流れ則(ながれそく、: flow rule)とは、塑性ひずみ増分と塑性ポテンシャルの関係を表したものである。

降伏曲面がなめらかな場合、塑性ひずみ増分と応力が対応するものとする。 このとき、塑性ひずみ増分の発展則は次のようになる。

は古典力学のポテンシャルに似ていることから、塑性ポテンシャルと呼ばれる。(定数)となる面は等ポテンシャル面である。また、は正の定数で、塑性乗数と呼ばれる。

塑性ポテンシャルと降伏関数が一致するとき、特に関連流れ則(Associated flow rule)という。関連流れ則は、塑性ひずみ速度が降伏曲面に直交するため、直交則ともいう。それに対して、塑性ポテンシャルと降伏関数が一致しないときは、非関連流れ則(Non-associated flow rule)という。

降伏曲面が凸面で、関連流れ則を満たすとき、最大塑性仕事の原理を満足する。

参考文献編集

  • 岡二三夫『土質力学』朝倉書店、2003年。
  • 田村武「数値解析法総論」『地盤力学数値解析-“限界状態”の予測手法を中心として』、(社)土質工学会関西支部、1986年。
  • 田村武「剛塑性有限要素法の基礎と適用」『地盤力学数値解析-“限界状態”の予測手法を中心として』、(社)土質工学会関西支部、1986年。

関連項目編集