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Loveless (会話 | 投稿記録)
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{{改名提案|上皇}}
{{記事分割|太上皇_(中国)|太上皇_(ベトナム)}}
'''太上天皇'''(たいじょうてんのう、だじょうてんのう)とは[[皇位]]を後継者に譲った[[天皇]]。またはその人の[[称号]]。'''上皇'''(じょうこう)と略することが多い。由来は中国の皇帝が位を退くと太上皇と尊称されたことにあるといわれる。なお出家した上皇を太上法皇、'''[[法皇]]'''(ほうおう)と称する。また、「'''院'''」と称されることも多い。三宮と総称して[[院宮]]といい、さらに有力[[貴族]]・[[寺社]]を含めた総称を[[院宮王臣家]]といった。院の御所が仙洞(せんとう)御所と呼ばれたことから「仙洞」も上皇の謂として用いられる。
 
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==海外の例==
[[太上皇]]を参照。
=== 中国 ===
[[中国]]の[[皇帝]]では'''太上皇'''として上皇が存在しており、例としては[[西晋]]の[[恵帝 (西晋)|孝恵帝]]、[[唐]]の[[高祖 (唐)|高祖]]、[[睿宗 (唐)|睿宗]]、[[玄宗 (唐)|玄宗]]、[[南宋]]の[[高宗 (宋)|高宗]]、[[明]]の[[英宗 (明)|英宗]]、[[清]]の[[乾隆帝]]等がいる。また、日本の後高倉法皇のように帝位には即かなかったものの、没後若しくは存命中に子が皇帝となり王朝を開いたが故に、太上皇の称号を贈られた例として、[[秦]]の[[始皇帝]]の父・[[荘襄王]]、[[漢]]の[[劉邦|高祖]]の父・[[劉太公]]がいる。
 
=== ベトナム ===
[[ベトナム]]の歴代王朝は代々中国皇帝に[[朝貢]]をしていたが、一方で国王がその諱(本名)を他国に知られてその臣下扱いされることを潔しとしない風潮もあった。そこで国王が早い段階で後継者に王位を譲って上皇となり王室内の最高意思決定と対外(中国)交渉を行い、国王は内政一般を扱うという慣習が成立した。このため、中国への朝貢は上皇が「国王」を名乗って行っており、中国[[正史]]とベトナムの正史が伝える国王の在位には一代ずつのずれが生じているといわれている。
 
==関連項目==