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松浦 東鶏(まつうら とうけい・生没年不詳)は、江戸時代大坂(浪花)で活躍した家相家である。四天王寺秋野坊の法印の門人で、神祇の職と家相家の職を兼務し、聖徳太子の時代からの伝統的式礼と相法に詳しかった[1]

尾島碩聞の著作[2]によると、東鶏は、大坂の高津で次男として生まれた。幼名は好之助である。兄は家業の商いを継いだが、弟の好之助は独立して陰陽道を志し、名を松浦久信(東鶏)と改める。その後、中国の『陰陽五要奇書』『協紀弁方書』などを参考に、『家相図解』『家相大全』などの著書を記した。碩聞は、「近世、家相が盛んになったのは、東鶏の力によるところが大きい」と評価している。

なお、江戸時代に多くの家相書を執筆した松浦琴鶴は、東鶏の甥である。

著作編集

  • 家相図解(寛政十年)
  • 家相図説大全(享和元年)
  • 方鑑精義大成(享和二年)
  • 匠家故実録(享和三年)
  • 家相故歴伝(文化十年)
  • 宅相内門伝(文化十四年、琴堂文庫蔵)
  • 斑鳩夜話問答集(文政元年)
  • 宅相内門極秘伝書(嘉永五年、佐々木学建築研究所蔵)
  • 家相秘伝四神中央之巻(作成年不明)
  • 風水玄機録(作成年不明)

脚注編集

  1. ^ 水野杏紀 (2016.2). 易、風水、暦、養生、処世. Tōkyō: 講談社. ISBN 9784062586214. OCLC 945717933. https://www.worldcat.org/oclc/945717933. 
  2. ^ 尾島碩聞『家相新編』、礫川堂、1901年、p.10-p.11。

外部リンク編集