家名鑑』日刊工業新聞出版部、1937年、262頁https://dl.ndl.go.jp/pid/1207646/1/426