岩河信文
日本の都市計画学者
来歴 編集
東京都に生まれる。東京大学農学部を卒業した。1958年に建設省に入省し、関東地方建設局国営公園事務所に配属される。以後、同工務課長、都市局公園緑地課課長補佐、建築研究所都市防災研究室長、同第六研究部長などを歴任した。[要出典]退官後に明治大学農学部教授となる[2]。
公園防火性能評価マニュアル、火災危険評価算定式など考案した[要出典]。また、都市における樹木帯による防火防災効果についての研究やその普及活動を手がけた[2][3]。
論文「都市における樹木の防火機能に関する研究」で昭和58年度日本造園学会賞研究論文部門を受賞した[4]。1988年には、第10回日本公園緑地協会北村賞を受賞した[5]。
官庁や大学外での役職として地域安全学会理事[6]、福生市都市計画審議会委員[7]、日本公園施設業協会の調査委員会委員長[8]、環境再生保全機構入札監視委員会委員[9]、日本造園学会総務担当常務理事[要出典]、都市計画研究所顧問[9]などを務めた。福生市からは2012年に表彰を受けている[10]。
脚注 編集
- ^ 『3.防災系緑地の充実に向けた視点と展望 (PDF) 』 - 国土交通省「防災系統緑地の計画手法に関する技術資料」（岩崎哲也「樹木と防災について」のp.60に「故・岩河信文先生」という記述がある）
- ^ a b 樹木の防火効果 - 日本財団図書館（防災安全中央研修会テキスト）
- ^ 都市における樹木の防火機能に関する研究」『建築研究報告』No.105、建設省建築研究所、1984年1月
- ^ 日本造園学会賞昭和58年度受賞者一覧 - 日本造園学会
- ^ 北村賞受賞者一覧 (PDF) - 日本公園緑地協会（2019年12月）
- ^ 地域安全学会の20年 (PDF) 」地域安全学会設立20周年記念誌、2006年
- ^ 企画調整課 (PDF) - 福生市企画調整課（2ページ目を参照）
- ^ 仲良く遊ぼう安全に (PDF) - 日本公園施設業協会（「はじめに」を参照）
- ^ a b 「平成 18 年度業務実績報告書 資料編 (PDF) 」 - 環境再生保全機構、2007年6月（「1-5」ページを参照）
- ^ 総務係 (PDF) - 福生市（2012年）
参考文献 編集
- 『安全で安心できる地域づくりのための防災公園』都市緑化技術開発機構（編集）2005年
- 『建設省年鑑』1986年
- 『造園雑誌』第53巻第1号、1989年
- 『防災公園技術ハンドブック』都市緑化技術開発機構（編集）
- 『明治大学農学部研究報告』1997年12月
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