「仙台都市圏」の版間の差分

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=== 高速道路網整備 ===
仙台都市圏の[[高速道路]]網は「1環状5放射」になっており、[[都市高速道路]]と似た様な役割を持ち、仙台経済圏のインフラとして機能している(→[[仙台経済圏#ETC通勤割引|仙台経済圏]]、[[都市圏自動車専用道路]]の項も参照)。
 
==== 環状高速道路 ====
{{座標一覧|節=環状高速}}
「'''仙台都市圏環状自動車専用道路'''<ref name="SendaiMetroBeltway">[http://www.thr.mlit.go.jp/sendai/douro/kanjou/index.html 仙台都市圏環状自動車専用道路]([[国土交通省]][[東北地方整備局]]仙台河川国道事務所)</ref>」とは、仙台のDID([[人口集中地区]])を取り囲む様に計画された総延長 58.9 [[キロメートル|km]]<ref name="kahoku20100207">[http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100207t12013.htm 仙台北部道路 利府しらかし台IC-富谷JCT 来月開通]([[河北新報]] [[2010年]][[2月7日]])</ref>の[[放射線・環状線|環状]]の[[高速道路]]である。[[愛称]]は「'''ぐるっ都・仙台'''」<ref name="GSendai">[http://www.thr.mlit.go.jp/sendai/douro/kanjou/aisyou/index.html 「仙台都市圏高速環状ネットワーク」愛称決定!](国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所)</ref>。[[2010年]](平成22年)[[3月27日]]に全線開通した。[[政令指定都市]]の[[都市圏]]域に設置された環状自動車専用道路としては、全国で初めての全通例である<ref name="kahoku20100207"/><ref>[http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/tohoku/h22/0208/ 仙台都市圏環状ネットワークが3月27日完成]([[東日本高速道路]] 2010年[[2月8日]])</ref>。同年[[10月22日]]には[[利府ジャンクション|利府JCT]]がフル化され、「ぐるっ都・仙台」接続する[[自動車専用道路]]との間ですべての方向に行けるようになった。ただし、一般道との間では[[仙台南インターチェンジ|仙台南IC]]と[[山田インターチェンジ (宮城県)|山田IC]]においてける方向に制限があるので注意が必要。
 
構成する道路は、道路事業者および道路種別で分けると以下のようになっている。
{| class="wikitable"
|+仙台都市圏環状自動車専用道路(ぐるっ都・仙台)
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|[[仙台北部道路]]
|{{ウィキ座標|38|22|28.2|N|140|53|15|E|region:JP|富谷JCT|name=富谷JCT}} - [[利府ジャンクション|利府JCT]]
|[[高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路|高速自動車国道並行する一般国道自動車専用道]]
|-
|[[三陸自動車道]]
|{{ウィキ座標|38|18|45|N|140|58|35.4|E|region:JP|利府JCT|name=利府JCT}} - [[仙台港北インターチェンジ|仙台港北IC]]
|[[国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)|国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路<br />(一般国道の自動車専用道路]]
|-
|[[仙台東部道路]]
|{{ウィキ座標|38|16|49|N|140|59|32.4|E|region:JP|仙台港北IC|name=仙台港北IC}} - [[仙台若林ジャンクション|仙台若林JCT]]
||[[高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路|高速自動車国道並行路線]]
|-
|[[仙台南部道路]]
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上記のような複数の道路を一括して[[国土交通省]]は「仙台都市圏環状自動車専用道路」を公式に使用し、その他に「仙台都市圏高速環状ネットワーク」「仙台環状自動車専用道路」「仙台環状道路」を使用している<ref name="SendaiMetroBeltway"/><ref name="GSendai"/>。[[マスメディア]]では、「仙台都市圏高速環状道路<ref>[http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101004t11021.htm 愛称は「ぐるっ都・仙台」 仙台都市圏高速環状道路](河北新報 2010年10月4日)</ref>」「仙台都市圏高速環状道<ref name="Kahoku20100327">[http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100327t13033.htm 環状高速の周回注意を 利府しらかし台ICきょう開通](河北新報 2010年[[3月28日]])</ref>」「仙台圏高速環状道<ref>[http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100328t12020.htm 夢つながる 仙台圏高速環状道開通、企業誘致に弾み](河北新報 2010年3月28日)</ref>」「仙台高速環状道<ref>[http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100327t13037.htm 仙台高速環状道が完成 仙台北部道路、午後供用開始](河北新報 2010年[[3月27日]])</ref>」「仙台圏環状道路<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20100327-OYT8T00976.htm 仙台圏環状道路が完成]([[読売新聞]] 2010年3月28日)</ref>」「仙台環状道<ref>[http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001003260003 仙台「環状道」あす誕生]([[朝日新聞]] 2010年[[3月26日]])</ref>」「環状高速<ref name="Kahoku20100327"/>」「環状道路<ref name="Kahoku20100327"/>」などと称されてきた。このような名称の混乱状態を解決するために愛称の[[公募]]が行われ、環状道路の中に[[杜の都]]・仙台がある様子を[[イメージ]]させるとの理由から「ぐるっ都・仙台」に決まり、2010年(平成22年)[[10月3日]]に発表された<ref name="GSendai"/>。
 
当環状道路 60.2km を1周すると、[[普通車]]の通常料金で2,250円かかる<ref name="kanjoryokin">{{PDFlink|[http://www.driveplaza.com/travel/area/pdfs/local_area/th_sendainetwork.pdf#page&#61;2 ドラぷら(東日本高速道路)]|968KB}}</ref>。インターチェンジ相互間に複数の経路がある場合、最短距離経路の2倍以内の距離の経路を通行したのであれば、最安料金となる経路で計算した料金が適用される<ref>各道路の料率の違いから、最短距離経路での計算が最安料金になるとは限らない。</ref>。[[ETC割引制度#東/中/西日本高速道路(NEXCO3社)の時間帯割引|ETC時間帯割引]]は宮城県道路公社の道路は割引対象外となるため、料金算定経路に仙台南部道路が含まれる場合、全体の料金に対する割引率が低くなることがある。
当環状道路 58.9 km を1周すると、[[普通車]]は2,250円かかる<ref name="Kahoku20100327"/>。普通車で2,250円の通行料は、NEXCO東日本では概ね 81 - 83 km を走行する場合に相当し<ref>{{PDFlink|[http://www.jehdra.go.jp/pdf/kyoutei/k024.pdf 料金の額及びその徴収期間]}}([[日本高速道路保有・債務返済機構]])</ref>、例えば東北道においては[[泉インターチェンジ|泉IC]]から[[福島飯坂インターチェンジ|福島飯坂IC]]の区間 81.2 km が2,250円である<ref>{{PDFlink|[http://www.driveplaza.com/route/pdf/tohoku/pdfs/road01/price02.pdf 東北道・釜石道 普通車]}}(東日本高速道路)</ref>。また、当環状道路では、構成する道路ごとに[[ETC割引制度]]の対応が異なる。すなわち、当環状道路の通行料は通行区間によっては割高となり<ref>通行料徴収の規定により、内回りと外回りで距離が長い方が短い方の2倍以内であれば短い方の料金が適用されるが、短い方の経路に宮城県道路公社の道路が含まれると通常料金では割高になる。例えば、[[仙台宮城インターチェンジ|仙台宮城IC]]から[[仙台港北インターチェンジ|仙台港北IC]]までは仙台南部道路を経由する内回りが27.4 km 、外回りが 32.8 km で、いずれの経路を走行しても短い方である内回りの1,150円が適用され、[[泉パーキングエリア|泉PA]][[スマートインターチェンジ|スマートIC]]から[[仙台東インターチェンジ|仙台東IC]]までは外回りが 27.8 km 、仙台南部道路を経由する内回りが 32.4 km で、いずれの経路を走行しても短い方である外回りの1,100円が適用される。すなわち、短い方の経路に宮城県道路公社が管理・運営する仙台南部道路が含まれる前者は 27.4 km で1,150円なのに対し、後者は含まれないため前者より距離が長い 27.8 km を走行しながらも1,100円と安くなっている。また、出発ICが[[仙台南インターチェンジ|仙台南IC]]の場合は外回り、[[ハーフインターチェンジ|ハーフIC]]の[[山田インターチェンジ (宮城県)|山田IC]]は内回りにしか進めないため、上記のような短い方の料金の適用が本来なく、実際に走った分だけ徴収される。</ref>、また割引も不利になる場合がある<ref>宮城県道路公社が管理・運営する仙台南部道路のみを利用した場合はETC割引制度が適用されないため、ETC割引制度が適用される条件・時間帯にNEXCO東日本の管理・運営区間の同様の距離を走ったより高くなる。</ref><ref>宮城県道路公社とNEXCO東日本にまたがって走行した場合には、ETC割引制度の適用が複雑になる。基本的に、宮城県道路公社分は通常料金、NEXCO東日本分はETC割引制度適用となるが、内回りと外回りで距離が長い方が短い方の2倍以内であれば短い方の料金が適用されるという規定により、宮城県道路公社が管理・運営する仙台南部道路を経由してもETC割引制度の適用を受ける場合がある。ただし、仙台宮城ICから仙台港北ICまで走行した場合には通常料金1,150円がETC通勤割引の時間帯だと内回りでも外回りでも600円なのに対し、[[今泉インターチェンジ|今泉IC]]から[[泉インターチェンジ|泉IC]]まで走行した場合には通常料金1,150円がETC通勤割引の時間帯だと内回りでも外回りでも650円となり、通常料金が同額ながら短い方に含まれる仙台南部道路の走行距離が長い後者のETC割引が不利になる。</ref>ため注意が必要。
 
==== 放射高速道路 ====
<div style="float: left; vertical-align: top; margin-right: 1em;">
* 北方向:[[東北自動車道|東北道]]([[北東北]]方面)