愛の喜び (クライスラー)

愛の喜び(あいのよろこび、ドイツ語: Liebesfreud)はフリッツ・クライスラーのピアノとヴァイオリンのための小作品。

概要 編集

ウインナ・ワルツの要素が取り入れられた[1]、文字通り喜びを表す晴れやかな作品で、愛の悲しみ(Liebesleid)と対になって演奏会に取り上げられることがある。さらに「美しきロスマリン」(Schön Rosmarin) を加えて3部作「ウィーン古典舞曲集英語版」(Alt-Wiener Tanzweisen) とされる。

当初はクライスラーの意向によりヨーゼフ・ランナー作曲の作品として発表された[1]

三部形式ハ長調。4分の3拍子。

Allegro

重音奏法の主和音で勢いよくはじまる。6度・3度の音程で単純かつ親しみやすい。中間部はヘ長調の穏やかな響き。

脚注 編集

関連項目 編集