炭化ベリリウム(たんかベリリウム、Beryllium carbide、Be2C)は、金属炭化物の一種である。ダイヤモンドに似た構造を持ち、非常に固い[1]

炭化ベリリウム
識別情報
CAS登録番号 506-66-1
PubChem 68173
ChemSpider 61480
EC番号 208-050-7
特性
化学式 CBe2
モル質量 30.04 g mol−1
精密質量 30.024364270 g mol-1
外観 黄色の結晶
匂い なし
密度 1.90 g cm-3 (at 15 °C)
融点

2100 °C, 2373 K, 3812 °F (分解)

への溶解度 分解
危険性
NFPA 704
3
4
2
関連する物質
関連物質 二酸化炭素

二セレン化炭素
二硫化炭素

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

合成 編集

炭化ベリリウムは、ベリリウム炭素を900°C以上の高温で加熱することで合成できる。また、1,500°C以上の温度で、炭素存在下で酸化ベリリウムを還元することによっても得られる。

 

炭化ベリリウムは、水中で非常にゆっくりと分解する。

 

鉱酸中では、メタンを生成し、分解速度が速まる。

 

熱濃アルカリ中でも、メタンを生成して分解速度が速まる。

 

用途 編集

原子炉の材料候補にあげられることがある。

脚注 編集

  1. ^ American Elements website. Retrieved June 11, 2009.

外部リンク 編集