擦過傷(さっかしょう)とは創傷の一種で、擦りむいてできた傷、いわゆる擦り傷のこと。切れているのではなく、皮膚浅層(真皮まで)が剥がれただけの状態[1]

擦過傷
Abrasion on hand 20050906.jpg
分類および外部参照情報
診療科・
学術分野
救急医学
ICD-10 T14.0
ICD-9-CM 919.0
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概要編集

傷は鋭的で真皮までに限局することが多く、組織欠損はない[2]。この場合、創面には皮膚付属器が残存しているため、創傷治癒は速やかに行われる[2]

手当て編集

傷口は消毒するのではなく、生理食塩水水道水で洗浄するのがよい[1]。洗浄の目的は異物・付着した血液・壊死組織の除去が目的である[1]。また、傷口は湿潤状態に保った方が、傷口は速やかに上皮細胞に覆われ、跡が目立ちにくく[1]湿潤療法が広がっている[3][4]。ただし、感染創の場合や傷口が大きかったり深かったりする場合、判断に迷う場合は、医師に相談することが必要である[3][4]

出典編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 小児の外傷の初期治療”. 三豊総合病院形成外科 太田茂男,木村知己. 2020年6月27日閲覧。
  2. ^ a b 皮膚の構造の変化からみた外傷創の分類と治療概念”. 中外医学社. 2020年6月27日閲覧。
  3. ^ a b 第一三共ヘルスケア. “キズ │ 皮膚症状一覧 │ ひふ研 「ひふ症状、ひふ薬の使い方の疑問に答える情報サイト」 │ 第一三共ヘルスケア” (日本語). www.daiichisankyo-hc.co.jp. 2020年6月26日閲覧。
  4. ^ a b すり傷|一般社団法人 日本創傷外科学会 一般の皆様へ”. www.jsswc.or.jp. 2020年6月26日閲覧。