流網船』(ながしあみせん、Drifters)または「流し網船」は、1929年に 製作されたイギリスサイレント映画中編のドキュメンタリー映画。 「ドキュメンタリー」という言葉を世界的に広めたイギリス・ドキュメンタリー映画運動の立役者、ジョン・グリアスンによる代表作。[1]

流網船
Drifters
監督 ジョン・グリアスン
撮影 バジル・エモット
編集 ジョン・グリアスン
製作会社 帝国通商局映画
公開 イギリスの旗 1929年11月10日
日本の旗1964年12月1日
上映時間 40分
製作国 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
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スタッフ 編集

公開 編集

  • 1929年にロンドンのティヴォリ・パレスで、シネ・クラブ、ロンドン・フィルム・ソサイエティの主催により劇場公開され、エイゼンシュタインも列席した。サー・アーサー・エルトンの記憶によると、「フィンガルの洞窟」が演奏された。[2]
  • 公開された時は、イギリス国民に、同胞の労働の現実をありのままに見せた点で大きな衝撃を与えた。また漁民たちの生活を感情的にも再構成された点で、漁民たちへの共感を得た。[2]

エピソード 編集

  • 形容詞である「ドキュメンタリー」という単語を初めて名詞として使ったのはジョン・グリアソンで、ロバート・フラハティの「モアナ」(26年)の封切批評を書いた時である。

脚注 編集

  1. ^ kinenote.
  2. ^ a b 三木宮彦『映画史上ベスト200シリーズ・ヨーロッパ映画200』、キネマ旬報社刊、1990年6月30日発行(68-69ページ)

外部リンク 編集