澤田 順次郎(さわだ じゅんじろう、1863年文久3年) - 1944年昭和19年)は、日本の性科学者。

人物・生涯

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東京府士族。1882年以降中等教育に従事し、1904年頃宮崎師範学校、1907年頃海城中学校で博物の教師をする。 1912年『性慾論講話』を刊行して以後著述に転じ、1920年『性』、『性の知識』、『性欲と恋愛』などの雑誌を創刊。 通俗性科学として読まれたが、アカデミズムからは異端視された。

著書

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  • 『男女之研究』(大鳥居弃三共著、光風館) 1904.6
  • 『科学よりみたる男女の関係』(鼎立社) 1907.10
  • 『婦人論』(大鳥居弃三共著、光風館) 1907.6
  • 『女子教育論』(読売新聞社) 1907.10
  • 『男女と自然』(嵩山房) 1908.9
  • 『生物学と思想界』(二松堂) 1908.4
  • 『自然界に於ける両性の秘密 一名・人類性別学』(博文館) 1908.10
  • 『人生之活路』(昭文堂) 1908.4
  • 『雌雄進化論』(博文館) 1909.3
  • 『胎内に於ける雌雄分性の原理及応用』(広文堂) 1909.10
  • 『海底探検』(金港堂) 1909.12
  • 『最近十箇年間官立学校入学試験博物問題詳解』(編、博文館) 1911.5
  • 『民種改善模範夫婦』(啓成社) 1911
  • ダーウヰン言行録』(編、内外出版協会、偉人研究) 1912.6
  • 『両性問題』(実業之日本社) 1912.6
  • 『男女之由来及分化法』(巌松堂) 1912.7
  • 『生殖左右論 望み通りの子が出来る法』(有文堂) 1913
  • 『花柳病院 独診自療』(中央書院) 1913
  • 『健康論』(杉江董共著、東亜堂書店) 1913
  • 『文明の食人種』(山陽堂) 1913
  • 『自然健肺法』(日本警察新聞社) 1914
  • 『人体解剖と両性の研究』(杉江董共著、有文堂書店) 1914
  • 『姙婦の養生と産児の為に』(文武堂書店) 1919
  • 『精力増進と強健法』(松本商会出版部) 1919
  • 『誰にも出来る健康長寿法』(学芸書院) 1919
  • 『法医学上より観たる色情犯罪』(小西書店) 1919
  • 『実生活と精神修養』(下村書房) 1919
  • 『恋愛期に於ける処女の心理及危機』(三徳社書店) 1919
  • 『文芸に現れたる恋愛』(天下堂、性的叢書) 1920
  • 『性教育及び実施法』(天下堂、性的叢書) 1920
  • 『性的衛生及予防法』(天下堂、性的叢書) 1920
  • 『処女と青年へ 結婚後の心得』(広瀬太平共著、白羊社) 1920
  • 『色情狂』(天下堂、性的叢書) 1920
  • 『主婦の為めに』(天下堂、性的叢書) 1920
  • 『嫁入前の処女の為めに』(天下堂、性的叢書) 1920
  • 『性と花柳病』(天下堂書房、性的叢書) 1920
  • 『神秘なる同性愛』(天下堂、性的叢書) 1920
  • 『男の観た女』(佐瀬蝶夢共著、天下堂書店、性的叢書) 1921
  • 『性に関する伝説』(天下堂書房、性的叢書) 1921
  • 『性欲の心理』(林書店) 1921
  • 『妊娠及避妊の新研究』(金子出版部) 1921
  • 『現代の性慾講話』(羽太鋭治共著、金文堂) 1921
  • 『恋愛と性慾』(耕文堂) 1922
  • 『沢田 性の研究叢書』第1 - 6巻(正文社) 1922
  • 『処女及び妻の性的生活』(正文社) 1923
  • 『性慾より生ずる罪悪史 色情犯罪』(河合廉一共著、新生社) 1923
  • 『性欲犯罪』(近代の結婚社) 1923
  • 『餓鬼道』(正文社書房) 1923
  • 『健康の指針』(杉江董共著、共益社出版部) 1924
  • 『闡明されたる性の神秘』(文行社) 1924
  • 『性に関する伝説の研究』(大京堂書店) 1925
  • 『性の絵巻叢書 裸体美芸術の巻』第1 - 2(奎文社) 1926
  • 『日本刑制史』第1巻の3(日本法制学会) 1927
  • 『神秘の扉 性の真相』(玉文社) 1928
  • 『性的本能享楽の真相』(南海書院) 1928
  • 『神秘の真相』(光玉社) 1930
  • 『愛慾膝栗毛』(宏文堂) 1931
  • 『避妊及び妊娠調節の実際』(豊隆社) 1932
  • 『変態性と享楽』(平凡社、世界猟奇全集9) 1932
  • 『殺す人・殺さるる人』(大誠堂) 1934
  • 『変態性医学講話』(通俗医書刊行会) 1934
  • 『歴史上より観たる臨終の心境』(平野書房) 1934
  • 『ヴイーナスの考察 美と愛との女神』(平野書房) 1934.11
  • 『姦淫及び売笑婦』(新興社) 1935
  • 『性のめばへ』(新興社) 1935
  • 『恋愛と性欲』(新興社) 1935
  • 『性のいづみ』(新興社) 1935
  • 『姙娠調節』(新興社) 1935
  • 『売笑婦秘話』(宏山房) 1935.8
  • 『支那情怨史』(南光社) 1936
  • 『性愛・人生』(性の知識社) 1936.9

外部リンク

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