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陸上植物種子植物 に一部転記
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{{生物分類表
|名称 = '''植物界'''
|色 = lightgreen
|画像=[[画像:Plants diversity.jpg|250px]]
|画像キャプション =
|ドメイン = [[真核生物]] [[:w:Eukaryota|Eukaryota]]
|界 = '''植物界''' [[:w:Plantae|Plantae]]
|下位分類名 = 下位分類
|下位分類 =
'''非維管束植物'''
(=[[コケ植物]])
* [[苔類]]
* [[蘚類]]
* [[ツノゴケ]]類
'''維管束植物'''
* '''非種子植物'''(=[[シダ植物]])
** [[ヒカゲノカズラ植物門]]
** [[シダ植物門]]
* '''種子植物'''
** [[マオウ門]]
** [[ソテツ門]]
** [[イチョウ|イチョウ門]]
** [[球果植物門]]
** [[被子植物門]]
}}
 
'''植物界'''(しょくぶつかい、'''Plantae''')とは、一般に[[植物]]として知られている生物が属する[[分類学]]上の単位である。[[界 (分類学)|界]]の階級に位置付けられる。[[生物]]の主要なグループの一つである。樹木や草花など、我々が普段目にする多くの生物が属している。
 
== 概論 ==
かつては'''植物界'''は、広く[[光合成]]をする生物一般、すなわち[[藻類]]や[[シアノバクテリア]]、あるいは[[菌類]]までをも含むと考えられてきたが、現在ではこれらはいわゆる植物とは異なった系統に属するものと考えられている。これらについては[[植物]]を参照のこと。以下、特に表記されていない場合には、本項では[[リン・マーギュリス|マーグリス]]の[[五界説]]における植物界を意味するものとして記載していく。
 
現代の意味での植物界は、[[コケ植物]]、[[シダ植物]]、[[種子植物]]をふくみ、これらを同一系統から進化したものと考えている。いずれも陸上で進化した、高度な多細胞体制を持つものであり、[[陸上植物]]と総称される。本項の植物界は陸上植物と同義である。ただし、界の範囲のとらえ方には諸説があり、これらと系統的に近いと考えられる、[[車軸藻類]]を含む[[ストレプト植物]]をして植物界とする場合や、これに[[緑藻植物門]]を加えた[[緑色植物亜界]](Viridiplantae) をして植物界とする場合もある。
 
また、より広範な定義として、[[紅藻]]類、[[灰色植物]]までをも含む範囲をもって植物界とするのも、有力なくくり方である。これは、[[真核生物]]内の葉緑体がすべて、唯一回の細胞内共生に由来することから、その直接の子孫であると考えられる一次共生植物の系統下を植物界と見なす考え方である。この分類群は[[アーケプラスチダ]]とも呼ばれる。
 
さらに、アーケプラスチダをして「狭義の植物界」と呼ぶことすらある。この場合の広義植物界としては、前述の菌類や藍藻、褐藻を含めるような二界説、三界説を念頭に置いている場合や、[[バイコンタ]]を念頭に置いている場合がある。バイコンタを広義植物界とする場合は、アーケプラスチダ以外のバイコンタ内生物はすべて過去に一度、葉緑体を失っていると考えるようである(Nozaki et al. 2007など)<ref>井上勲著『藻類30億年の自然史 第2版』、東海大学出版会、ISBN 978-4-486-01777-6</ref><ref>渡邉信 ・西村和子等編『微生物の事典』、朝倉書店、ISBN 978-4-254-17136-5 C3545</ref>。
 
== 歴史的な概観 ==
「植物界」の語義における歴史的な変遷については、[[生物の分類]]や[[五界説]]の項にも詳しいので、そちらも合わせて参照されたい。以下、歴史的な概観を記する。
 
1969年、[[ホイッタカー]]は五界説を発表し、栄養摂取の仕方が生物の進化の方向を把握する上で重要であるとした。植物界が菌界と切り離されることが決定的となる。<br>
1970年、[[リン・マーギュリス|マーグリス]]の[[細胞内共生説]]は、同色素の保有が同系統であることの担保とはなりえないことを示した。これを受け植物界の範囲はさらに限定的なものへと変化していく。1982年には同じくマーグリスによって陸上植物の範囲をもって植物界とすべきという提言がなされた。<br>
1981年、[[トーマス・キャバリエ=スミス|キャバリエ=スミス]]は、緑色植物+紅藻+灰色植物の範囲をもって、植物界(kingdom Plantae)とすべきだとしたが、これは時期が尚早であったようで定着には至らなかった。<br>
2005年には、アドルらによって同範囲を[[アーケプラスチダ]]とすることが提案され、この呼称が一般的となる。アドルらはまったく新しい枠組みで生物界全体を見直すことを意図し、界の階級をその体系に持ち込まなかった。
 
結果、大枠では「植物界」と言えば、マーグリスのものが本線であろう。しかし一方で、生物界全体から見ると、陸上植物は界としてはあまりにも小さすぎるというのも事実である。英語版ウィキペディアを見てみると、陸上植物よりも広範囲となる[[緑色植物]]を植物界として採用している。<br>
また、将来的にはアーケプラスチダをして植物界とするような流れも再燃している。アーケプラスチダは一部でその単系統性に対して疑問が持たれているため、これが解消された時期が再定義の適期かもしれない。<br>
いずれにせよ「植物界」という語は、既存の蓄積されたものを活用する等、諸々の面からも有用である。植物界というくくりは不要であるという極論が度々聞かれることもあるが、社会的にも定着した看板として、字面は残っていくことになるであろう。
 
== 植物細胞 ==
* [[細胞壁]]
* [[葉緑体]]
* [[液胞]]
 
== 植物の組織 ==
* [[維管束]]
* [[木部]]
* [[師部]]
* [[成長点]]
* [[形成層]]
 
== 器官 ==
* [[根]]
* [[茎]]
* [[葉]]
* [[花]]
* [[中心柱]]
 
== 食物連鎖 ==
{{節スタブ}}
 
== 人間と植物 ==
人と植物の関係は、食物連鎖上の消費者と生産者というだけのものではない。そのわけの一つとして、植物は人間にとって栄養源だけでなく、色々なものを作るための原料又は材料になっていることが挙げられる。人間以外にも巣などを作る材料として植物を利用しているものがいるが、人間の植物の利用の仕方の方がはるかに多様である。人間と植物の関係を挙げられるだけ挙げると
* [[食物連鎖]]上の消費者と生産者
** [[野菜]]、[[果物]]
* [[雑草]]
* [[帰化植物]]
 
== 関連項目 ==
{{commons|Category:Plantae}}
{{Wikispecies|Plantae|植物界}}
* [[木]]、[[木の一覧]]
* [[ハーブ]]、[[ハーブの一覧]]
* [[地衣類]]
* [[シダ植物]]
* [[花卉]]
* [[亜麻]]
 
== 脚注 ==
{{reflist}}
 
== 外部リンク ==
* [http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ BG Plants 日本植物学名検索システム](日本に自生、帰化している全ての維管束植物と主な栽培植物について和名、学名などを検索できる。)
* [http://foj.c.u-tokyo.ac.jp/gbif/ja/ Flora of Japan] - 日本植物分類学会
 
[[Category:植物|*]]
 
<!-- [[minnan:Si̍t-bu̍t]] -->
 
[[ast:Plantae]]
[[bg:Растения]]
[[bn:উদ্ভিদ]]
[[ca:Planta]]
[[cs:Rostliny]]
[[da:Planteriget]]
[[de:Pflanzen]]
[[en:Plant]]
[[eo:Plantoj]]
[[es:Plantae]]
[[et:Taimed]]
[[fi:Kasvi]]
[[fr:Plante]]
[[fur:Plantis]]
[[ga:Planda]]
[[gl:Planta]]
[[he:צמח]]
[[hu:Növény]]
[[it:Piante]]
[[ko:식물]]
[[la:Planta]]
[[lb:Planzeräich]]
[[lt:Augalų karalystė]]
[[lv:Augi]]
[[ms:Tumbuhan]]
[[nah:Kilitl]]
[[nds:Plant]]
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[[no:Grønne planter]]
[[pl:Rośliny]]
[[pt:Plantae]]
[[ru:Растения]]
[[simple:Plant]]
[[sk:Rastliny]]
[[sl:Rastline]]
[[sv:Växter]]
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[[uk:Рослини]]
[[vi:Thực vật]]
[[zh:植物]]
[[zh-min-nan:Si̍t-bu̍t]]