楽友会館
京都大学吉田南キャンパスにある建物
楽友会館(らくゆうかいかん)は、京都府京都市左京区吉田近衛町(近衛通東大路東入る)の京都大学の吉田南構内(吉田南キャンパス)にある建物である。

概要
編集1925年(大正14年)に京都大学の創立25周年を記念して、森田慶一の設計により建てられた。正式には京都大学楽友会館と称し、鉄筋コンクリート2階建の瓦葺で様式はスパニッシュを基調とする。設計者の森田慶一は、当時京都大学工学部建築科助教授だった。国の登録有形文化財に登録されている。
逸話
編集楽友会館返還運動
編集終戦後の1945年10月2日、京都に進駐した米軍は楽友会館を接収し、兵士の慰安施設(将校クラブ)を開設した[1]。1951年9月、騒音を問題視した吉田寮は「楽友会館即時返還」を目指す社会運動を開始し(楽友会館返還運動)[2]、翌1952年に返還させた[3]。その後、楽友会館の一部は吉田寮により運営された[3]。
アクセス
編集近隣施設
編集脚注
編集外部リンク
編集座標: 北緯35度1分19.2秒 東経135度46分45.62秒 / 北緯35.022000度 東経135.7793389度