川田 裕(かわた ゆたか)は、日本の機械工学者大阪工業大学名誉教授、工学博士(東京大学)。日本学術会議2010機械工学委員会委員[1]日本機械学会フェロー/名誉員[2][3]・第85期副会長[4]。元三菱重工業高砂研究所流体研究室長・技監/主幹研究員。大阪府学校教育審議会工業教育部会長[5]

専門は、流体機械/流体工学流体解析(CFD)・ターボ機械(特にポンプ環境装置ガスタービン原子力プラント[6][7]

略歴 編集

東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。1992年工学博士(東京大学)[8]三菱重工業高砂研究所にて流体研究室長、ターボ機械研究推進次長、技監・主幹研究員兼ガスタービンコンバインドサイクルセンター長として、海外の競合他社に対抗する技術戦略策定や1700℃級ガスタービン国家プロジェクトの獲得に尽力し、2006年大阪工業大学工学部機械工学科教授として着任。その後、同大学工学部長兼大学院工学研究科長、2013年副学長を務め[9]、2018年同大学名誉教授[10]

主な所属学会は、日本機械学会ターボ機械協会日本ガスタービン学会など。主な著書は、流体機械ハンドブック(分担執筆、朝倉書店1998、学術書)。主な受賞は、日本機械学会フェロー(2002)、ターボ機械協会論文賞(1986)[11]

大阪工業大学のグローバル化を推進し、特に「サウジウィーク2012 in 大阪」の共催シンポジウムで講演(テーマ:環境再生可能エネルギーにおける日本とサウジアラビアの協力について)するなど、サウジアラビアとの国際交流に貢献している[12][13] 。また、同大学学校法人の常翔学園理事も務め、高大連携に貢献している[14]

主な研究 編集

出典 編集