楽譜の表紙絵
アメリカ海軍バンドによる「海を越える握手」

1977年、アメリカ海軍アカデミーバンドによる「海を越える握手」

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海を越える握手』(うみをこえるあくしゅ、英語:Hands Across the Sea)は、元アメリカ海兵隊音楽隊隊長のジョン・フィリップ・スーザが作曲した行進曲[1] 1900年のパリ万国博覧会のために作曲された。

歴史編集

1899年に作曲された。同年初演され、聴衆が足を踏み鳴らし興奮し続けたため、3度も演奏を行ったと言われている[2]

『海を越える握手』は人気のある行進曲として、世界中のバンドで今も演奏され続けている[3]

解説編集

1898年に勃発したアメリカとスペインの戦争、いわゆる米西戦争で、マニラ湾のアメリカ海軍のデューイ提督に、イギリスのチチェスター艦長が救いの手を差し伸べた。その友情をたたえて作曲されたものだという説がある。しかし実際には楽譜の表紙に印刷されている、ある戯曲の言葉「ある考えがわたしの心にひらめいた…永遠の友情を約束しよう」という言葉にインスピレーションを得たというのが真実のようである。

戦争を背景に生まれた作品だが、現在では国際的な友情をたたえた行進曲として、海外親善の催しなどでしばしば演奏される。

曲の構成編集

『海を越える握手』は、F-Durを主調としているが、その独特な和声付けにより、単に明るい雰囲気に終始する行進曲ではなくなっている。

すでに前奏から、F-Durの平行調であるd-Mollのドミナントが示唆され、前奏の最後には、明確なd-Mollのドミナントで半終止する。続く第1マーチはd-Mollのトニックで開始し、すぐにF-Durへ移行する。この調の配置が、『海を越える握手』の、一聴して不思議な雰囲気に影響している。第2マーチは一転してF-Durが支配的 ― しかし、d-Mollの影は確実に存在する。トリオでは、付点リズムが心地よい揺れを生み出す。短調のエピソードを経て、トリオが繰り返される。ピッコロの軽やかな装飾が付点リズムと豊かな対比を描き出している[4]

脚注編集

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  1. ^ The Works of John Philip Sousa” (2007年9月8日). 2018年4月22日閲覧。
  2. ^ (英語) Journal of Band Research. American Bandmasters Association. (2002). https://books.google.co.jp/books?id=528JAQAAMAAJ&redir_esc=y. 
  3. ^ Bierley, Paul E. (1984) (英語). The Works of John Philip Sousa. Integrity Press. https://books.google.co.jp/books?id=UjIf-tFx6ZcC&redir_esc=y. 
  4. ^ 「海を越える握手」 - ムジカ・エテルナ オンラインストア公式Blog」『』。2018年4月22日閲覧。

外部リンク編集