削除された内容 追加された内容
HALPHA (会話 | 投稿記録)
HALPHA (会話 | 投稿記録)
1,205行目:
 
東京大学構内には歴史的建築が多数存在するため、代表的な建造物については[[東京大学の建造物]]で詳しく解説している。
 
==== 柏地区キャンパス ====
「柏地区」あるいは「柏キャンパス」とも呼ばれる。柏、柏II、柏の葉駅前の3キャンパスで構成される。なお、「柏キャンパス」は柏地区キャンパスの一部である[[#柏キャンパス|柏キャンパス]]のみを指すこともあるので注意を要する。
 
手狭になった本郷・駒場地区の再開発とあわせて立案された三極構造構想に基づき設置された。世界トップクラスの研究施設(極限計測・強磁場コラボラトリー・ニュートリノ観測・強磁場MRI等)を整備したキャンパスで、[[2006年]]3月には極超音速高エンタルピー風洞も駒場IIキャンパスから移設された。また、[[2006年]]4月には柏国際キャンパス構想に基づき、留学生や外国人研究者・教員等に対する生活情報提供や奨学金申請支援等のワンストップサービスを提供するため「柏インターナショナルオフィス推進室」が開設されている。
 
2007年1月の「柏地区キャンパス開発・利用計画要綱」(平成7年12月12日評議会承認)の改正により、従来の「柏キャンパス」のほかに、[[柏の葉キャンパス駅]]と柏キャンパスのほぼ中間地点(柏キャンパスの南方約1km)に位置する「柏IIキャンパス」および、柏の葉キャンパス駅前に計画中の「柏の葉駅前キャンパス」も柏地区に加えられ、柏地区3キャンパス体制が決定した。
[[Image:The University of Tokyo.JPG|right|230px|thumb|柏キャンパス]]
 
===== 柏キャンパス =====
* 使用学部:なし(ただし、工学部・理学部の一部の研究室が置かれている)
* 使用研究科:[[新領域創成科学研究科]]
* 使用附属施設:[[東京大学宇宙線研究所|宇宙線研究所]]、[[東京大学物性研究所|物性研究所]]、人工物工学研究センター、[[東京大学空間情報科学研究センター|空間情報科学研究センター]]、[[東京大学気候システム研究センター|気候システム研究センター]]、環境安全研究センター(柏支所)、保健センター(柏支所)、柏図書館、柏地区事務部、[[数物連携宇宙研究機構]]
* 交通アクセス:[[首都圏新都市鉄道]][[首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス|つくばエクスプレス線]]柏の葉キャンパス駅より徒歩25分([[東武バス]]利用の場合は13分)・[[東武鉄道|東武]][[東武野田線|野田線]][[江戸川台駅]]より徒歩30分・JR[[常磐線]][[柏駅]]より東武バス利用
 
[[1996年]]に[[アメリカ軍|米軍]]柏通信所跡地を取得して設置されたキャンパスである。1999年に物性研究所および宇宙線研究所が柏キャンパスに移転し、[[2004年]]には[[2008年]][[3月31日]]に廃止された高温プラズマ研究センターを含む4つの全学センターも柏キャンパスに移転した。このほか[[#本郷地区キャンパス|本郷地区キャンパス]]の各研究科施設に暫定的に設置された新領域創成科学研究科各専攻の移転も2001年以降順次行われ、2006年4月に移転完了した。さらに、2009年度末までには[[#中野キャンパス|中野キャンパス]]にある[[東京大学海洋研究所|海洋研究所]]が、その後も[[#その他施設|西千葉キャンパス]]にある[[生産技術研究所]]附属千葉実験所が、柏キャンパスに移転する予定である。さらに、理学系研究科,数理科学研究科,宇宙線研究所の三者が協力して構想した世界トップレベル国際研究拠点[[数物連携宇宙研究機構]]棟の建設が決定した。
 
本郷キャンパスや駒場キャンパスと違ってキャンパスに[[門]]や塀はなく、また、学部のないキャンパスであるため[[学園祭]]もない。ただし、毎年10月下旬に、宇宙線研究所、物性研究所以下各研究所・センターおよび新領域創成科学研究科各専攻による「柏キャンパス一般公開」が開催されている。先端研究施設等へのガイドツアーや講演会、[[サイエンスカフェ]]等も開かれ、内外の研究者のほか、科学好きの子供たちを含めた多くの市民で賑わっている。
 
総合研究棟と[[国立がんセンター]]の間にある遊水池は、駒場の「一二郎池」、本郷の「三四郎池」とのシャレから「五六郎池」と呼ばれているが、未だ特定のジンクスはない。池ではカルガモ親子が泳ぎ、雑木林の中をキジの親子が駆け回るなど、大自然と超近代的研究棟群が不思議な調和を保っているキャンパスである。
 
===== 柏IIキャンパス =====
* 使用学部:なし
* 使用研究科:なし(ただし総合文化研究科の一部の研究室が置かれている)
* 使用附属施設:[[新領域創成科学研究科#附属施設|新領域創成科学研究科附属生涯スポーツ健康科学研究センター]]
* 交通アクセス:首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線柏の葉キャンパス駅より徒歩15分・JR常磐線柏駅より東武バス利用
 
千葉県立[[柏の葉公園]]に隣接する柏IIキャンパスは、[[東京大学検見川総合運動場|検見川総合運動場]]が縮小されるための代替措置として、旧[[千葉大学]][[園芸学部]]農場の一部(8.3ha)が東京大学に移管され、東京大学の学生、教職員を対象とした運動施設として整備されつつある。現在は、柏キャンパスの教職員・院生等を対象にトレーニングジム等が開放されている。将来的には全天候用陸上競技場(8コース3種公認)、野球場、ホッケー場、テニスコート、体育館、合宿所(セミナーハウス)などを備えた総合的な体育運動施設とすることが計画されている。また、「柏国際キャンパス構想」に基づき、130戸程度のインターナショナルロッジの建設も計画されている。
 
===== 柏の葉駅前キャンパス =====
* 使用学部:なし
* 使用研究科:なし
* 使用附属施設:産学連携施設、国際研究支援施設等を計画中
* 交通アクセス:首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線柏の葉キャンパス駅より徒歩1分
 
駅前という利便性の高い立地を生かし、「産学連携オフィス」、「地域・産学連携ギャラリー」、「国際ホール」等を建設する計画で、2,000m²の土地を取得する予定である。
 
==== 白金キャンパス ====