倉吉淀屋

鳥取県倉吉市にある建築物
旧牧田家住宅から転送)

倉吉淀屋(くらよしよどや)または旧牧田家住宅(きゅうまきたけじゅうたく)は、鳥取県倉吉市打吹玉川重伝地区にある歴史的建造物。倉吉市に現存する最古の商家建築である[1]。倉吉市指定文化財。

倉吉淀屋
(旧牧田家住宅)
情報
旧用途 商家
構造形式 数奇屋書院造
階数 地上2階
竣工 1760年(主屋)
1838年(付属屋)
所在地 682-0873
鳥取県倉吉市東岩倉町2280
座標 北緯35度25分57.7秒 東経133度49分11.3秒 / 北緯35.432694度 東経133.819806度 / 35.432694; 133.819806座標: 北緯35度25分57.7秒 東経133度49分11.3秒 / 北緯35.432694度 東経133.819806度 / 35.432694; 133.819806
文化財 倉吉市指定文化財
指定・登録等日 2007年2月22日
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歴史 編集

倉吉淀屋の歴史 編集

宝永2年(1705年)に大坂豪商である淀屋闕所(けっしょ)処分を受けた後、淀屋で番頭を務めていた牧田仁右衛門(牧田家)が暖簾分けという形で倉吉淀屋を開いた。宝暦10年(1760年)に主屋が建てられ、天保9年(1838年)に付属屋が建てられた[1]。倉吉淀屋は稲扱千刃倉吉絣を扱って富を築いた。

やがて倉吉淀屋は大坂にも進出したが、明治時代初期に牧田家が断絶した後、建物は郵便局借家として使用された。

建物の保存と活用 編集

1979年(昭和54年)の調査により建物の価値が見出された。

2006年(平成18年)に建物が倉吉市に寄贈された際、土地と付属屋を市が購入し、2007年度(平成19年度)から2008年度(平成20年度)に保存修理工事が行われた[1]。この間の2007年(平成19年)2月22日には「旧牧田家住宅(主屋・付属屋)」として倉吉市指定文化財に指定された[2]。2016年度(平成28年度)から2017年度(平成29年度)には門と式台玄関の復元修理が行われた[1]。以前は土蔵なども存在したが、現在は主屋と付属屋のみが残っている。

周辺 編集

脚注 編集

外部リンク 編集