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|英文社名 = Nippon Television Network Corporation
|ロゴ = [[ファイル:NTV-logotype.svg|none|180px]]
|画像 =
|画像 = [[ファイル:Nittele tower Shiodome 2007-2.jpg|240px]]
|画像説明 = 日本テレビタワー([[汐留駅]]方向から)
|種類 = [[株式会社]]
|市場情報 = {{上場情報 | 東証1部 | 9404 | 1959年9月15日}}
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* 2001年[[9月30日]] 開局以来、同局の放送開始、終了又は1日の起点時間に放送する『[[鳩の休日]]』を諸事情により休止。
* [[2002年]]3月 シーエス日本が東経110度CSデジタル放送を開始。
* [[2003年]]4月 新本社ビル「[[日本テレビタワー]]」竣工。
* 2003年7月 [[コーポレートアイデンティティ|CI]]を導入。通称名を「'''日本テレビ'''」「'''NTV'''」から「'''日テレ'''」「'''NIPPON TELEVISION'''」へと変更、ロゴマークも「なんだろう」を継承するも、そのデザインも含め一新された。略称「NTV」の国内での使用も中止<ref>但し、海外向けには「NTV」の使用を継続、ロゴも「日テレ」の部分に「日テレ」と同様の書体で「NTV」と表記。</ref>し、国内での対外愛称は「日テレ」に統一。CI導入当初はクレジットに「製作著作 日本テレビ「日テレ(ロゴ)」と混乱防止の為に表記していたが、2005年10月より「製作著作「日テレ(ロゴ)」という表記になり、新ロゴへの移行をほぼ完了した<ref>『[[ぐるぐるナインティナイン]]』、『[[あなたと日テレ]]』などごく一部の番組は「製作著作 日本テレビ「日テレ(ロゴ)」の表記が残っていたが、後述の「日テレ<sup>55</sup>」表記化にともない現在は完全消滅された。 なぜか、2006年にスタートしたアニメ『[[DEATHNOTE]]』のクレジットは日テレロゴの上に''日本テレビ''という表記になっている。</ref>。ただ、BS日テレ(2008年3月末まで)・CS日本の社名ロゴは、従来の日本テレビの社名ロゴがそのまま踏襲されている。また、番組表等業務目的の略称としての「NTV」は引き続き使用されている。なお、2008年1月1日から「なんだろう」が消滅し「'''日テレ<sup>55</sup>'''」のクレジット表記(ロゴの色は「日テレ」部分は[[青]]、「55」部分は[[黒]])に変更された。これは、2008年8月28日に開局満55周年を迎えるためで、2009年3月までの限定使用となった。但し、[[東京ドーム]]にある第2放送席の背後に書かれているロゴは、前代のロゴのままである。<!---2008年8月26日の野球中継放送で確認済み--->
|画像 = [[ファイル:Nittele tower Shiodome 2007-2.jpg|240px200px|thumb|日本テレビタワー(汐留駅方向から)]]
* 2003年8月 汐留に本社移転。
* 2003年[[10月25日]] 同局プロデューサーによる[[視聴率不正操作問題|視聴率不正操作]]が発覚。翌月18日、取締役会において代表取締役3名の自主的降格および自主的役員報酬返上が承認される。これにより氏家齊一郎会長がグループCEO辞任、間部耕苹副会長がグループEO辞任・代表取締役社長へ降格、萩原敏雄社長が代表取締役副社長へ降格。
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== スタジオ ==
=== 汐留・日本テレビタワー(愛称:日テレタワー) ===
{{Main2|名称 =詳細は[[日本テレビタワー]]を}}
{{建築物
[[ファイル:日テレ大時計 2007-01.gif|240px|thumb|マイスタジオ・日テレ大時計]]
|名称 =日本テレビタワー
|旧名称 =
|画像 = [[画像:Nittele tower Shiodome 2007-3.jpg|230px|日本テレビタワー(新橋駅方向から)]]
|用途 = テレビスタジオ、オフィス
|旧用途 =
|設計者 = [[リチャード・ロジャース]]、[[三菱地所]]
|構造設計者 =
|施工 = [[清水建設]]
|建築主 = [[日本テレビ放送網]]
|事業主体 =
|管理運営 =
|構造形式 =
|敷地面積 = 15658.81m<sup>2</sup>
|建築面積 =
|延床面積 = 約130000m<sup>2</sup>
|階数 = 地下4階、地上32階、塔屋2階
|高さ = 196m
|着工 = 2000年1月
|竣工 = 2003年4月30日
|開館開所 =
|改築 =
|所在地郵便番号 =
|所在地 = {{JPN}} [[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[東新橋]]1-6-1
|緯度度 =35 |緯度分 =39 |緯度秒 =51.91
|経度度 =139 |経度分 =45 |経度秒 =35.68
|電話 =
|文化財指定 =
|指定日 =
|備考 =
}}
[[ファイル:ShiodomeB.JPG|thumb|240px|[[東京]]・[[汐留]]にある日本テレビタワー]]
[[ファイル:NTV_Zero_Studio_2007-1.jpg|thumb|240px|ゼロスタジオ]]
[[ファイル:日テレ大時計 2007-01ビ麹町分室.gif|240pxJPG‎|thumb|マイスタジオ・250px|right|テレ大時計ビ麹町分室(旧本社)]]
汐留の[[日本テレビタワー]]の放送機能は2004年2月29日に稼働し、生放送の番組を中心に制作する。バラエティー番組はS1、S2スタジオを使用し、他のスタジオは生放送番組前提の使用が多い。[[マイスタジオ]]の名称は汐留移転後も使用されている。
 
; SVS1スタジオ(71(13階、211坪)
世界的[[建築家]][[リチャード・ロジャース (建築家)|リチャード・ロジャース]]が基本構想を手掛けた。施工は[[清水建設]]。建物外部四隅に柱を露出させた理由は、容積率緩和措置を受けるため。その他、地上2階の受付前フロアを自由通路とすることによっても容積率緩和措置を受けている。
; NEWSS2スタジオ(130(13階、138坪)
 
; マイS3スタジオ(92(9階、148坪)
なお、日本テレビタワーの19階から24階は一般のテナントビルとして賃貸しており、19階は日テレグループ各社や[[SBS (韓国)|SBS]]など海外テレビ局の東京支局、20階から24階には一般企業が入居している。また同系列の[[準キー局]]・[[讀賣テレビ放送]]の東京支社が2009年11月に[[汐留シティセンター]]から日テレタワー22階に移転し、在阪準キー局の東京支社が在京キー局の本社に同居する唯一の形となった。
; ゼロS4スタジオ(22(9階、148坪)
 
; SKY1・SKY2NEWSスタジオ(35(5階、130坪)
建設前の敷地では、『[[進め!電波少年]]』、『[[雷波少年]]』における長期ロケ企画のロケ地として使用されていた。<br />また、麹町からの移転直前には、『[[ぐるぐるナインティナイン|ぐるナイ]]』の「ゴチになります」オープニングとスペシャル料理の選択権を決めるゲームも行われた。
:隣接する報道フロアからも放送できる。
 
;SVスタジオ(13階、71坪)
; メディアセンター
:バーチャルスタジオとして稼働出来る。
: 汐留・日テレタワー7階にある放送の運行・送出を行うマスターコントロールルーム。日本テレビの放送を支える中枢を担うセクション。関東一円と全国のネットワーク各局、またBS日本・CS日本へも毎日の番組を送り出している。送出VTR・番組サーバ・CMバンク・データ放送・文字字幕放送の送出設備を擁し運行・送出を行っている。
;SKY 1スタジオ(15階、31坪)
: また、OAデータ・APS(Automatic Programming System)の運行データ作成・変更を行う「放送進行」もキー局としての重要なセクションである。
;SKY 2スタジオ(15階、31坪)
; 回線センター(SDC・SOC・回線ブッキング)
; タワートップスタジオ(32階)
: 生中継に欠かせない自営マイクロ回線(マイクロ基地局)の運用・保守、及び局内回線分配系の運用・保守、SNGの管制・運用・保守を行うセクション。自営マイクロ回線の運用を行う「SDC」、SNG回線の管制・運用を行う「SOC」またNTT回線の運用を行う「回線ブッキング」の3つに運用セクションが分かれている。
; S1・S2:3スタジオ(211坪・138坪)は共に都心の眺望が特徴。
{{Main|;マイスタジオ}}(2階、92坪)
: 汐留・日テレタワー13階にあるバラエティ・情報番組の収録・生放送対応スタジオ。『[[しゃべくり007]]』、『[[踊る!さんま御殿!!]]』、『[[世界一受けたい授業]]』、『[[AKBINGO!]]』、『[[真相報道 バンキシャ!]]』などで使われる。『[[24時間テレビ 「愛は地球を救う」]]』や『[[東京箱根間往復大学駅伝競走|箱根駅伝]]』など不定期の大型番組の親サブとしても使用される。スタジオ入り口のドアの色は、S1スタジオが赤、S2スタジオが黄。
; S3・S4ゼロスタジオ(148坪・148(敷地外1階、22坪)
;汐留AX(1階、旧・テレビバ)
: 汐留・日テレタワー9階にある生放送対応スタジオ。生放送対応を前提としているため、HD収録機がS1・S2の様に常設されていない。『[[ZIP!]]』、『[[爽快情報バラエティー スッキリ!!|スッキリ!!]]』、『[[ヒルナンデス!]]』、『[[NEWS ZERO]]』、『[[シューイチ]]』、『[[Going!Sports&News]]』などで使われる。スタジオ入り口のドアの色は、S3スタジオが青、S4スタジオが緑。
:上記3スタジオはスタジオの様子が眺められる。マイスタジオは放送中の見学ができない事が多い。
; NEWSスタジオ(130坪)
: 汐留・日テレタワー5階・報道フロアにある報道番組専用スタジオ。主に地上波報道番組で使用されている。なお5階報道フロアには[[日テレNEWS24]](旧NNN24)専用のミニスタジオや、各記者のデスクから直接最新情報が放送できる天井移動カメラも設置されており、ある意味報道フロア自体が巨大なニューススタジオとも言える。『[[NNNストレイトニュース]]』、『[[NNNニュースサタデー]]』、『[[NNNニュース]]』などは報道フロアから、『[[news every.]]』は専用スタジオから放送されている。
; マイスタジオ(92坪)
{{Main|マイスタジオ}}
: 汐留・日テレタワー2階にあるオープンスタジオ。俗に「マイ・スタ」と呼ばれ、『[[ズームイン!!サタデー]]』などで使われる。構造的には通常のスタジオの副調整室の後方にモニター類を見渡せる形でMCブースが設置されており、番組司会者は中継回線等の状況を把握し易く緊急事態等に素早く対応できる事から、情報系生番組用としてはある意味完成されたスタジオとも言える。なおMCブースの背後はガラス張りで外部から放送の様子を見ることが可能で、以前(麹町時代)は放送中でもスタジオ前を通行することができた(公道であったため規制等が出来なかった)が、汐留ではマイスタ前の広場も日本テレビの敷地である為、放送中スタジオ前の広場の通行は禁止されている。
: ちなみに2011年3月31日まで放送されていた『[[ズームイン!!SUPER]]』もこのスタジオを使用した。 
; ゼロスタジオ(22坪)
: 汐留・日テレタワー1階レベルにあるオープンスタジオ。専用のサブや常設カメラはない(社内にあるどのサブからも駆動できるが、マイスタを駆動サブとすることが多いようである)。『[[PON!]]』で使用。[[アール・エフ・ラジオ日本|ラジオ日本]]の放送にも使用される事がある。
; SKY1・SKY2スタジオ(35坪)
: 汐留・日テレタワー15階にある、ガラス張りのオープンスタジオ(パノラマスタジオとも呼べる)。『[[天才!!カンパニー]]』、『[[イブニングプレス donna]]』、『スーパースポーツマガジン』(BS日テレ)などで使われる。
; SVスタジオ(71坪)
: 汐留・日テレタワー13階にある[[ヴァーチャルスタジオ|バーチャルスタジオ]]。[[ブルーバック|ブルーバック(日テレはグリーンを使用)]]のホリゾントが常設され、『[[あさ天サタデー]]』などで使われていたが、中規模のスタジオとして普通にセットが組まれ番組を収録する事も多々ある。
; 汐留AX(SHIODOME-AX)
: 汐留・日テレタワー1階にある[[ライブハウス]]。アイドルイベントやアーティストライブ、お笑いライブやトークショーなどに使われている。かつては『クリスタルホール』という名称でイベント等で使われていた。その後、観客が中に入ることができる公開型のオープンスタジオ『テレビバ』に改修した。『[[くちコミ☆ジョニー!]]』や『[[おもいッきりDON!]]』(第2部)で使用され、外からでも番組収録を見ることができた。現在は『汐留AX(SHIODOME-AX)』として使用されている。
; タワートップスタジオ
: 汐留・日テレタワーの最上階、32階にあるスタジオ。『[[情報満喫バラエティ 週末にしたい10のこと!]]』などで使用されている。
; リモートサブ(1、 2)
: 汐留・日テレタワー8階には、副調整室(サブ)だけの「リモートサブ」というのがある。主にプロ野球中継、サッカー中継などスポーツ中継で使用している。
 
※すべてハイビジョン対応。
 
=== 麹町分室 ===
{{Main2|詳細は[[日本テレビ放送網麹町分室|麹町分室]]を}}
[[ファイル:日本テレビ麹町分室.JPG‎|thumb|250px|right|日本テレビ麹町分室]]
汐留・日テレタワーに本社が移転された後も、旧社屋は麹町分室「日テレ麹町ビル」として北本館にある2つのスタジオに限り、引き続き使用している。日本テレビで最大面積を誇るGスタジオがあることから、主に観客入れや出演者が多い番組が収録されている。また制作部門の一部デスクは分室に留まっている。
 
また、[[日テレ・グループ・ホールディングス]]など日本テレビグループ企業の本社が入居しており、BS日テレ・CS日本の本社と送出マスターもここにある。周辺には、[[バップ]]など日本テレビの子会社・関連会社が入居する別館群がある。旧西本館は一般テナントビルとして使用されている。
 
麹町分室社屋は「西本館」、「南本館」、「北本館」、「カラーセンター」の4棟から成り立っており、カラーテレビ放送開始に伴い建設された「カラーセンター」が後に新築された南本館と合体化された。しかし旧「カラーセンター」棟は老朽化が激しく、2003年に本社移転を契機として使用を中止した。
 
; Kスタジオ(180坪)
: 麹町分室北本館5階のスタジオ。『[[嵐にしやがれ]]』など観客入れを必要とするバラエティ・トーク番組や『[[Music Lovers]]』、『[[ハッピーMusic]]』など歌番組の歌唱部分の収録に使用されている。スタジオ入り口のドアの色は、青。
; Gスタジオ(250坪)
: 麹町分室北本館1階のスタジオ(収録兼用)。日本テレビでフロア面積最大のスタジオ。汐留移転前は、ゴールデンタイムで放送されているスタジオ番組の多くが生放送・収録された。汐留移転前から放送されている長寿番組の多くで現在でもこのスタジオが使われておリ、『[[行列のできる法律相談所]]』や『[[世界まる見え!テレビ特捜部]]』、『[[世界の果てまでイッテQ!]]』、『[[天才!志村どうぶつ園]]』、『[[1億人の大質問!?笑ってコラえて!]]』、『[[ザ!世界仰天ニュース]]』、『[[中井正広のブラックバラエティ]]』などが制作されている。スタジオ入り口のドアの色は、赤。
※K・Gスタジオ共にハイビジョン対応。
; STUDIO NiTRo CUBE(75坪)
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2004年に日本テレビの本社機能はデジタル放送に対応するため、開局以来本社を置いていた千代田区二番町(通称:[[麹町]])から港区東新橋(通称:[[汐留]])に移転した。
 
しかし、移転後に本社機能・テレビ番組収録を全て旧社屋から新社屋にシフトしたTBSやフジテレビとは違い、日本テレビは麹町社屋がさほど老朽化していない事や、新社屋の敷地面積が他の在京民放の社屋より狭いことなどから、本社機能と報道・情報番組制作、一部のバラエティー番組制作が『日本テレビタワー』にシフトし、バラエティー番組の多くが汐留に本社を移した現在も『麹町分室』で制作されており、BS・CS放送の番組送出は麹町で行っている。こうした機能分散の例は[[テレビ朝日]]六本木ヒルズ完成前の時代(アークヒルズのスタジオ建設や本社機能移転)などがある。
 
これらを踏まえると、新社屋『'''日テレタワー'''』は地上波放送の番組送出や報道・情報番組を中心とした番組制作・送出に主点を置いた施設で、旧社屋『'''麹町分室'''』はバラエティー番組、BS・CS放送の番組送出に主点を置いてた施設と捉えられる。機能分散の例はテレビ朝日六本木ヒルズ完成前の時代(アークヒルズへの本社移転や東陽町スタジオの設置)や[[毎日放送]]の茶屋町への本社移転などがある。
 
ちなみに『'''麹町分室'''』で制作された番組は『'''日テレタワー'''』(汐留社屋)に光ファイバーでHD/SD転送されてローカルマスターを経由して日本テレビの親局である東京タワーから送出し放送されたり、ネットマスターを経由して全国の系列局に送出される。逆に『日テレタワー』で制作したBS・CSの番組は『麹町分室』に光ファイバー転送されてそれぞれのマスターを経由して放送される。
 
汐留・日テレタワーと日テレ麹町ビルはスタッフ専用の[[シャトルバス]]で結ばれている。(六本木再開発時代のテレビ朝日も同様)
 
=== 生田スタジオ ===