永井 明(ながい あきら、1921年 - 1979年)は、日本児童文学者、キリスト教関係文筆家である。日本児童文学者協会会員で、現代少年文学同人であった。

来歴 編集

栃木県に生まれる。幼時、小児マヒにかかり歩行不能となったため、肢体不自由施設の柏学園で小学教育を受ける。その後は、ほとんど独学で児童文学を勉強する。埼玉県深谷市に居住し、日本神の教会連盟に属する深谷神の教会にて活動した。

著書 編集

詩集
  • 『わたしの心のイエス』中央出版社、1975年
児童文学
  • 『ピイ公物語』(絵・くらながのぶこ)教文館<小学生物語文庫>、1956年
  • 『終りのない道』(絵・井上洋介)理論社<Junior Library>、1969年
  • 『ボンボンものがたり チビの一生』(絵・長新太)理論社<わたしのほん>、1969年
  • 『終わりのない道』理論社、1969年
  • 『オウムの学校』国土社<新選創作児童文学>、1971年
  • 『鳥をよぶふえ』(絵・下島哲朗)理論社、1972年
  • 『かまきりとうさん』(絵・古川タク)理論社、1972年
  • 『ごっつあんぽんたん』文研出版<創作わたしの民話>、1972年
  • 『2年生のたんけんものがたり』(絵・山野辺進)集英社<2年生の学級文庫>、1974年
  • 『最後の一球』国土社、1977年
  • 『きょうもおるすばん』(絵・田中秀幸)理論社<理論社のどうわ>、1978年
伝記
キリスト教関係
  • 『アッシジの聖フランシスコ』中央出版社<グロリア文庫>、1963年
  • 『聖パウロ イエズス・キリストの使徒』中央出版社<グロリア文庫>、1963年
  • 『聖アウグスチヌス 聖寵博士』中央出版社<グロリア文庫>、1964年
  • 『イエズス・キリストの使徒 聖パウロ』中央出版社 1966年
  • 『キリスト 愛と平和にいのちをささげた人』集英社<母と子の世界の伝記>、1973年
  • 『来なかった世の終わり 島原の乱と天草四郎」(絵・池田仙三郎)さ・え・ら書房<日本史の目>、1973年
  • 『十のいましめ』(絵・安野光雅)女子パウロ会、1974年
  • 『少年少女の聖書』(絵・橋本恵子)中央出版社、1976年
  • 『聖書の人物 旧約』中央出版社、1979年
  • 『日本キリスト教児童文学全集 第10卷 終りのない道 永井明集』教文館、1983年

参考文献 編集

  • 「作者紹介」『ボンボンものがたり チビの一生』理論社<わたしのほん愛蔵版>、1975年
  • 「作者紹介」『来なかった世の終わり 島原の乱と天草四郎』さ・え・ら書房<日本史の目>、1986年