「神経言語プログラミング」の版間の差分

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[[ジョン・グリンダー]](言語学者)と[[リチャード・バンドラー]]によって始められた[[コミュニケーション技法]]・[[自己啓発]]技法・[[心理療法]]技法を中心とした体系である。NLPを一言で表現すると「人の主観的な体験の構造を探求する学問」と言える{{要出典|date=2012年6月}}。
 
ビジネスの世界では、コーチングの技法に取り入れられる場合があり、大手企業の中でもビジネスコーチとしてNLPコーチを雇い入れている{{要出典範囲|会社は少なくない|date=2012年6月|title=「少なくない」信頼のある出典が不可能または大言壮語的であれば、「会社もある」程度ではどうでしょう}}。
NLPは、当初、バンドラーとグリンダーが出会い、天才的な人や苦難から立ち直った人がどのように人に有効な影響を与えているのか、どのような言語、非言語のパターンがあるかを研究し始めたことからスタートする。最初は、[[ゲシュタルト療法]]の[[フリッツ・パールズ]]{{enlink|Fritz Perls|en}}の研究から始まった。パールズが執筆中であったゲシュタルト療法についての本の基礎的な部分については、すでに執筆が終わっていたが、臨床編については、パールズの治療ビデオに基づいて編集するはずであったのが、突然の死去という不運に見舞われ、結局のところ、20代前半のバンドラーがビデオから臨床編を執筆した。バンドラーとグリンダーがこのビデオ研究から当初5つのパターンを見出した。二人のメントアであったグレゴリー・ベイトソンの助言もあり、[[家族療法]]の[[ヴァージニア・サティア]]{{enlink|Virginia Satir|en}}、[[催眠療法]]の[[ミルトン・エリクソン]]についても研究し、新たに7つのパターンを抽出し、12のパターン(メタモデルの元となる)を完成させた。
 
NLPは、効果を実証する不十分な[[実証研究|経験的証拠]]しかないため、プロフェッショナルな信頼性の問題があり<!--出典より--><ref name="Hartley 1999" />、一般の社会科学からは広く無視されている<!--出典より--><ref name="Hartley 1999">Peter Hartley (1999) "Chapter 10: How useful are 'popular' models of interpersonal communication?" in ''Interpersonal Communication'' 2nd edition; Routledge, United Kingdom. p162–180. ISBN 978-0-415-18107-5 [''This issue of professional credibility leads me to my final point – the way these systems have been largely ignored by conventional social science.''(p.180)]</ref><ref name="Heap 1988">Heap. M., (1988) [http://www.mheap.com/nlp1.pdf Neurolinguistic programming: An interim verdict]. In M. Heap (Ed.) Hypnosis: Current Clinical, Experimental and Forensic Practices. London: Croom Helm, pp.268–280.</ref>。そして主に心理学者、[[神経科学|神経科学者]]<ref name="Corballis 1999">Corballis, MC., "Are we in our right minds?" In Sala, S., (ed.) (1999), ''Mind Myths: Exploring Popular Assumptions About the Mind and Brain'' Publisher: Wiley, John & Sons. ISBN 0-471-98303-9 pp. 25–41 (see p. 41)</ref>、[[言語学|言語学者]]<ref name="Stollznow">{{cite journal | title=Not-so Linguistic Programming|url=http://www.docstoc.com/docs/45478831/Not-so-Linguistic-Programming | author=Stollznow.K | journal=Skeptic | year=2010 | volume=15 | issue=4 | page=7}}</ref><ref name="Lum 2001">{{cite book | title=Scientific Thinking in Speech and Language Therapy | publisher=Psychology Press | author=Lum.C | year=2001 | page=16 | isbn=0-8058-4029-X}}</ref>からなる批判者たち、NLPという名前、コンセプト、使用する用語問題にされ科学的証拠がなく無批判に受け入れられる極端な心理療法または[[疑似科学]]的な特徴を持っているとしている<ref name="Hartley 1999" /><ref name="Heap 1988" /><ref name="Devilly 2005">{{cite journal | author = Devilly GJ | year = 2005 | title = Power therapies and possible threats to the science of psychology and psychiatry | url = http://www.devilly.org/Publications/Power_Therapies_-_Published.pdf | journal = Australian and New Zealand Journal of Psychiatry | volume = 39 | pages = 437–45 | doi = 10.1111/j.1440-1614.2005.01601.x | pmid = 15943644 | issue = 6 }}</ref>。
ビジネスの世界では、コーチングの技法NLP取り入れられる場合があり、大手企業の中でもビジネスコーチとしてNLPコーチを雇入れいる{{要出典範囲|社は少なくない|date=2012年6月|title=「少なくない」信頼のある出典が不可能または大言壮語的あれば、「会社もあ発表す」程度ではどうでしょう}}。また、研究者が発表しているものもある。発表のり、内容としては、医療、教育などの応用面で、人と人とのコミュニケーションを早期に活発にしたりする、ラポール形成を促進する効果が高いなど、より有効性が評価できるとするもの恐怖症に対する治療面では、その有効性についての発表がある{{要出典|date=2012年6月}}。
 
== 歴史 ==
NLPを始めた[[ジョン・グリンダー]](言語学者)と[[リチャード・バンドラー]]が出会ったのは、アメリカの[[カリフォルニア大学サンタクルーズ校]]で、グリンダーは言語学の助教授、バンドラーは心理学(数学と書かれることもある)の学生であった。
 
NLPは、当初、バンドラーとグリンダーが出会い、天才的な人や苦難から立ち直った人がどのように人に有効な影響を与えているのか、どのような言語、非言語のパターンがあるかを研究し始めたことからスタートする。最初は、[[ゲシュタルト療法]]の[[フリッツ・パールズ]]{{enlink|Fritz Perls|en}}の研究から始まった。パールズが執筆中であったゲシュタルト療法についての本の基礎的な部分については、すでに執筆が終わっていたが、臨床編については、パールズの治療ビデオに基づいて編集するはずであったのが、突然の死去という不運に見舞われ、結局のところ、20代前半のバンドラーがビデオから臨床編を執筆した。バンドラーとグリンダーがこのビデオ研究から当初5つのパターンを見出した。二人のメントアであったグレゴリー・ベイトソンの助言もあり、[[家族療法]]の[[ヴァージニア・サティア]]{{enlink|Virginia Satir|en}}、[[催眠療法]]の[[ミルトン・エリクソン]]についても研究し、新たに7つのパターンを抽出し、12のパターン(メタモデルの元となる)を完成させた。
 
1980年代初頭、NLPは心理療法とカウンセリングの重要な進歩ともてはやされ<ref name="Devilly 2005">Devilly GJ (2005) "Power therapies and possible threats to the science of psychology and psychiatry" ''Australian and New Zealand Journal of Psychiatry'' 39:437–45(9) {{doi|10.1111/j.1440-1614.2005.01601.x}}</ref> カウンセリング研究や精神医療から一定の注意を惹いていた。NLPが紹介された頃は、セラピー上の突破口と予告され、業界紙に訓練ワークショップ、ビデオ、本の広告が出始めていた<ref name="Devilly 2005" />。NLPは心理治療の現場で使用され、のちにビジネスや教育などの分野でも応用された。