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'''北バージニア軍'''（Army of Northern Virginia）は、[[南北戦争]][[東部戦線 (南北戦争)|東部戦線]]において[[南軍]]の主力となって戦った[[軍]]で、[[アメリカ連合国]]北バージニア軍管区（Department of Northern Virginia）に属する野戦軍で
北バージニア軍管区は3つの小軍管区（District）から構成されていた。
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==結成==
[[Image:Battle flag of the US Confederacy.svg|thumb|150px|
「北バージニア」軍という名称は、第一には作戦を担当した地域を表す。当時の南軍の「軍」の大部分が、担当地域を軍の名称としていた。当初の名称は[[ポトマック軍 (南軍)|ポトマック軍]]であり、北バージニアにあった全ての部隊を統合して1861年6月20日に設立された。7月20日と21日に[[シェナンドー軍 (南軍)|シェナンドー軍]]とハーパーズ・フェリー小軍管区（District of Harpers Ferry）の部隊が加わった。[[北西部軍 (南軍)|北西部軍]]（Army of the Northwest）からの部隊も1862年3月14日から17日の間にポトマック軍に加わった。3月14日に、ポトマック軍は北バージニア軍に名称変更された。1862年4月12日には[[半島軍 (南軍)|半島軍]]（Army of the Peninsula）も統合された<ref name="E889">Eicher, pp. 889-90.</ref>。
[[ロバート・E・リー]]の伝記作家であるダグラス・フリーマン（[[:en:Douglas S. Freeman|Douglas S. Freeman]]）によると、北バージニア軍の名称が正式なものとなったのは、リーが軍司令官に就任した1862年6月1日のことであった<ref>Freeman, Vol. II, p. 78 and footnote 6.</ref>。しかしながら、フリーマンはリーと彼の前任者である[[ジョセフ・ジョンストン]]の通信において、それ以前に北バージニア軍という呼称を用いていることを認めている。このような混乱があるのは、ジョンストンが1861年10月22日に北バージニア軍管区（Department of Northern Virginia）の司令官に就任しており、非公式ではあるが軍管区の名前から北バージニア軍の名前が使われていたためである。アメリカ連合国大統領である[[ジェファーソン・デイヴィス]]とジョンストンはこの名前を採用しなかったが、3月14日の組織とリーが司令官となった6月1日の組織は同じものであり、現在においては通常3月14日に遡って北バージニア軍の名前を使用している。
[[バージニア州]]の[[連隊]]に加え、北バージニア軍には連合国各州の連隊、[[ジョージア州]]、[[テキサス州]]、[[アーカンソー州]]のような遠方の州の連隊も加わった。この中で最もよく知られているのは、テキサス旅団（[[:en:Texas Brigade|Texas Brigade]]）であり、第1、第4、第5テキサス連隊と第3アーカンソー連隊から構成されていた。テキサス旅団は多くの戦場で武勲を上げ、特に[[ゲティスバーグの戦い]]のデビルズ・デン（[[:en:Devil's Den|Devil's Den]]）が有名である。第50ジョージア志願兵歩兵連隊（[[:en:50th Georgia Volunteer Infantry|50th Georgia Volunteer Infantry]]）が、ジョージア州から加わった最も著名な連隊である。
==P・G・T・ボーリガード司令官時代==
[[Image:Pgt beauregard.jpg|thumb|100px|
北バージニア軍（当時はポトマック軍）の初代司令官は[[P・G・T・ボーリガード]]で、1861年6月20日から7月20日までの1ヶ月間だけその任にあった。彼の軍は6個旅団で構成されており、いくつかの民兵やそれ以前のアレクサンドリア軍管区（Department of Alexandria）からの砲兵部隊も含まれていた。ボーリガードが軍司令官だった間に、ポトマック軍の軍旗が決められ、後には北バージニア軍傘下の軍団や部隊全ての軍旗となった。当初の南軍の「スターズ・アンド・バーズ」は北軍の「スターズ・アンド・ストライプス」と見分けがつきにくく、このため新しい軍旗が決められたものである。7月20日に[[ジョセフ・ジョンストン]]のシェナンドー軍が加わると、ボーリガードは軍司令官をジョンストンに譲った。従来のポトマック軍は第1軍団となり、ボーリガードはその軍団長となった。翌7月21日、南北戦争最初の大会戦となった[[第一次ブルランの戦い]]が発生し、ジョンストンとボーリガードはこれに勝利した。
==ジョンストン司令官時代==
[[Image:Joseph Johnston.jpg|thumb|100px|
ポトマック軍とシャナンドー軍の統合により、1861年7月20日からジョセフ・ジョンストンが軍司令官となり、1862年5月31日までその職を務めた。
===ジョンストン時代に結成された軍団===
* ポトマック軍第1軍団：ボーリガード大将（1861年7月21日昇進）
* ポトマック軍第2軍団：[[グスタヴス・ウッドソン・スミス]]少将
ジョンストンを軍司令官として、ポトマック軍は直ちに[[第一次ブルランの戦い]]を戦い、これに勝利した。10月22日、北バージニア軍管区が正式に設立された。軍管区は3つの小軍管区で構成されていた。即ち、アクイア、ポトマックおよびバレー（シェナンドー渓谷）の各小軍管区であった。1862年4月、ノーフォーク軍管区と半島軍管区が北バージニア軍管区に統合・拡大された。1862年春、[[ジョージ・マクレラン]]少将率いる北軍[[ポトマック軍]]の[[半島方面作戦]]が開始されると、ジョンストンはアメリカ連合国の首都であるバージニア州[[リッチモンド (バージニア州)|リッチモンド]]防衛のため、北バージニア軍を南方に移動させざるを得なくなった。ジョンストンは防衛戦術を取りながら北軍の侵攻を遅滞させたが、5月31日の[[セブンパインズの戦い]]で重傷を負った。
==スミス臨時司令官
5月31日にジョンストンが負傷・入院し軍の指揮をとれなくなったため、予備部隊の指揮官であった[[グスタヴス・ウッドソン・スミス]]少将が臨時の軍司令官になった。しかしながら、翌日にデイヴィス大統領の命令で、ロバート・リー大将が軍司令官に就任した。
==リー司令官時代==
[[Image:Robert Edward Lee.jpg|thumb|100px|ロバート・E・リー大将]]
[[Image:Army of Northern Virginia Fredericksburg.svg|thumb|left|200px|[[フレデリックスバーグの戦い]]時の北バージニア軍戦闘序列（1862年12月）]]
[[Image:Army of Northern Virginia Wilderness.svg|thumb|left|200px|[[荒野の戦い]]時の北バージニア軍戦闘序列（1864年5月5日-7日）]]
1862年6月1日、最も有名であり、かつ最後の軍司令官となった[[ロバート・E・リー]]大将が負傷したジョンストンに代わって軍司令官を引き継いだ。最初の1年間、リーには2人の主要な部下がいた。右翼の指揮官である[[ジェイムズ・ロングストリート]]中将と左翼の指揮官である[[ストーンウォール・ジャクソン]]中将である。11月6日に、この2つの翼は[[第1軍団 (北バージニア軍)|第1軍団]]（ロングストリート）と[[第2軍団 (北バージニア軍)|第2軍団]]（ジャクソン）に名称が変更された。[[チャンセラーズヴィルの戦い]]でジャクソンが戦死した後の1863年5月30日、リーは北バージニア軍を3個軍団に再編した。ロングストリートの第1軍団、[[リチャード・イーウェル]]中将の第2軍団、[[A・P・ヒル]]中将の[[第3軍団 (北バージニア軍)|第3軍団]]である。1864年10月19日に、[[リチャード・H・アンダーソン]]中将の[[第4軍団 (北バージニア軍)|第4軍団]]が加わったが、1865年4月8日には第4軍団は第2軍団に統合された。第1～第3軍団の軍団長は、1864年から1865年にかけて頻繁に交替した。[[騎兵軍団 (北バージニア軍)|騎兵軍団]]は[[J・E・B・スチュアート]]少将が指揮した。騎兵軍団の設立は1862年8月17日で、1864年5月11日（スチュワートが瀕死の重傷を負った日）に廃止され、騎兵部隊は軍直轄となった。予備砲兵部隊は[[ウィリアム・ペンドルトン]]准将が指揮官を務めた<ref name="E889" />。
===リー司令官時代に編成された軍団===
北バージニア軍の兵力は拡大と縮小を繰り返したが、基本的には以下の構成であった。軍団は、「翼」や「コマンド」と呼ばれることもあった。
*[[第1軍団 (北バージニア軍)|第1軍団]]
*[[第2軍団 (北バージニア軍)|第2軍団]]
*[[第3軍団 (北バージニア軍)|第3軍団]]
*[[第4軍団 (北バージニア軍)|第4軍団]]、アンダーソン軍団と呼ばれることもある
*[[騎兵軍団 (北バージニア軍)|騎兵軍団]]
==作戦及び戦闘==
北バージニア軍が参加した主たる作戦・戦闘は以下のとおりである。
{| class=wikitable
|-
! 作戦
! 年
! 作戦開始時の兵力
! 戦闘
|-
| [[半島方面作戦]]
| 1862年
| 55,633
| [[セブンパインズの戦い|セブンパインズ]]（フェアオークス）
|-
| [[七日間の戦い]]
| 1862年
| 約92,000
| [[ゲインズミルの戦い|ゲインズミル]]、[[マルバーンヒルの戦い|マルバーンヒル]]
|-
| [[北バージニア方面作戦]]
| 1862年
| 約54,000
| [[第二次ブルランの戦い|第二次ブルラン]]
|-
| [[メリーランド方面作戦]]
| 1862年
| 約60,000
| [[アンティータムの戦い|アンティータム]]
|-
| フレデリックスバーグ方面作戦
| 1862年
| 約75,000
| [[フレデリックスバーグの戦い|フレデリックスバーグ]]
|-
| チャンセラーズヴィル方面作戦
| 1863年
| 約75,000
| [[チャンセラーズヴィルの戦い|チャンセラーズヴィル]]
|-
| [[ゲティスバーグ方面作戦]]
| 1863年
| 75,054
| [[ゲティスバーグの戦い|ゲティスバーグ]]
|-
| [[ブリストー方面作戦]]
| 1863年
| 55,221
|
|-
| [[マイン・ランの戦い]]
| 1863年
| 約50,000
|
|-
| [[オーバーランド方面作戦]]
| 1864年
| 62,230
| [[荒野の戦い]]、[[スポットシルバニア・コートハウスの戦い|スポットシルバニア・コートハウス]]、[[コールドハーバーの戦い|コールドハーバー]]
|-
| [[リッチモンド・ピータースバーグ方面作戦]]
| 1864年–65年
| 82,633
| [[第二次ピーターズバーグの戦い|ピーターズバーグ攻撃]]、[[クレーターの戦い|クレーター]]、[[ステッドマン砦の戦い|ステッドマン砦]]
|-
| [[アポマトックス方面作戦]]
| 1865年
| 約50,000
| [[ファイブフォークスの戦い|ファイブフォークス]]、[[アポマトックス・コートハウスの戦い|アポマトックス・コートハウス]]
|}
1865年4月9日、[[アポマトックス・コートハウス]]においてリー大将が北軍[[ユリシーズ・グラント]]中将への降伏文書に署名し、北バージニア軍が[[ポトマック軍]]に降伏したことにより、南北戦争は実質的に終了した。翌日、リーは北バージニア軍に対する告別の辞を出している。
==歴史==
===1861年10月22日創立時の編成===
[[Image:North Virginia Silk.svg|thumb|Battleflag made out of silk from November, 1861]]
'''北バージニア軍管区'''は1861年10月22日に成立した<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band V, S. 913f: [http://ehistory.osu.edu/osu/sources/recordView.cfm?page=913&dir=005 General Orders No. 15]</ref>。軍司令官は [[ジョセフ・ジョンストン]]大将で、軍管区は3個の小軍管区から構成されていた。
'''軍司令官：[[ジョセフ・ジョンストン]]大将'''
{| class="wikitable"
|-<center>
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|小軍管区
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|師団
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|旅団
! style="width:220px; background:#ffc1c1;"|指揮官
|-
| ポトマック小軍管区
|
|
| [[P・G・T・ボーリガード]]大将
|-
|
| 第1師団
|
| [[アール・ヴァン・ドーン]]少将
|-
|
| 第2師団
|
| [[グスタヴス・ウッドソン・スミス]]少将
|-
|
| 第3師団
|
| [[ジェイムズ・ロングストリート]]少将
|-
|
| 第4師団
|
| [[エドマンド・カービー・スミス]]少将
|-
| アクイア小軍管区
|
|
| [[:en:Theophilus H. Holmes|Theophilus H. Holmes]]少将
|-
|
|
| フレンチ旅団
| [[:en:Samuel Gibbs French|Samuel Gibbs French]]准将
|-
|
|
| 第2旅団
| [[:en:John George Walker|John G. Walker]]准将
|-
| バレー小軍管区
|
|
| [[ストーンウォール・ジャクソン]]少将
|-
|
|
| ガーネット旅団
| [[リチャード・ガーネット]]准将
|-
|
|
| アシュビー騎兵旅団
| [[ターナー・アシュビー]]大佐
|}
1862年2月28日の実兵員数は47,617人であった<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band V, S. 1086: [http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?frames=1&cite=http%3A%2F%2Fcdl.library.cornell.edu%2Fcgi-bin%2Fmoa%2Fmoa-cgi%3Fnotisid%3DANU4519-0005&coll=moa&view=75&root=%2Fmoa%2Fwaro%2Fwaro0005%2F&tif=01139.TIF&pagenum=1086 Army's day-service strength]</ref>。砲兵は砲兵軍団として組織され、109門の大砲を保有していた。
===1862年4月30日の編成===
[[Image:North Virginia First Bunting.svg|thumb|Battleflag made of wool, 1862]]
北バージニア軍の名前が最初に使用されたのは、1862年4月12日の「バージニア小軍管区」と「ノフォーク小軍管区」に対して出された、指揮系統に関する命令においてであった<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band V, S. 438: [http://ehistory.osu.edu/osu/sources/recordView.cfm?page=438&dir=005 Special Order No. 6]</ref>。4月30日時点での軍の編成は以下のとおりであった<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XI, Part III, S. 479 - 484: [http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?root=%2Fmoa%2Fwaro%2Fwaro0014%2F&tif=00481.TIF&cite=http%3A%2F%2Fcdl.library.cornell.edu%2Fcgi-bin%2Fmoa%2Fmoa-cgi%3Fnotisid%3DANU4519-0014&coll=moa&frames=1&view=75 Disposition on April,30 1862]</ref>。
'''軍司令官：[[ジョセフ・ジョンストン]]大将'''
{| class="wikitable"
|-<center>
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|翼
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|師団
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|旅団
! style="width:220px; background:#ffc1c1;"|指揮官
|-
| 右翼
|
|
| [[ジョン・マグルーダー]]少将
|-
|
| マクローズ師団
|
| [[ラファイエット・マクローズ]]准将
|-
|
| トゥームズ准将
|
| [[ロバート・トゥームズ]]准将
|-
|
|
| イーウェル旅団
| B. S. Ewell大佐
|-
| 中央翼
|
|
| ジェイムズ・ロングストリート少将
|-
|
|
| A・P・ヒル旅団
| [[A・P・ヒル]]准将
|-
|
|
| アンダーソン旅団
| [[リチャード・H・アンダーソン]]准将
|-
|
|
| コルストン旅団
| [[:en:Raleigh E. Colston|Raleigh E. Colston]]准将
|-
|
|
| ピケット旅団
| [[ジョージ・ピケット]]准将
|-
|
|
| ウィルコックス旅団
| [[カドマス・M・ウィルコックス]]准将
|-
|
|
| プライア旅団
| [[:en:John A. Winston|John A. Winston]]准将
|-
| 左翼
|
|
| [[D・H・ヒル]]少将
|-
|
| アーリー師団
|
| [[ジュバル・アーリー]]准将
|-
|
|
| アーリー旅団
| ジュバル・アーリー准将
|-
|
|
| ローズ旅団
| [[:en:Robert E. Rodes|Robert E. Rodes]]准将
|-
|
| レインズ師団
|
| [[:en:Gabriel J. Rains|Gabriel J. Rains]]准将
|-
|
|
| レインズ旅団
| Gabriel J. Rains准将
|-
|
|
| フェザーストン旅団
| [[:en:Winfield S. Featherston|Winfield S. Featherston]]准将
|-
|
|
| グローセスター・ポイント
| harles A. Crump大佐
|-
| 予備
|
|
| [[グスタヴス・ウッドソン・スミス]]少将
|-
|
|
| ホワイティング旅団
| [[W・H・C・ホワイティング]]准将
|-
|
|
| フッド旅団
| [[ジョン・ベル・フッド]]准将
|-
|
|
| コールストン旅団
| [[:en:Raleigh E. Colston|Raleigh E. Colston]]准将
|-
|
|
| ハンプトン旅団
| [[ウェイド・ハンプトン (3世)|ウェイド・ハンプトン]]大佐
|-
|
|
| アンダーソン旅団
| [[:en:Samuel Read Anderson|Samuel R. Anderson]]准将
|-
|
|
| ペティグルー旅団
| [[ジョンストン・ペティグルー]]准将
|-
|
|
| 騎兵旅団
| [[J・E・B・スチュアート]]准将
|}
[[半島方面作戦]]に開始時点において、北バージニア軍は55,663人の兵を有していた。大砲は各旅団に配備されると同時に予備砲兵部隊として編成された。[[シェナンドー渓谷]]にあったストーンウォール・ジャクソンの[[軍団]]も、北バージニア軍の指揮下に入った。但し、半島方面作戦と並行して、ジャクソンは彼自身の作戦を実施中であり、直接リーの指揮下にはなかったため、上の表にはジャクソン隷下の3個師団は含まれていない。
軍の編成は作戦開始後直ぐに不適切であることが判明した。[[7日間の戦い]]の前に、指揮権を集中するために、軍団に似た形に編成がなされた。この戦いでは、軍はジャクソンとマグルーダーの2個軍団（それぞれ4個師団および3個師団編成）と、3個師団（5－6個旅団編成）に再編された。また、ノースカロライナ小軍管区と予備砲兵（6個砲兵大隊）および騎兵旅団（6個騎兵連隊）が軍の直轄となった<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XI, Part II, S. 483ff: [http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?frames=1&coll=moa&view=50&root=%2Fmoa%2Fwaro%2Fwaro0013%2F&tif=00485.TIF&cite=http%3A%2F%2Fcdl.library.cornell.edu%2Fcgi-bin%2Fmoa%2Fmoa-cgi%3Fnotisid%3DANU4519-0013 Disposition at the beginning of the Seven Days Battle]</ref>。軍の定数は約90,000となったが、管理記録がほとんど残っていないため、実兵力は不明である。
===北バージニア方面作戦時の編成===
[[7日間の戦い]]での軍の編成では、未だに指揮系統上の問題で苦しんだ。このため、リー大将は北バージニア軍を再度分割し、軍団制度に類似した組織とし、それぞれ「右翼」および「左翼」と命名した。1862年8月28日の編成は以下のとおりであった<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XII, Part II, S. 546ff: [http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?frames=1&coll=moa&view=50&root=%2Fmoa%2Fwaro%2Fwaro0016%2F&tif=00548.TIF&cite=http%3A%2F%2Fcdl.library.cornell.edu%2Fcgi-bin%2Fmoa%2Fmoa-cgi%3Fnotisid%3DANU4519-0016 Disposition on the setout of the Northern Virginia Campaign]</ref>。
'''軍司令官：[[ロバート・E・リー]]大将'''
{| class="wikitable"
|-<center>
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|翼
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|師団
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|旅団・支援部隊
! style="width:220px; background:#ffc1c1;"|指揮官
|-
| 右翼
|
|
| ジェイムズ・ロングストリート少将
|-
|
| 直轄
| 3個砲兵大隊
|
|-
|
| アンダーソン師団
| 3個旅団
| リチャード・アンダーソン少将
|-
|
| ジョーンズ師団
| 3個旅団
| [[:en:David Rumph Jones|David Rumph Jones]]准将
|-
|
| ウィルコックス師団
| 3個旅団/2個砲兵中隊
| カドマス・M・ウィルコックス准将
|-
|
| フッド師団
| 2個旅団 / 1個砲兵大隊
| ジョン・ベル・フッド准将
|-
|
| ケンパー師団
| 3個旅団
| [[ジェイムズ・ケンパー]]准将
|-
|
|
| エヴァンズ旅団/ 1個砲兵中隊
| [[:en:Nathan George Evans|Nathan George Evans]]准将
|-
| 左翼
|
|
| ストーンウォール・ジャクソン少将
|-
|
| ジャクソン師団
| 4個旅団 / 1個砲兵連隊
| [[:en:William B. Taliaferro|William B. Taliaferro]]准将
|-
|
| ヒル軽師団
| 6個旅団 / 1 個砲兵連隊
| A・P・ヒル少将
|-
|
| イーウェル師団
| 4個旅団 / 1個砲兵連隊
| [[リチャード・イーウェル]]少将
|-
| 騎兵師団
|
| 3 個騎兵旅団 / 1個砲兵中隊
| J・E・B・スチュアート少将
|}
予備砲兵部隊は、2個砲兵連隊と2個砲兵大隊で構成されていた。これらの部隊は[[北バージニア方面作戦]]の間リッチモンド近郊にあり、1862年9月3日に軍本体に合流した。A.P.ヒル少将の師団も北軍[[ジョージ・マクレラン]]をできるだけ長く引きつけておくため、リッチモンドの東側で待機していた<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XII, Part II, S. 176: [http://ehistory.osu.edu/osu/sources/recordView.cfm?page=176&dir=016 Hill's order]</ref>。北軍[[ポトマック軍]]が[[ジョン・ポープ]]の[[バージニア軍]]支援のために移動することが明確となった時点で、リーはヒル師団に北方へ移動するように命令した<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XII, Part II, S. 553: [http://ehistory.osu.edu/osu/sources/recordView.cfm?page=553&dir=016 Hill's stay]</ref>。しかし、ヒル師団は北バージニア方面作戦での戦闘に加わることはなかった。作戦を通じて、約54,000の兵が従軍した。
===メリーランド方面作戦時の編成===
[[Image:North Virginia Third Bunting.svg|thumb|Battleflag made from wool, 1863]]
北バージニア軍は[[第二次ブルランの戦い]]に勝利したが、その損失を[[メリーランド方面作戦]]開始前に補充する必要があった。軍の組織を根本から変える必要は無かったが、リーは幾つかの師団・旅団の入れ替えを行い、また追加された戦力もあった。各「翼」は正式に「[[軍団]]」と呼ばれることとなった。メリーランド方面作戦時の北バージニア軍の編成は以下のとおりであった<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XIX, Part I, S. 803ff: [http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?frames=1&cite=http%3A%2F%2Fcdl.library.cornell.edu%2Fcgi-bin%2Fmoa%2Fmoa-cgi%3Fnotisid%3DANU4519-0027&coll=moa&root=%2Fmoa%2Fwaro%2Fwaro0027%2F&tif=00819.TIF&view=75 Disposition on the setout of the Maryland Campaign]</ref>
'''軍司令官：ロバート・E・リー大将'''
{| class="wikitable"
|-<center>
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|軍団
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|師団
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|旅団・支援部隊
! style="width:220px; background:#ffc1c1;"|指揮官
|-
| ロングストリート軍団（第1軍団）
|
|
| ジェイムズ・ロングストリート中将
|-
|
| 直轄
| 2個砲兵大隊
|
|-
|
| アンダーソン師団
| 6個旅団 / 1個砲兵大隊
| リチャード・アンダーソン少将
|-
|
| ジョーンズ師団
| 6個旅団 / 4個砲兵中隊
| David Rumph Jones准将
|-
|
| マクローズ師団
| 4個旅団 / 1個砲兵大隊
| [[ラファイエット・マクローズ]]少将
|-
|
| フッド師団
| 2個旅団 / 1個砲兵大隊
| ジョン・ベル・フッド准将
|-
|
| ウォーカー師団
| 2個旅団 / 2個砲兵中隊
| [[:en:John George Walker|John G. Walker]]准将
|-
|
|
| エバンス旅団 / 1個砲兵中隊
| Nathan George Evans准将
|-
| ジャクソン軍団（第2軍団）
|
|
|ストーンウォール・ジャクソン中将
|-
|
| ジャクソン師団
| 4個旅団 / 1個砲兵連隊
| [[:en:John Robert Jones|John R. Jones]]准将
|-
|
| ヒル軽師団
| 6個旅団 / 1個砲兵連隊
| A・P・ヒル少将
|-
|
| ヒル師団
| 5個旅団 / 1個砲兵大隊
| D・H・ヒル少将
|-
|
| イーウェル師団
| 4個旅団 / 1個砲兵連隊
| [[:en:Alexander Robert Lawton|Alexander R. Lawton]]准将
|-
| 騎兵師団
|
| 3個騎兵旅団 / 3個砲兵大隊
| J・E・B・スチュアート少将
|-
| 予備砲兵
|
| 4個大隊 / 5個砲兵中隊
| [[ウィリアム・ペンドルトン]]准将
|}
4個ないし5個師団から個性される軍団制度は、全体的な指揮を容易にし概ね上手くいった。リーは[[アンティータムの戦い]]の前から、全体の構成をスリム化することを考えていたが、指揮官の変更は意図していなかった。アメリカ連合国議会は軍団の設立を承認し、[[ジェファーソン・デイヴィス]]大統領は議会の承認を確認し、ロングストリートとジャクソンを中将に昇進させた。リーはこの変更を1862年11月6日に、特別命令234号として出している<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XIX, Part II, S. 698f: [http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?frames=1&cite=http%3A%2F%2Fcdl.library.cornell.edu%2Fcgi-bin%2Fmoa%2Fmoa-cgi%3Fnotisid%3DANU4519-0028&coll=moa&view=50&root=%2Fmoa%2Fwaro%2Fwaro0028%2F&tif=00654.TIF&pagenum=698 Nomination of Commanding Generals]</ref>。メリーランド方面作戦には約60,000の兵が参加した。
===1863年5月30日から1865年4月9日までの編成===
1863年5月10日、[[チャンセラーズヴィルの戦い]]でジャクソンが戦死したため、リーは軍団をさらに分割した。デイヴィス大統領は特別命令第146号で、北バージニア軍の再編を承認した<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XXV, Part II, S. 840: [http://ehistory.osu.edu/osu/sources/recordView.cfm?page=840&dir=040 Special Orders No. 146]</ref>。
'''軍司令官：ロバート・E・リー大将'''
{| class="wikitable"
|-<center>
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|軍団/独立部隊
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|師団
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|旅団/支援部隊
! style="width:220px; background:#ffc1c1;"|指揮官
|-
| 第1軍団
|
|
| ジェームズ・ロングストリート中将
|-
|
| ピケット師団
| 3個旅団 / 1個砲兵大隊
| ジョージ・ピケット少将
|-
|
| マクローズ師団
| 4個旅団 / 1個砲兵大隊
| ラファイエット・マクローズ少将
|-
|
| フッド師団
| 4個旅団 / 1個砲兵大隊
| ジョン・ベル・フッド少将
|-
| 第2軍団
|
|
| リチャード・イーウェル中将
|-
|
| アーリー師団
| 4個旅団 / 1個砲兵大隊
| ジュバル・アーリー少将
|-
|
| ジョンソン師団
| 4個旅団 / 1個砲兵大隊
| エドワード・ジョンソン少将
|-
|
| ローズ師団
| 5個旅団 / 1個砲兵大隊
| ロバート・ローズ少将
|-
| 第3軍団
|
|
| A.P.ヒル中将
|-
|
| アンダーソン師団
| 5個旅団 / 1個砲兵大隊
| リチャード・アンダーソン少将
|-
|
| ヒース師団
| 4個旅団 / 1個砲兵大隊
| [[:en:Henry Heth|Henry Heth]]少将
|-
|
| ペンダー師団
| 4個旅団 / 1個砲兵大隊
| [[:en:William Dorsey Pender|William Dorsey Pender]]少将
|-
| 騎兵師団
|
| 6個騎兵旅団 / 1個砲兵大隊
| J・E・B・スチュアート少将
|-
| 砲兵予備
|
| 6個砲兵大隊
| ウィリアム・ペンドルトン准将
|-
| インボーデン部隊
|
| 1個旅団 / 1個砲兵中隊
| [[:en:John D. Imboden|John D. Imboden]]准将
|}
[[ゲティスバーグ方面作戦]]中、リーは砲兵予備部隊の砲兵大隊を各軍団の直轄とした。[[ゲティスバーグの戦い]]時の北バージニア軍の兵力あ75,054人であった<ref>National Park Service: [http://www.cr.nps.gov/hps/abpp/battles/pa002.htm Army's day-service strength]</ref>。
ゲティスバーグの戦いでは、軍は241門以上の大砲を出動させた<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XXV, Part II, S. 355ff: [http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?frames=1&coll=moa&view=50&root=%2Fmoa%2Fwaro%2Fwaro0044%2F&tif=00357.TIF&cite=http%3A%2F%2Fcdl.library.cornell.edu%2Fcgi-bin%2Fmoa%2Fmoa-cgi%3Fnotisid%3DANU4519-0044 Artillery in the armory following the Battle of Gettysburg]</ref>。作戦終了後、各砲兵大隊は再び予備部隊に戻された。
9月9日、リー大将は第一軍団を[[ブラクストン・ブラッグ]]の[[テネシー軍 (南軍)|テネシー軍]]（[[:en:Army of Tennessee|Army of Tennessee]]）に派遣しなければならなくなった。この後、軍団は再び分割されたが、その変更は大きなものではなく、騎兵部隊の組織だけが大きく変わった<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XXIX, Part I, S. 398ff: [http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?root=%2Fmoa%2Fwaro%2Fwaro0048%2F&tif=00416.TIF&cite=http%3A%2F%2Fcdl.library.cornell.edu%2Fcgi-bin%2Fmoa%2Fmoa-cgi%3Fnotisid%3DANU4519-0048&coll=moa&frames=1&view=75 Disposition on September,30 1863]</ref>。
'''軍司令官：ロバート・E・リー大将'''
{| class="wikitable"
|-<center>
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|軍団/独立部隊
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|師団
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|旅団/支援部隊
! style="width:220px; background:#ffc1c1;"|指揮官
|-
| II Corps
|
|
| リチャード・イーウェル中将
|-
|
| 直轄
| 5個砲兵大隊
|
|-
|
| アーリー師団
| 4個旅団
| ジュバル・アーリー少将
|-
|
| ジョンソン師団
| 4個旅団
| エドワード・ジョンソン少将
|-
|
| ローズ師団
| 5個旅団
| ロバート・ローズ少将
|-
| 第3軍団
|
|
| A・P・ヒル中将
|-
|
| 直轄
| 5個砲兵大隊
|
|-
|
| アンダーソン師団
| 5個旅団
| リチャード・アンダーソン少将
|-
|
| ヒース師団
| 4個旅団
| ヘンリー・ヒース少将
|-
|
| ウィルコックス師団
| 4個旅団
| カムダス・ウィルコックス少将
|-
| 騎兵軍団
|
|
| J・E・B・スチュワート少将
|-
|
| 直轄
| 1個砲兵大隊
|
|-
|
| ハンプトン師団
| 2個騎兵旅団
| [[ウェイド・ハンプトン (3世)|ウェイド・ハンプトン]]少将
|-
|
| リー師団
| 3個旅団
| [[フィッツヒュー・リー]]少将
|-
| 予備砲兵
|
| 2個砲兵大隊
| ウィリアム・ペンドルトン少将
|-
| シェナンドー渓谷小軍管区
|
| 1個旅団 / 1個砲兵大隊
| ジョン・インボーデン准将
|-
| クック旅団
|
|
| [[:en:John Rogers Cooke|John R. Cooke]]准将
|}
軍の総兵力は55.221人となった。1863年12月31日までの組織の変更は僅かであり、クック旅団がヒース師団の指揮下に入り、ハンプトン師団に騎兵1個旅団が追加され、第3軍団に砲兵大隊が追加された程度出会った。インボーデンはシェナンドー渓谷に留まり、その後アーリー少将がシェナンドー渓谷小軍管区を引き継いだ。12月31日時点での総兵力は54,715人となった。
その後戦争終了まで、北バージニア軍の組織に変更はなかった。軍の下には幾つかの軍団があり、各軍団は複数の師団から構成されていた。軍の兵力は最初の6ヶ月間で、46,380人から62,230人に増加した。7月には、ノースカロライナとリッチモンドの防衛の担当となった。[[リッチモンド・ピータースバーグ方面作戦]]では、軍の兵力は一時的に82,633人まで増加したが、軍の一部はシェナンドー渓谷にあったアーリー中将の指揮下にあった。
1864年、北バージニア軍は[[オーバーランド方面作戦]]、[[1864年のバレー方面作戦#ボルティモア・アンド・オハイオ鉄道に対するアーリーの襲撃と行動|アーリーのボルティモア・アンド・オハイオ鉄道に対する襲撃]]、リッチモンド・ピータースバーグ方面作戦、[[1864年のバレー方面作戦#シェリダンのバレー方面作戦（8月-10月）|シェナンドー渓谷方面作戦]]で、2倍以上の兵力を有する北軍のポトマック軍、[[ジェームズ軍]]、[[シェナンドー軍]]と戦った。1865年1月31日の編成では<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XLVI, Part II, S. 1170ff: [http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?frames=1&cite=http%3A%2F%2Fcdl.library.cornell.edu%2Fcgi-bin%2Fmoa%2Fsgml%2Fmoa-idx%3Fnotisid%3DANU4519-0096&coll=moa&view=75&root=%2Fmoa%2Fwaro%2Fwaro0096%2F&tif=01277.TIF&pagenum=1170 Disposition on January,31 1865]</ref>、69,659人の兵力を有していたものの、少なく見ても4,500人程度には銃が支給されていなかった<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XLVI, Part I, S. 384ff: [http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?root=%2Fmoa%2Fwaro%2Fwaro0095%2F&tif=00406.TIF&cite=http%3A%2F%2Fcdl.library.cornell.edu%2Fcgi-bin%2Fmoa%2Fmoa-cgi%3Fnotisid%3DANU4519-0095&coll=moa&frames=1&view=75 Army's strength on January,31 1865]</ref>。
'''軍司令官：ロバート・E・リー大将'''
{| class="wikitable"
|-<center>
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|軍団/独立部隊
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|師団
! style="width:150px; background:#ffc1c1;"|旅団/支援部隊
! style="width:220px; background:#ffc1c1;"|指揮官
|-
| 第1軍団
|
|
| ジェームズ。ロングストリート中将
|-
|
| 直轄
| 6個砲兵大隊
|
|-
|
| ピケット師団
| 4個旅団
| ジョージ・ピケット少将
|-
|
| フィールド師団
| 5個旅団
| [[:en:Charles W. Field|Charles W. Field]]少将
|-
|
| カーショウ師団
| 4個旅団
| [[:en:Joseph B. Kershaw|Joseph B. Kershaw]]少将
|-
| 第2軍団
|
|
| [[ジョン・B・ゴードン]]少将
|-
|
| 直轄
| 4個砲兵大隊
|
|-
|
| アーリー師団
| 3個旅団
| [[:en:John Pegram (general)|John Pegram]]准将
|-
|
| ゴードン師団
| 3個旅団
| [[:en:Clement A. Evans|Clement A. Evans]]准将
|-
|
| ローズ師団
| 4個旅団
| [[:en:Bryan Grimes|Bryan Grimes]]准将
|-
| 第3軍団
|
|
| A・P・ヒル中将
|-
|
| 直轄
| 7個砲兵大隊
|
|-
|
| マホーン師団
| 5個旅団
| [[ウィリアム・マホーン]]少将
|-
|
| ヒース師団
| 4個旅団
| ヘンリー・ヒース少将
|-
|
| ウィルコックス師団
| 4個旅団
| カドマス・ウィルコックス少将
|-
| アンダーソン軍団
|
|
| リチャード・アンダーソン中将
|-
|
| 直轄
| 4個砲兵大隊
|
|-
|
| ジョンソン師団
| 4個旅団
| [[:en:Bushrod Johnson|Bushrod Johnson]]少将
|-
| シェナンドー渓谷小軍管区
|
| 6個砲兵大隊
| ジュバル・アーリー少将
|-
|
| ワートン師団
| 3個歩兵連隊・1個騎兵連隊
| [[:en:John A. Wharton|John A. Wharton]]准将
|-
| 騎兵軍団
|
|
| ウェイド・ハンプトン少将
|-
|
| 直轄
| 3個砲兵大隊
|
|-
|
| リー師団
| 3個旅団
| [[W・H・F・リー]]准将
|}
1865年4月2日のA・P・ヒル中将の戦死後、第3軍団は解散し第1軍団に統合された。4月9日、リー大将は降伏した。翌日、北バージニア軍兵士・士官の不屈の勇気に感謝を述べ、一般命令第9号によって北バージニア軍は解散した<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XLVI, Part I, S. 1267: [http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?frames=1&cite=http%3A%2F%2Fcdl.library.cornell.edu%2Fcgi-bin%2Fmoa%2Fmoa-cgi%3Fnotisid%3DANU4519-0095&coll=moa&root=%2Fmoa%2Fwaro%2Fwaro0095%2F&tif=01289.TIF&view=75 Dismissal]</ref>。4月10日にこの解散の辞を受けた兵士は、28,231名であった<ref>The War of the Rebellion, Series I, Band XLVI, Part I, S. 1277ff: [http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?root=%2Fmoa%2Fwaro%2Fwaro0095%2F&tif=01299.TIF&cite=http%3A%2F%2Fcdl.library.cornell.edu%2Fcgi-bin%2Fmoa%2Fmoa-cgi%3Fnotisid%3DANU4519-0095&coll=moa&frames=1&view=75 Discharge on word of honor]</ref>。
==脚注==
82 ⟶ 871行目:
==参考資料==
* Eicher, John H., and [[:en:David J. Eicher|Eicher, David J.]], ''Civil War High Commands'', Stanford University Press, 2001, ISBN 0-8047-3641-3.
* [[:en:Douglas S. Freeman|Freeman, Douglas S.]], [http://penelope.uchicago.edu/Thayer/E/Gazetteer/People/Robert_E_Lee/FREREL/home.html ''R. E. Lee, A Biography''] (4 volumes), Scribners, 1934.
* Freeman, Douglas S. ''R. E. Lee. A Biography''. 4. Bde., Charles Scribner's Sons, New York und London 1934f. [http://penelope.uchicago.edu/Thayer/E/Gazetteer/People/Robert_E_Lee/FREREL/home.html online here]
* Freeman, Douglas S. ''Lee's Lieutenants. A Study in Command''. 3 Bde., Scribners, New York 1942–1944.
92 ⟶ 881行目:
==追加資料==
* [http://uapress.ua.edu/product/Small-but-Spartan-Band,4736.aspx “A Small but Spartan Band: The Florida Brigade in Lee’s Army of Northern Viginia,''] by Zack C. Waters and James C. Edmonds, 2010, published by the [[:en:University of Alabama Press|University of Alabama Press]]
101 ⟶ 890行目:
[[de:Army of Northern Virginia]]
[[en:Army of Northern Virginia]]
[[fi:Pohjois-Virginian armeija]]
[[fr:Armée de Virginie du Nord]]
[[hr:Vojska Sjeverne Virginije]]
[[it:Armata Confederata della Virginia Settentrionale]]
[[ko:북버지니아군]]
[[nl:Army of Northern Virginia]]
[[pl:Armia Północnej Wirginii]]
109 ⟶ 900行目:
[[ru:Северовирджинская армия]]
[[simple:Army of Northern Virginia]]
[[vi:Binh đoàn Bắc Virginia]]
[[zh:北維吉尼亞軍團]]
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