池内 信嘉(いけのうち のぶよし、1858年3月21日安政5年2月7日) - 1934年5月17日)は、能楽研究家。

伊予国松山(現・愛媛県松山市)出身。高浜虚子の兄。号は如水・如翠。愛媛師範学校卒業、教職に就く。のち養蚕事業を興し、愛媛県会議員を務めた。1902年上京、能楽館を設立して「能楽」を発行。1923年東京音楽学校に能楽囃子科が設置され、同校の嘱託教師となり、のち教授。能楽会理事[1]

著書 編集

  • 『蚕桑初歩』向陽社 1894
  • 『能の見方謡の聞き方』磯部甲陽堂 1918
  • 『能の説明』能楽会 1925
  • 『能楽盛衰記』能楽会 1925-1926 東京創元社 1992
  • 『能と謡の根原 世阿弥十六部集意訳』能楽会 1926
  • 『謡稽古の常道』日月社 1932
  • 『謡の謡方能の見方』わんや書店 1932-1934
  • 『能楽逸話 遺稿』協和書院 1936

共著編 編集

脚注 編集

  1. ^ 日本人名大辞典『能楽盛衰記』復刻版解説