恋愛結婚
概要編集
第二次世界大戦前の日本では、結婚は家と家との結びつきであるとされ、家長の意向による結婚が多かった(家制度も参照)。結婚は妻が嫁として夫の家に入る事であった。
戦後はロマンチック・ラブイデオロギーの浸透により、見合い結婚であっても、本人の意向を無視した、双方の家の意向にのみ基づいた結婚は忌避されるようになり、夫婦の間の愛情をもった繋がりが強調されていった。現代では恋愛結婚が多く、見合い結婚であっても夫婦間の性愛の要素を含んだ愛情が前提となっている。近年の日本では、見合い結婚の機会が減少している[1]。こうした風潮が晩婚化・非婚化を招いているという指摘もある。一部の職種(警察官・公務員など)や地域では、結婚していない者は社会人として問題があるという価値観が存在するため、見合いの場が設けられる。
脚注編集
- ^ 国立社会保障・人口問題研究所. 1.夫妻の結婚について (Report) 2017年4月3日閲覧。.