「バイオハザードシリーズ」の版間の差分
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== 概要 ==
[[1996年]]に[[プレイステーション]]で発売されて以来、シリーズ化され、携帯
本作以前にも「ホラーゲーム」と呼ばれる作品は発売されていたが、本作のヒットにより家庭用ゲーム機の一ジャンルとして確立され、広く一般へと浸透した。同社では本作のヒットを機に、基本システムを流用した他のシリーズ作品として、『[[ディノクライシス]]』『[[鬼武者]]』『[[デビルメイクライ]]』『[[カオス レギオン]](一作のみ)』などといったゲーム群も発売している。映画のワンシーンのような[[俯瞰]]視点からキャラクターを操作する、いわゆるラジコン操作であった<ref>フルモデルチェンジが敢行された『[[バイオハザード4]]』以降では、操作キャラクターを後方視点から追う、画面進行方向と操作入力方向が一致したシステムとなっている。</ref>ため、初期はユーザーからの戸惑いの声も多かったが、シリーズ作品や同システムのゲームが定着するにつれて薄れていった。数ある[[アクションゲーム]]の中でも、肉体損壊及び流血描写の過激さや、登場するモンスターたちのグロテスクさは群を抜いており、ソフトのパッケージには「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています」といった主旨の注意書きが印字されている<ref>同様の注意書きが初めて用いられたソフトは、[[PCエンジン]]用ソフト『[[リンダキューブ]]』を[[プレイステーション]]用へと移植した『リンダキューブアゲイン』である。</ref>。
その他の商品展開として、ドラマCD化・小説化・漫画化などが行なわれており、登場人物や世界観をゲームと同一としたフルCG映画も製作されている。また、ゲーム上の設定を一部取り入れた[[バイオハザード (映画)|実写映画]]が公開されており、こちらもまたシリーズ化されている。
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海外(特に北米)では難易度の高いゲームが好まれるため、内容面においては、下記のような変更が行われている。
* 『4』より前の作品は、自動照準(銃を構えると自動的に敵の方を向く)機能がない。例外として、豪州版には、国内版同様に実装されている。
* 敵の体力が高くなっている。
* 敵の攻撃力が一部高くなっている。
* 味方・敵共に、キャラクター死亡時の残酷表現が日本版より激しい。
* セーブ用アイテムであるインクリボンが登場する作品は、その数が減っている。
その他、各海外版について。
* 北米
* 北米
* 豪州版の初期設定では、主人公やその他のキャラクター、ゾンビ等の血の色が緑となっている。
* ドイツ版では、主人公・敵ともに一切出血や欠損描写がなく、残虐効果が極力抑えられている(一部作品を除く)。
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【各ハード略字】 ※発売日は国内版のもの。
PS=[[プレイステーション]]、PS2=[[プレイステーション2]]、PS3=[[プレイステーション3]]、PSP=[[プレイステーション・ポータブル]]、GA=[[ゲームアーカイブス]]、SS=[[セガサターン]]、DC=[[ドリームキャスト]]、N64=[[NINTENDO64]]、GC=[[ニンテンドーゲームキューブ]]、Wii=[[Wii]]、GBC=[[ゲームボーイカラー]]、DS=[[ニンテンドーDS]]、3DS=[[ニンテンドー3DS]]、
==== アクションアドベンチャーゲーム作品 ====
{|class="wikitable" style="font-size:small"
|-
!タイトル!!バージョン別タイトル!!発売日・配信開始日
|-
|rowspan="9"|[[バイオハザード (ゲーム)|バイオハザード]]||『バイオハザード』(PS)||[[1996年]][[3月22日]]
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|『バイオハザード ディレクターズカット デュアルショックver.』(PS)||[[1998年]][[8月6日]]
|-
|『バイオハザード』(GC) 【リメイク版】||[[2002年]]3月22日
|-
|『バイオハザード Deadly Silence』(DS) 【PS版を元にした作品】||2006年[[1月19日]]
|-
|『バイオハザード オペレーション』
|-
|『バイオハザード』(Wii) 【リメイク版】||[[2008年]][[12月25日]]
|-
|rowspan="
|-
|『バイオハザード2 デュアルショックver.』(PS)||1998年[[8月6日]]
|-
|『バイオハザード2』(PC)||[[1999年]][[2月19日]]
|-
|『バイオハザード2 Value Plus』(DC)||1999年[[12月22日]]
|-
|『バイオハザード2』(N64)||[[2000年]][[1月28日]]
|-
|『バイオハザード2』(GC)||[[2003年]][[1月23日]]
|-
|rowspan="
|-
|『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(DC)||2000年[[11月16日]]
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|『遊遊 バイオハザード3 LAST ESCAPE』(PC)||[[2004年]][[4月9日]]
|-
|『バイオハザード -THE STORIES-』
|-
|『バイオハザード THE MISSIONS』(au、SB)||2004年[[12月1日]]
|-
|『バイオハザード
|-
|rowspan="4"|[[バイオハザード CODE:Veronica]]||『バイオハザード CODE:Veronica』(DC)||2000年[[2月3日]]
93行目:
|『バイオハザード CODE:Veronica 完全版』(GC)||2003年[[8月7日]]
|-
|『バイオハザード リバイバルセレクション』<ref name=revival>『CODE:Veronica 完全版』と『4』をカップリングしたHDリマスター移植版。</ref>(PS3/
|-
|rowspan="2"|[[バイオハザード0]]||『バイオハザード0』(GC)||2002年[[11月21日]]
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|『バイオハザード4』(PC)||2007年[[6月7日]]
|-
|『バイオハザード4 モバイルエディション』
|-
|『バイオハザード4 モバイルエディション(完全版)』(iOS)||[[2010年]]
|-
|『バイオハザード リバイバルセレクション』<ref name=revival />(PS3/
|-
|rowspan="3"|[[バイオハザード5]]||『バイオハザード5』(PS3/
|-
|『バイオハザード5』(PC)||2009年[[9月17日]]
121行目:
|[[バイオハザード リベレーションズ]]||『バイオハザード リベレーションズ』(3DS)||[[2012年]][[1月26日]]
|-
|[[バイオハザード6]]||『バイオハザード6』(PS3/
|}
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{|class="wikitable" style="font-size:small"
|-
!区分!!タイトル!!発売日・配信開始日
|-
|rowspan="4"|[[ガンサバイバーシリーズ]]||『バイオハザード ガンサバイバー』(PS)||2000年[[1月27日]]
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|『ガンサバイバー4 バイオハザード HEROES NEVER DIE』(PS2)||2003年[[2月13日]]
|-
|rowspan="
|-
|『バイオハザード アウトブレイク FILE2』(PS2)||2004年[[9月9日]]
|-
|rowspan="3"|クロニクルズシリーズ||『[[バイオハザード ア
|-
|
|-
|『バイオハザード クロニクルズ HDセレクション』<ref>『アンブレラ・クロニクルズ』と『ダークサイド・クロニクルズ』をカップリングしたHDリマスター移植版。</ref>(PS3)||未定
154 ⟶ 152行目:
|『[[バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D]]』(3DS)||2011年[[6月2日]]
|-
|rowspan="
|-
|『[[バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ]]』(PS3、Xbox 360、PC)||2012年[[4月26日]]予定
|-
|『バイオハザード ポータブル(仮称)』(PSP)||未定<ref>[[Electronic Entertainment Expo|E3 2009]]のソニープレスカンファレンスで機種とタイトルのみ発表されたが、その後の続報は無いまま現在に至る。 - [http://www.famitsu.com/game/news/1224626_1124.html 驚き度はナンバーワン! SCEプレスカンファレンス【E3 2009】](ファミ通.com、2009年6月3日)</ref>
|-
|rowspan="8"|その他、単発ゲーム<br />([[バイオハザード (携帯アプリ)|携帯アプリ]])||『BIOHAZARD i SURVIVOR』(doc)||2001年[[6月4日]]
|-
|『バイオハザード ゾンビシューター』(doc)||2001年
|-
|『
|-
|『
|-
|『
|-
|『[[バイオハザード ディジェネレーション]]』(doc、au、iOS)||2008年
|-
|『バイオハザード サバイバルドア』(doc、au、SB)||2010年
|-
|『バイオハザード アウトブレイク サバイヴ』<ref>PS2の『アウトブレイク』シリーズとは内容が別物。</ref>(doc、au、SB、iOS)||2011年6月
|-
|}
==== 時系列 ====
* 『5』のダウンロードコンテンツである『LOST IN NIGHTMARES』では、『リベレーションズ』と『5』の間となる、2006年のエピソードが描かれている。
* 『ガンサバイバー』では1998年11月、『ガンサバイバー 4』では2002年9月の事件が描かれている。
** 『
** 『
* 『ディジェネレーション』(後述のCG映画、レオンとクレアが登場)では、『5』に繋がる一場面が終盤に描かれている。
* 『GAIDEN』は、『4』以降と矛盾するため、アナザーストーリー扱い。
* 携帯アプリの作品については、[[バイオハザード (携帯アプリ)]]も参照されたい。
218 ⟶ 222行目:
{|class="wikitable" style="font-size:small"
|-
!タイトル!!
|-
|[[バイオハザード (映画)|バイオハザード]]||2002年[[8月31日]]||[[アミューズソフトエンタテインメント]]
236 ⟶ 240行目:
!書籍名!!著者(翻訳者)!!出版社(レーベル)!!発売日!!図書コード
|-
|BIO HAZARD THE BEGINNING||[[有賀博之]]||カプコン||1997年[[7月25日]]||SS版『バイオハザード』初回特典<ref>ハードカバーの特典本『BIO HAZARD -The True Story Behind BIO HAZARD-』に収録。ゲーム内での使用を前提に書かれたものの、お蔵入りとなった『トレヴァーの手記』(著者不明)も併録。</ref>
|-
|[[バイオハザード 北海の妖獣]]||[[朝倉究]]||[[集英社]]<br />([[ジャンプ ジェイ ブックス|JUMP j-BOOKS]])||1998年[[1月29日]]||ISBN 978-4-08-703067-9
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== 登場クリーチャー ==
本項では、シリーズに頻出している敵クリーチャーを紹介している。記載されていないクリーチャーについては、各作品別の記事を参照のこと。
; ゾンビ(Zombie)
: T-ウイルスに感染した人間のなれの果て。これに捕食されると、捕食された側もゾンビになってしまう。正式名称は活性死者という。
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{{main|ハンター (バイオハザードシリーズ)}}
; リッカー(Licker)
: ゾンビ化した人間が更にT-ウイルスに汚染されて突然変異を起こした結果、誕生した怪物。通常のゾンビは激しい新陳代謝を賄うだけの食糧を摂取できず、エネルギーが枯渇して完全な死を迎えるが、一部のゾンビはエネルギーを摂取し続け、T-ウイルスによる肉体の再構成を可能とする。視覚能力は失ったものの、それを補うように聴覚が異常に発達している。獲物を見つけると、長い舌を槍のように硬く伸ばして相手の急所を貫き仕留める。変異の過程で脳が肥大し、外部にむき出されている。剥離した皮膚からは、新たに形成された筋肉組織が露出している。ゾンビでは考えられないほどの運動能力を有し、跳躍力も異常に発達している。骨格の変形に伴い4足歩行へと変化したが、これにより天井を逆さまに移動する能力を獲得した。『1』におけるハンターのような存在で、『2』において最高の攻撃力を誇るG第4形態の「かみくだき」に次ぐ威力を持つ「飛びツメ攻撃」を繰り出す。ハンターとは違いゲーム序盤から登場するため、初心者にとっては強敵。「リッカー」という名前は「なめる者」という意味で、ゲームにおいては“このモンスターと初めて交戦したラクーン市警署員によってつけられたニックネーム”と設定されている<ref>実際はファンの公募により命名された。</ref>。体色が黒緑に変化し、爪が大型化した「リッカー改」という亜種も確認され、こちらはゾンビ改からの変異体となっている。『
; タイラントシリーズ(Tyrant)
: ゾンビと同じく、アンブレラによる狂気の研究を象徴するクリーチャー。人間の成人男性をベースにウィルスを投与し、様々な肉体強化を施して製造された究極のB.O.W.。圧倒的な戦闘能力と生命力に加え、任務を遂行する兵士としての行動が可能な知能をも有する。シリーズの殆どにタイラント(またはそれに準ずる亜種)が登場するが、本編内での登場回数は作品によってかなりのばらつきがある。どの個体にも共通して言える事は、生命の危機に瀕すると暴走する事、その結果、体そのものをも変化させうるという事である。大抵は特殊な手段を用いぬ限りは止めを刺せない。タイラントシリーズの心臓は右胸にある場合が多い。
314 ⟶ 317行目:
本項では、2作品以上登場しているものについて紹介している。特に記述の無いものは、全作品に登場。
==== 主要武器 ====
; [[ナイフ]](Knife)
: キャラクターが初期(一部を除く)から持っている武器。サバイバルナイフ、コンバットナイフ、ナイフ、といったように呼称や形状はシリーズを通して様々で、威力もシリーズ毎に違う事が多い。ナイフとは別に包丁といった物が登場する事も。また、同作品中でもキャラクターによって太刀筋が違っている。共通して接近戦を強いられる為、銃器と比較してダメージを受けやすい。その為、後述するナイフクリアなどの[[やり込み|やりこみ]]が行われたり、弾薬が尽きた際の攻撃手段としてのイメージが強い。しかし、作品によっては相手と状況を考えて使用すれば非常に強力な攻撃を行う事が可能。特に『CODE:Veronica』に於いては、一振りで複数回の攻撃判定が発生し、ダウン中の相手を切り刻む事で大ダメージが見込める。また、『4』以降では標準装備化による銃器との併用・弱点を狙うことができるなどの要素から、使い勝手が格段に向上している。
; [[拳銃|ハンドガン]](Hand Gun)
: ナイフと同様に、キャラクターが初期から持っている銃器。主に[[9mmパラベラム弾| 9mmx19mmパラベラム弾]]を使用する。攻撃力は弱めに設定されるが弾薬は序盤から終盤に渡って入手が可能で、シリーズ中でも数多くの強化パーツが登場する等、自身の立ち回り次第では終盤のクリーチャー(一部除く)とも十二分に渡り合う事ができる。特に『4』『5』では強化が容易で、性能もそれなりにあることから終盤でも十分主力として使っていける。
; [[散弾銃|ショットガン]](Shot Gun)
: 実包内に込められた小径の鉛弾丸複数を一度に発射する、大口径銃の総称。ゲーム中での使用弾薬は一部の例外を除いて12番弾。放射線状に攻撃判定がある為、複数のクリーチャーに囲まれた状況でも活路を開く事ができる。単体相手でも接近状態ではノックバック付の強力なダメージを見込め、ゾンビ・ガナード・マジニの頭を狙えば頭部を吹き飛ばして一撃死させられる。ポンプアクション式とセミオート式の2種類がある。欠点は連射の遅さと距離による威力の減退が大きいこと。
334 ⟶ 337行目:
; [[ロングボウ]](Longbow)
: 登場作品:『4』、『5』、『ザ・マーセナリーズ 3D』
: 『4』ではミニゲーム
; [[バズーカ|ロケットランチャー]](Rocket Launcher)
: ほとんどのクリーチャーを一撃で葬り去るほどの威力を持つが、構えるまでの時間や着弾までのラグが大きく取り回しには優れない。主にラスボスに止めを刺す手段としての登場が多い。『1』に登場したようなランチャータイプと、『2』に登場したようなバズーカタイプの2種類がある。なお、全作品にクリア後の特典として幾ら撃っても弾が減らない「無限ロケットランチャー」が登場する。基本的に水平方向にしか構えられないため、背の低い敵や空を飛ぶ敵などには直接命中させるのが困難あるいは不可能な場合がある。
340 ⟶ 343行目:
; [[火炎放射器]]
: 登場作品:『1』、『2』、『5』
:
; [[ガトリング]](Gatling)
: 登場作品:『2』、『3』、『4』、『5』、『リベレーションズ』
352 ⟶ 355行目:
; [[狙撃銃|スナイパーライフル]]
: 登場作品:『CODE:Veronica』、『4』、『5』、『リベレーションズ』、『アウトブレイク FILE2』、『ザ・マーセナリーズ 3D』
: 銃器に光学照準器を搭載することにより、遠距離の対象の射撃を可能とした物。一般的にはボルトアクション等の小銃が狙撃銃の定型として有名であり、その精度の良さ、取り扱いの面から軍や警察の各種特殊部隊から、一般の狩猟用としても広汎に用いられている。しかし、[[アサルトライフル]]を原型とした[[狙撃銃]]もあり、銃器メーカーでは通常ラインで生産されたアサルトライフルの内、精度の特に高い物を選別し、狙撃銃に改良して販売している場合もある。ゲーム内では、威力もハンドガンやショットガン等と比較して高い傾向にあり、貫通力も高い。シリーズでは『CODE:Veronica』に初登場、特定のボス戦でのみ使用できた。『
: 種類は、ボルトアクションタイプとセミオートタイプの2
==== 投擲武器 ====
387 ⟶ 390行目:
: 仕掛けに着火したり、ゾンビの焼却に使用。シリーズによっては主に男性キャラが最初から持っている場合がある。
==== ファイル ====
ゲーム中で入手できる書物。基本的には日記、または何らかの書類の形式となっている。謎解きのヒント、敵について、ストーリーの背景、などといった事項が書かれている。
『1』で入手できる「飼育係の日誌」は、T-ウィルスに感染した人間の経過が巧みに表現されたもので、シリーズで入手できるファイルの中では最も有名なものの1つ。このファイルの最後の「かゆい、うま」という文章は、『[[ブレス オブ ファイア]]』シリーズなど、同じカプコン開発のゲームにおいても小ネタとして用いられ、他社である[[スクウェア・エニックス]]のDSソフト『[[ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト]]』でもこのネタが使われているシーンがある。『3』では特定の順番でファイルを入手したとき、最後のファイルが「ジルの日記」に変わる。
== ゲーム用語 ==
=== 組織等 ===
; ラクーンシティ
: シリーズ初期において物語の中心となる、アメリカ中西部の小さな街。
{{main|ラクーンシティ}}
; S.T.A.R.S.
: ラクーン市警察が保有する特殊部隊。各分野のエキスパートから構成されている。
{{main|S.T.A.R.S.}}
; R.P.D.
: “''Raccoon Police Department''”の略。ラクーン市警。ラクーンシティの警察機関で、街の規模に合わせ、十分な数の警官を確保、常備勤務させている。バイオハザード大発生時においては、宿直の警官から非番の警官まで総動員し、対応に追われていたが、署内に残っていた警官の殆どは、署長ブライアン・アイアンズの策略で脱出が出来ず、無意味な死を遂げることとなる。
: 同市警察の特殊部隊『S.T.A.R.S.』は、『0』『1』のアークレイ山中事件にてメンバーの大半が殉職、機能停止となってしまっていた。その代わりとして、急遽R.P.D.選抜警官隊が創設された。同部隊は、S.T.A.R.S.に代わり、ラクーン市警の[[SWAT]]として機能する筈であった。そのため、S.T.A.R.S.程ではないが、隊員たちは厳しい選考課程を突破した、優秀なラクーン市警の選抜警官である。主な武装は[[ベネリM3]]、[[H&K MP5|H&K MP5A5]]。
: 災害が発生した当初は、署内で同部隊が大いに活躍すると期待されていたが、ゾンビの数は市警の予測を大いに上回っており、出動後に間もなく壊滅する様子が『3』のオープニングにて描かれている。
; アンブレラ
: 国際規模で事業展開している巨大製薬企業。秘密裏に生体兵器の研究開発・販売を行なっていた。
{{main|アンブレラ (バイオハザードシリーズ)}}
; B.O.W.
: “''Bio Organic Weapon''”の略。アンブレラ社がT-ウィルスを使って作り出した生体兵器。ハンターやタイラントがこれにあたる。ゾンビやカラスなどは、アンブレラが意図的に開発したものではないので、B.O.W.には含まれない。
; U.B.C.S.
: 主に傭兵で構成される、アンブレラ社の非正規部隊。
{{main|アンブレラ (バイオハザードシリーズ)}}
; U.S.S.
: アンブレラ社
{{main|アンブレラ (バイオハザードシリーズ)}}
; H.C.F.
: “''Hive or Host Capture Force''”<ref>『CODE:Veronica』公式攻略本([[エンターブレイン]]発行)掲載のゲーム設定資料より。</ref>の略。アンブレラと敵対関係にある
===
; T-ウィルス
: 『1』から登場する架空のウィルス。アンブレラによって人為的に開発された。
{{main|T-ウィルス}}
; G-ウィルス
: 『2』から登場する架空のウィルス。ウィリアム・バーキン博士がウィルス被験者([[リサ・トレヴァー]])の体内から発見し採取した未知のウィルスをベースにして研究や実験を繰り返した結果、誕生した。色は紫。「G」の由来は、[[キリスト教]]の[[七つの大罪]]を七番目のアルファベット(G)に置き換えたもの、もしくは「God」(神)の頭文字をとったものとされる。
: このウィルスは、他の始祖系ウィルスに比べて未知なる構想の上に成り立ち、兵器の概念からも逸脱した存在である。本来、一度生体内の遺伝子に変異を起こした生物は進化の袋小路に入ってしまい、それ以降ウィルスによる突然変異を起こすことは殆ど無ないが、G-ウィルスが他の始祖系ウィルスと一線を画している理由はここにある。始祖系ウィルスに感染した生物は変異を起こすが、それはウィルスの遺伝子により構造変化させた物であり、宿主生体内の遺伝子が突然変異を起こすのは希である。ウィルスの活性化によって生体内の遺伝子が再構築される場合もあるが、それには外的要因が必要であり、変異もある程度の予想の範疇にある。
: このウィルスに感染した生命体(通称「G生体」)は、外的要因を必要とせず自発的な突然変異を続けるため、死ぬまで予測不能な進化を繰り返すようになる。繁殖能力も備えることによって、“胚”の植え付けによる繁殖本能にしたがって行動するようになり、知能も自我もほとんど失ってしまう(作品によっては一部残っている描写もある)。
: 死者をも蘇らせる効力を持つとされるが、『2』の劇中にて変化したバーキン博士はまだ瀕死状態であり、完全に息絶えていたわけではなかった。
: 胚を植えつける相手は、自分と遺伝情報が似通った者でなければ、不完全体なG生体ができるだけで、まともな繁殖はできない。胚を植え付けられた相手の遺伝子情報が植え付けた側と似通っていた場合、植えつけられた胚は宿主の体と融合し、完全なG生体化することになる。G生体となった人間は、最初は人間の姿を保っているが、右肩に巨大な目玉が生成される。進行すると頭部が別のものに置き換わり、脇腹の部分から新しい腕が生えるなど、人間の姿はほとんど失われる。例えば、ウィリアム・バーキンは、最終的に触手を持つ巨大な肉塊の生物になってしまった。胚を植えつけられた者の対処法は、対G用ワクチン「DEVIL」を打ち込むしかないが、それも胚が初期段階にある時のみに限られる。打ち込まない場合、胚がその人の体に合わなければ、拒絶反応を起こして宿主の体を内部から破壊してしまう(宿主は死亡する)。この場合は不安定なG生物が複製される。
; T-Veronicaウィルス
: 『CODE:Veronica』『ダークサイド・クロニクルズ』に登場する架空のウィルス。
{{main|T-Veronica}}
; ウロボロスウィルス
: 『5』に登場する架空のウィルス。名前は「完全な世界」「死と再生」「不老不死」「無限」の意味を持つギリシャ語、尻尾を咥えた龍「[[ウロボロス]]」に由来する。
: ウロボロスウィルスは、『T』『G』『T-Veronica』それぞれのウィルス、そしてプラーガを手中に収めたアルバート・ウェスカーが、それらの持つ共通項である感染者の自我崩壊、知能欠如、身体的異変という欠点を克服し強制的な進化を起こさせるべく、始祖ウィルスの源泉である植物「始祖花」から生成させた完全な新種のウィルスである。このウィルスは人間の遺伝子に作用し、適合すれば投与された者の精神や外観を損ねる事無く知性的、肉体的な超強化を及ぼすが非常に毒性が強く、初期の頃は被験者をたちどころに死亡させてしまい効果の程を確認することすら困難を極めていた。しかし偶然にもウェスカーが捕獲したジル・バレンタインの体内にウィルスの毒性を弱める抗体を発見、そこからさらに研究が重ねられて遂に実用可能となる。
: 前述の通り、適合者に対しては劇的な進化をもたらすものの、不適合であった場合は直ちに暴走を起こして感染者の肉体を支配、体中から無数の触手を生やした不定形のクリーチャーへと変質させてしまう。これは本来ウェスカーの求める結果とは異なるものであるが、進化に適しない人類の抹殺を考えていた彼の目的と一致するため、この欠点は無視される形となった。
; T-Abyssウィルス
: 『リベレーションズ』に登場する架空のウィルス。深海魚から発見されたThe Abyssというウィルスの遺伝子を、T-ウィルスに掛け合わせて作られた。従来型に比べて、感染速度が非常に早い。
=== コンディション ===
プレイヤーの現在の体力や状態を表す。心電図のような形式で表示され(『4』『5』除く)、以下のパターンがある。『アウトブレイク』ではこれに加え、ウイルス感染度を示すウイルスゲージが表示される。詳しくは、[[バイオハザード アウトブレイク]]を参照。
; Fine
: 体力が100~75%の状態。心電図の色は緑。行動する上で特に問題の無いレベル。
466 ⟶ 459行目:
『3』、『4』、『5』に登場するミニゲーム。{{main|THE MERCENARIES}}
=== ナイフクリア ===
シリーズ共通の[[やり込み|やりこみ]]要素の一つとして、ナイフ以外の武器を使わずにクリアする'''ナイフクリア'''が挙げられる。このナイフクリアは元々、開発陣の意図していないやりこみ要素の為、クリア特典などは特に設けられていないものの、シリーズに慣れているプレイヤーの間では人気がある。
本来、[[小火器]]や[[ボウガン]]といった、目標と一定の距離を保ちつつ脅威を排除することが可能な中距離射程の武器を使用することが一般的なプレイスタイルとなる本シリーズにおいて、[[近接戦闘]]に特化して更に攻撃力の低いナイフのみを使用するという制約を加えると、戦闘は必要最小限度の物に終始しなくてはならず、シナリオ進行や移動ルート、攻撃法といった些細な部分に至るまでの一切の無駄を省く徹底したプレイを心掛ける必要があり、当然ながら難易度は跳ね上がる。
489 ⟶ 482行目:
以降は、プレイステーション3(PS3)・Xbox 360の2機種向けに『バイオハザード5』、Wii向けに『クロニクルズシリーズ』やGC版の移植作品など、様々なハードにシリーズ作品が供給されるようになった。
=== 沿革 ===
* 1996年
553 ⟶ 547行目:
* [[MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds]] - クリス、ウェスカー、ジルが登場。ジルは[[ダウンロードコンテンツ|DLC]]配信。
** [[MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds|ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3]] - 上記3人に加え、『3』からネメシス-T型も登場。
* [[SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ|SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズシリーズ]] - シリーズを通して多数のバイオハザードのキャラクターが出演。
* [[NAMCO x CAPCOM]] - 『ガンサバイバー4』のブルースと鳳鈴が出演。
* [[
* [[WE LOVE GOLF!]] - 『3』におけるジルのコスチュームが登場している。
* [[デッドライジング]] - 同じくカプコンから発売された、バイオハザードとは異なるゾンビ主体のゲーム。
* [[仮面ライダー 正義の系譜]] - 本シリーズ(主に『1』のSS版や、 『CODE:Veronica』一連など)の下請けを務めた[[XAXENTERTAINMENT]](ザックス・エンターテインメント)が、このゲームの下請けにも関わっていたため、ゲーム内容が似通っている。システム面では[[鬼武者]]シリーズに近い。
* [[加山雄三]]、[[鈴木史朗]] - シルバーゲーマーとして有名で本シリーズファン。特に鈴木は、様々なメディアで『4』のザ・マーセナリーズを主とした腕前を披露している。
== 脚注 ==
565 ⟶ 559行目:
== 外部リンク ==
* [http://www.capcom.co.jp/bio_series/ バイオハザードシリーズ 公式ホームページ]
{{バイオハザード}}
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