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まるゆ (会話 | 投稿記録)
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戦後[[1950年]](昭和25年)以降欧米のプラモデルが輸入され始めても静岡の模型メーカーの反応は鈍かったが、国産プラモデルが発売されプラモデルの人気が上昇すると、出遅れていた静岡の各メーカーも1960年以降プラモデルの生産に順次参入し、木製模型市場は急速に縮小した。その後社会現象にもなった[[ガンプラ]]ブーム、[[ミニ四駆]]ブームいずれも、静岡の企業からの発信(生産出荷)であり、現在の「静岡=プラモデル」の構図が成り立つこととなった。
 
== 模型製作に用いる工具と材料 ==
[[画像:Nipper.JPG|thumb|right|200px|タミヤ製ニッパー]]
模型製作にはさまざまな工具を用いる。もちろん、全てを利用しなくても製作は可能であるが、基本中の基本としてプラモデル用のニッパーとカッターはあったほうる方が望ましい。
; [[ニッパー (工具)|ニッパー]]
: ランナーから部品を切り離すのに用いる。金属用ニッパーでは切断面が潰れたようになるため、プラモデル専用のニッパーが望ましい。家庭にある[[爪切り]]で代用したという事例をよく耳にするが、人間の爪より硬いプラスチックに用いると殆どの場合、直ぐに爪切りの歯が使用に耐え切れず駄目になってしまっている。模型用の歯の薄い製品は強く握ると歯が痛むので丁寧に扱うと良い。真鍮線や[[エッチングパーツ]]など金属を切断する場合は刃こぼれを防ぐため、金属用のニッパーを用いる。又、一部[[ガンプラ]]は、ニッパーを使用しなくても簡単にランナーから部品を切り離せる物がある。
; [[カッターナイフ|カッター]](Pカッター、デザインナイフ、けがき針等を含む)
; [[接着剤]](セメント)
: 部品の切断・加工やモールドを彫刻するためなどに用いる。使用する際はカッター台を用いたほうがよい。
: 部品同士を接着するために用いる。材料を溶かし、溶剤が蒸発して硬化することで接着される。以前は接着剤が必要なプラモデルには付属している場合が多かったが、現在では一部の外国製キットを除いて付属しておらず、別途購入して置く必要がある。樹脂分を含む「トロトロ型(貼り合せ型)」と溶剤分だけの「サラサラ型(流し込み型)」とに大別され、また、後者は石油系溶剤を含まない[[リモネン]]を主成分にした物も増えており、有機溶剤の匂いがきつくないなどの利点があるため、使用するモデラーも増えてきている。また、最近のガンプラ等のプラモデルでは接着剤を使用しなくても製作可能なスナップフィット・キットがほとんどであるが、プロモデラーの多くはパーツを組み合わせたときに出来る”合わせ目”を消すために用いる。
; [[瞬間接着剤]]
: 「シアノアクリレート」という特殊な樹脂が主成分の接着剤であり、空気中などの水分と急速に反応し、数秒から数十秒で硬化する。金属との接着のように、溶剤に侵されない材質や、異なる材質同士を接着する場合に用いられる。近年はプラモデルでも再現性向上のためにエッチングパーツなどの異素材部品を含む物が多く、製作の必需品となっている。ただし透明パーツなどに使ったり近くにおいてあると、接着剤の成分で"曇って"しまうので使用はできない。
; [[ピンセット]]
: 小さい部品を掴んだり、手の脂が付着するのをさけるため、シールやデカール等を貼る際に用いる。
; [[カッターナイフ|カッター]](Pカッター、けがき針等を含む)
: 部品の切断・加工やモールドを彫刻するためなどに用いる。使用する際はカッター台を用いたほうがよい。
; [[やすり|金属やすり]]、[[紙やすり]]
: 部品の表面を削ったり整えたりするために用いる。
; [[ピンバイス]]
: 細いドリル刃(0.1mm~3mm程度)等の小径の棒を摑むためのグリップ。もっぱら部品に穴を開ける際、ドリルを回すために使う。
; プラモデル用(ホビー用)のこぎり・レザーソー・糸のこぎり
: 部品を切断するために用いる。改造する際に使われることが多い。
; [[接着剤]](セメント)
: 部品同士を接着するために用いる。材料を溶かし、溶剤が蒸発して硬化することで接着される。以前は接着剤が必要なプラモデルには付属している場合が多かったが、現在では一部の外国製キットを除いて付属しておらず、別途購入して置く必要がある。樹脂分を含む「トロトロ型(貼り合せ型)」と溶剤分だけの「サラサラ型(流し込み型)」とに大別され、また、後者は石油系溶剤を含まない[[リモネン]]を主成分にした物も増えており、有機溶剤の匂いがきつくないなどの利点があるため、使用するモデラーも増えてきている。また、最近のガンプラ等のプラモデルでは接着剤を使用しなくても製作可能なスナップフィット・キットがほとんどであるが、プロモデラーの多くはパーツを組み合わせたときに出来る”合わせ目”を消すために用いる。
; [[瞬間接着剤]]
: 「シアノアクリレート」という特殊な樹脂が主成分の接着剤であり、空気中などの水分と急速に反応し、数秒から数十秒で硬化する。金属との接着のように、溶剤に侵されない材質や、異なる材質同士を接着する場合に用いられる。近年はプラモデルでも再現性向上のためにエッチングパーツなどの異素材部品を含む物が多く、製作の必需品となっている。ただし透明パーツなどに使ったり近くにおいてあると、接着剤の成分で"曇って"しまうので使用はできない。
; パテ
: 部品のへこみなどを埋めるために用いる。また、プラモデルの外形を一部作り変える際にも用いられる。硬化した後にカッターなどで切削・成形する事が可能である。プラモデル製作で使用されるのはラッカーパテ、[[エポキシパテ]]、ポリパテ(ポリエステルパテ)の3種類が多い。最近では可視光線硬化型パテや瞬間接着パテも発売されている。これは硬化までの時間が短く用途によっては非常に便利である。
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:* 瞬間接着パテは、液剤と粉末を混合すると数秒~数十秒で硬化する物で、作業が早い反面、物性的に脆い。
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; [[ピンバイス]]
: 細いドリル刃(0.1mm~3mm程度)等の小径の棒を摑むためのグリップ。もっぱら部品に穴を開ける際、ドリルを回すために使う。
; プラモデル用(ホビー用)のこぎり・レザーソー・糸のこぎり
: 部品を切断するために用いる。改造する際に使われることが多い。
; [[塗料]]
: プラモデルを塗装するために用いる。ラッカー系、アクリル系、エナメル系等いくつか種類がある。塗料はその特質を知って使いこなすことが重要である。
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:* エナメル系塗料は、専用の溶剤(工業[[ガソリン]]系)で希釈する。上記2種類の塗料と異なり、塗装後空気に触れることで化学反応が起き固化する。エナメル系塗料は乾燥が遅く筆塗りでもムラができにくい利点がある。乾燥後の塗膜は光沢に優れる。多湿な日本の気候には不向きだが欧米では一般的な模型用塗料として用いられている。また他種の塗料の塗膜を侵さない事から[[ウェザリング]]に用いられる事が多い。ただし下地がつや消しの場合、顔料が染み付いて取れなくなることがある。塩ビ(ソフトビニール製キットやポリキャップなど)は侵され劣化するので避けた方がよい。最近、紫外線をカットするクリアー塗料の上に塗布した場合に白化する現象が話題となった。
: 他に、絵画用のアクリル[[絵具]]や[[油絵具]]、[[パステル]]、[[コピック]]なども用いられる。
; [[筆]]
: 模型用のものを使用する。平筆、丸筆と細部塗装用の面相筆が有ると便利。
; [[エアブラシ]]
: 以前はピースコン等の一部製品を除きイラスト・写真修正用の高価な物が多く一般的ではなかったが、近年は模型メーカーから比較的低価格の製品が発売される様になった。
; [[マスキングテープ]]
: 塗装の際、塗り分けを行うために色をのせない部分を覆って色が付かないようにする粘着剤つきの紙テープ。仮組みなどの際に粘着力の低いテープとしても用いる。また、塗布することで柔軟なマスキング膜を形成する液状のマスキングゾルという商品もある。
; [[サーフェイサー]]
: ヤスリがけで付いた表面の微細な傷などを埋める為や塗料の食い付きを良くする為に使われる。主に塗装の前段階として用いる。筆塗りの他、缶スプレーやエアブラシを用いて吹きつけて使用する。市販されている物の主な成分は溶液に溶いたラッカー系パテ(溶きパテ)とほぼ同様の物である。傷やヘコミなどを見分けやすいグレー色が一般的だが、[[フィギュア]]など用にホワイトや肌色の製品もある。細かい彫刻が潰れることを嫌い、使用しないモデラーもいる。
; プライマー
: 金属(メタルパーツやエッチングパーツ)、レジン等の塗料の食い付きの悪い材料に塗装する場合に使用する下地塗料。通常は無色透明。プラモデル用に開発されたもの以外は、プラスチックを侵す恐れがある。
 
== よく使われる素材 ==