「巨人の星の登場人物一覧」の版間の差分

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→‎実在野球選手・球界関係者: 嶋は巨人軍の関係者ではない。
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; [[沢村栄治]](さわむら えいじ)声:[[村瀬正彦]]
: 東京ジャイアンツ黎明期の速球投手。背番号14。当然、飛雄馬との対面はない。原作では幾度か名前が登場し、姿が描かれただけだったが、アニメ版のオリジナルストーリーでその生涯が描かれた。1969年12月20日放映の第91話「沢村栄治物語」で、大リーグボール1号でオズマと対戦し、神経の疲れで飛雄馬が入院していた病院の院長が、たまたま生前の沢村栄治と面識があり、若くして戦火に散った悲劇の名投手と、栄光のため生き急ごうとする飛雄馬を重ね合わせていた。星一徹は彼を「巨人の星」になれなかった一人に数えている。
; [[嶋清一]](しま せいいち) 声:[[石原良]]
: 戦前の中等学校野球の速球投手。沢村同様 アニメ版のオリジナルストーリーでその生涯が描かれた。これまた沢村同様、終戦記念特集として放送されたもので、一徹の記憶物語として語られている。
: 戦地でめぐり合った一徹と清一はお互い野球を志すものとして、急速に親しくなり、以後の行動を共にし、お互いの夢を語り合う。そんなある日、彼らの部隊は敵の攻撃に遭い、命からがら溝に隠れる。そこで両者は「いつになったら野球ができるのか」と話し合う。ある隊員がそこに偶然飛んできたチョウチョに心を奪われ、彼はチョウチョを追って洞穴の外へ飛び出してしまい、あえなく敵の銃弾に倒れる。一徹と嶋は他の隊員とともに逃げるが嶋が攻撃を受け、死の間際、一徹に自分が大切に持っていたズック製のボールを渡し、息を引き取る<ref>史実の嶋は[[大日本帝国海軍|海軍]]の[[海防艦]]に乗務中、潜水艦の雷撃を受けて沈没した際に戦死しており、シチュエーションは本作の架空設定である。</ref>。
: その後、このズックのボールがきっかけで一徹は魔送球を開発した。
; [[藤田元司]](ふじた もとし)声:[[宮田光]]
: 戦後、第2期黄金時代の巨人軍のエースで、引退後は巨人軍投手コーチとしてV9時代の川上監督を支えた。背番号81(V9当時)。青雲高校 対 紅洋高校の甲子園決勝戦を[[荒川博]]打撃コーチと視察した際、親指の爪を怪我していた為に不甲斐ないピッチングをした飛雄馬を観客は非難したが、藤田だけは「予想以上にすばらしかった。」と評価した。その穏やかそうな風貌から「球界の紳士」と呼ばれるが、宮崎キャンプでは寝坊をしていた星の枕を蹴飛ばすなどの荒っぽい面も見せている(実際の藤田も「瞬間湯沸かし器」の異名を持つ癇癪持ちだった)。
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: 劇中では「[[ウォーリー与那嶺]]」。ハワイ出身[[日系人]]の巨人OBで、現役時代はアメフト仕込みの猛スライディングを得意とする俊足好打の1番打者として活躍した。[[1970年]]から[[水原茂]]監督率いる[[中日ドラゴンズ]]のヘッドコーチに就任したはずだが、『巨人の星』では星一徹コーチの2年目で出番はなかった。飛雄馬が球界を離れていた時期に[[水原茂]]のあとを継いで[[中日ドラゴンズ]]の監督として巨人に立ちはだかり、アニメ『新・巨人の星』では星のスライディングを破るため、中日の高木にアメリカ式ディフェンスを教えるが、それも通じなかった。[[1978年]]にヘッドコーチとして古巣・巨人に復帰。背番号76。飛雄馬、一徹、伴のハワイでの特訓を目撃して長嶋茂雄に報告し、そこで亜希子夫人に「いつもビューティフルですね」とお世辞を言っていた。
; [[杉下茂]](すぎした しげる)
: 長嶋ジャイアンツ時代の投手コーチ。背番号71。中日時代に日本で初めてフォークボールを投げた投手として知られる。右腕で復帰した星のノーコンを「ケガの巧妙功名」と評価し、星の左腕時代について「球質の軽さ以前に、コントロールが良すぎて打者に与える恐怖心が欠けていた」と分析(実際は左腕時代の星も新人時代までは暴投がときどきあった)。劇中で「おとうさん」とも呼ばれ、「杉下さん」の「杉下」に「おとう」という振りがながついていたりした。
; [[馬場正平]](ばば しょうへい)
: 「[[#その他、実在の人物]]、ジャイアント馬場」の項目参照。
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: 原作の続編『巨人のサムライ炎』では、[[水木炎]]が巨人軍の練習に乱入、入団直後の江川卓の球を打ち返し、長嶋が飛雄馬と水木を勝負させる展開になっている。
 
=== 他球団など ===
; [[藤本定義]](ふじもと さだよし)声:[[千葉耕市]]
: 阪神の監督。伊予ダヌキと異名を取る。ルーキーの花形に「星はお前のライバルとして力不足、器が小さい」と叱責。大リーグボール1号でスランプに陥り、ついにその特訓でずたずた状態の花形に代打を出す。代打を買って出た花形を一時は突き放すが、その両手を見て驚き、勝負どころで代打に指名。花形は見事に期待に応える。1968年限りで勇退。[[後藤次男]]ヘッドコーチに後事を託す。
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: 他の作品では、水島新司作『[[野球狂の詩]]』の水原勇気編に登場する(勇気以前の『ガッツ10番』も厳密には後半で吉田監督の時期に入っていたはずだが、描かれたのは前任者の[[金田正泰]]のままであった)。
: 最終的に吉田監督悲願の阪神優勝は、[[田淵幸一]]が西武に移ったあと、掛布が阪神打線を受け継いだ[[1985年]]に実現した。
; [[嶋清一]](しま せいいち) 声:[[石原良]]
: 戦前の中等学校野球の速球投手。沢村栄治とじくアニメ版のオリジナルストーリーでその生涯が描かれた。これまた沢村同様、終戦記念特集として放送されたもので、一徹の記憶物語として語られている。
: 戦地でめぐり合った一徹と清一はお互い野球を志すものとして、急速に親しくなり、以後の行動を共にし、お互いの夢を語り合う。一徹は嶋が夏の甲子園大会で優勝した試合を直接目撃しており、2試合連続ノーヒットノーランを達成した嶋の姿を見て野球選手になる決意ができたことに感謝する言葉を話す。そんなある日、彼らの部隊は敵の攻撃に遭い、命からがら溝に隠れる。そこで両者は「いつになったら野球ができるのか」と話し合う。ある隊員がそこに偶然飛んできたチョウチョに心を奪われ、彼はチョウチョを追って洞穴の外へ飛び出してしまい、あえなく敵の銃弾に倒れる。一徹と嶋は他の隊員とともに逃げるが嶋が攻撃を受け、死の間際、一徹に自分が大切に持っていたズック製のボールを渡し、息を引き取る<ref>史実の嶋は[[大日本帝国海軍|海軍]]の[[海防艦]]に乗務中、潜水艦の雷撃を受けて沈没した際に戦死しており、シチュエーションは本作の架空設定である。</ref>。
: その後、このズックのボールがきっかけで一徹は魔送球を開発した。
 
== その他、実在の人物 ==