川村 拓(かわむら たく、1988年[1]11月2日 - )は、日本漫画家滋賀県出身。

川村 拓
生誕 (1988-11-02) 1988年11月2日(35歳)
日本
国籍 日本
職業 漫画家
活動期間 2009年 -
ジャンル 少年漫画青年漫画
代表作 事情を知らない転校生がグイグイくる。
受賞
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略歴 編集

週刊少年ジャンプ』(2008年12号、3月3日発売、集英社)の『第6回JUMPトレジャー新人漫画賞 』(特別審査員・星野桂) にて、「ヤドカリ彼女」が星野桂特別賞を受賞[2]。同作はジャンプSQ.19 2010年9月号 夏号(『ジャンプスクエア』の増刊号、集英社)に掲載された[3]2009年6月18日に発売されたジャンプSQ.II Vol.003(『ジャンプスクエア』の増刊号)にて、「学園ドラゴンゲーム」でデビューし、同時に同誌にて「テガミバチ トリビュートマンガ」(原作:浅田弘幸。稜之大介との共同名義)も手掛けた[4] [5] [6]

2014年、『ジャンプスクエア ニコニコ静画出張所』にて、『ゆるぎベタフラッシュ』で連載デビュー。

2014年5月5日ニコニコ漫画にて『貧乳マイクロビキニーソ』[注 1] [7]の投稿を開始。反響を呼び2015年7月30日マイクロマガジン社より単行本化され[注 2]2015年11月、第2回次にくるマンガ大賞のWebマンガ部門で30作にノミネートされ[8]、11位(4,166ポイント)にランクインした[9]

2016年6月、初の漫画原作となる「合戦少女」(作画:沖野真歩)が、第28回スクウェア・エニックス マンガ大賞で、ネーム原作部門奨励賞、審査員特別賞[注 3]を同時受賞[10]。本作は、後の同年12月号の『月刊ガンガンJOKER』にて読み切り掲載され、翌月の2017年1月号の同誌にて、河本ほむら原作のコミカライズ作品『賭ケグルイ(仮)』を2022年10月号まで作画を担当した。

2018年2月19日、自身のTwitterにて創作漫画『事情を知らない転校生がグイグイくる。』の投稿を開始[11] 。後の同年5月22日発売の『ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)6月号より連載を開始され[12]2020年6月時点で単行本のシリーズ累計発行部数は50万部を突破 [13] 。同作はメディアミックスとしてテレビアニメ化され、2023年4月から7月まで放送された[14]

作品リスト 編集

連載中 編集

連載終了 編集

  • 貧乳マイクロビキニーソ(Webマンガ。2014年5月5日 - 2021年08月18日。現在は投稿を休止。初単行本作品)
  • ゆるぎベタフラッシュ(ジャンプスクエア ニコニコ静画出張所 2014年3号から8号、ジャンプスクエア 2014年9月号[15]。初連載)
  • 恋愛菌糸きのたけさん(『週刊少年チャンピオン秋田書店、2016年21号 - 2016年27号、全6話。短期集中連載)[16]
  • 賭ケグルイ(仮) (原作:河本ほむら 『月刊ガンガンJOKER』、2017年1月号 - 2022年10月号)
  • 七億円を手に入れた僕にありがちなこと。(『月刊少年エース』、2017年12月号 - 2018年8月号)[17]
  • それゆけ! 異世界チート魔術師 (原作:内田健、『月刊少年エース』、2018年10月号 - 2021年2月号)
  • 留年!とどめ先輩(『月刊ガンガンJOKER』、2019年11月号 - 2021年10月号)
  • 膳所くんと長浜さん(『少年エースplus』、2020年 - 2021年)
  • 嘘の子供(『月刊ガンガンJOKER』にて、2022年12月号 - 2024年4月号、全20話)[18]

読み切り 編集

  • ヤドカリ彼女(漫画賞初受賞作。後に『ジャンプSQ.19』 2010年夏号に掲載)
  • 学園ドラゴンゲーム(掲載デビュー作。『ジャンプSQ.II』 Vol.003)
  • テガミバチ トリビュートマンガ(原作:浅田弘幸。作画:稜之大介との共同名義。『ジャンプSQ.II』 Vol.003)
  • テガミバチ4コママンガ(原作:浅田弘幸 。『増刊ジャンプスクエアⅡ』 2010年2号。『ジャンプスクエア』2010年2月号、11月号) [19]
  • まゆみまゆみの(『ジャンプSQ.19』 2011年夏号)
  • いこてんよく!!(『ジャンプSQ.19』 Vol.01、09、『ジャンプスクエア』 2012年4、6、8月号 2013年1、2、3、5、12月号)
  • あわやしき(『ジャンプスクエア』 2015年2月号)
  • 地味に積極的な女子(『電撃ツイッターマガジン』、KADOKAWA[注 4])。2019年)
  • 包帯フェチとミイラさん(『別冊少年チャンピオン』(秋田書店) 2016年12月号)

漫画原作 編集

  • 合戦少女(作画:沖野真歩、『月刊ガンガンJOKER』2016年12月号)

アンソロジーコミック 編集

イラスト 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 川村自身のTwitterにて、2013年8月24日「貧乳マイクロビキニーソって語呂めっちゃ良くね」とツイート。その時点で、まだ本作の構想は無かったとされる
  2. ^ 本作の1巻のあとがきによると、本人曰く「趣味とほんのひとにぎりの打算でWEBに挙げていた漫画なのですが、まさか本になるとは思っていませんでした」とのこと。
  3. ^ ネーム原作部門特別審査員は、『賭ケグルイ』の原作者・河本ほむら
  4. ^ 後にオムニバス短編集「こんな女子をぎゅってしたい! ショートストーリーズ」に収録

出典 編集

  1. ^ 川村拓 / 2012年10月29日のツイートより
  2. ^ 週刊少年ジャンプ 2008 12 - メディア芸術データベースより
  3. ^ 川村拓 / 2010年8月4日のツイートより
  4. ^ “ジャンプSQ.II Vol.003は新テニプリ特集。許斐CDデビューの真相も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年6月18日). https://natalie.mu/comic/news/17754 2023年5月20日閲覧。 
  5. ^ 発売日 浅田弘幸のブログにて。 - livedoor Blog 2009年6月18日
  6. ^ 川村拓 / 2010年8月4日のツイートより
  7. ^ 川村拓 / 2013年8月24日のツイートより
  8. ^ 川村拓 / 2015年11月5日のツイートより
  9. ^ 第2回 次にくるマンガ大賞”. 次にくるマンガ大賞. 2023年5月20日閲覧。
  10. ^ 歴代の受賞作品 第28回スクウェア・エニックス マンガ大賞”. Square Enix. 2023年6月10日閲覧。
  11. ^ 川村拓 / 2018年2月19日のツイートより
  12. ^ “吉辺あくろ描く変態イケメンとのラブコメ1巻、JOKERに柊裕一ら執筆ポスターも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年5月22日). https://natalie.mu/comic/news/283225 2023年5月20日閲覧。 
  13. ^ 川村拓 / 2020年6月22日のツイートより
  14. ^ “「事情を知らない転校生がグイグイくる。」4月放送、追加キャストに河西健吾ら”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年1月19日). https://natalie.mu/comic/news/509519 2023年7月16日閲覧。 
  15. ^ 川村拓 / 2014年8月4日のツイートより
  16. ^ “頭にきのこを生やした少女は恋愛禁止?「貧マイ」の川村拓、週チャンに登場”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年4月21日). https://natalie.mu/comic/news/184409 2023年6月7日閲覧。 
  17. ^ “青木ハヤト「恋愛戦士シュラバン」&7億当選した高校生の物語などエース新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年10月26日). https://natalie.mu/comic/news/254260 2023年6月6日閲覧。 
  18. ^ “亡き娘に化けたタヌキと人間のヒューマンドラマ、川村拓の新連載「嘘の子供」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年11月22日). https://natalie.mu/comic/news/501874 2023年6月6日閲覧。 
  19. ^ 川村拓 / 2010年10月2日のツイートより
  20. ^ SPECIAL=TVアニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』公式サイト” (2023年1月1日). 2023年6月3日閲覧。

外部リンク 編集