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|公用語 = 法的指定なし
|面積順位 = 47
|総面積 = 22,587608
|面積大きさ = 1 E10
|陸地面積 = 19,210231
|水域面積 = 3,377378
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|人口値 = 8,791,894
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|上院議員 = {{仮リンク|ボブ・メネンデス|en|Bob Menendez}}<br />{{仮リンク|ジェフリー・キエーザ|en|Jeffrey Chiesa}}
}}
'''ニュージャージー州'''({{lang-en-short|state of New Jersey}})は、[[アメリカ合衆国|米国]]東部の[[大西洋]]沿岸にある[[アメリカ合衆国の州|州]]である。州の北東は[[ハドソン川]]越しに[[ニューヨーク州]]に接し、西は[[ペンシルベニア州]]に西南の一角は[[デラウェア湾]]を挟んで[[デラウェア州]]に接している。に[[ニューヨーク]]、は大西[[フィラデルフィア]]と隣接しており、古くから2つの都市を結ぶ回廊、あいは郊外都市、気軽なリゾート地としても発展を遂げてきた著名な衛星都市として[[ジャージーシティ]]、[[ニューーク (ニュージャージー州)|ニューアーク]](以上、ニューヨーク側)、[[メリムデン (ニュージャージー合衆国50)|カムデン]]の中で[[トレントン (ニュージャージー州)|トレントン]](以上フィラデルフィア側)などがある。一方陸地面積では第47位州内人口で核となる都市が存在しないため第11位経済格差や治安の悪化などが深刻化し、その救済策として[[ネバダ州]]に次ぎ、[[カジノ]]を合法化した経緯人口密度第1位である。[[アトランティックシティ]]は東海岸随一2011年カジノ・シティとして有名世帯当たり収入の中央値では第2位である<ref>{{cite web|url=http://www.census.gov/prod/2012pubs/acsbr11-02.pdf|title=Median Household Income and Gini Index in the Past 12 Months by State and Puerto Rico: 2010 and 2011 - Page 5|publisher=U.S. Census Bureau|accessdate=2012-09-20}}</ref>
 
北東に[[ニューヨーク]]、南西に[[フィラデルフィア]]と隣接しており、古くから2つの都市を結ぶ回廊、あるいは郊外都市、気軽なリゾート地としても発展を遂げてきた。著名な衛星都市として[[ジャージーシティ]]、[[ニューアーク (ニュージャージー州)|ニューアーク]](以上、ニューヨーク側)、[[カムデン (ニュージャージー州)|カムデン]]、[[トレントン (ニュージャージー州)|トレントン]](以上フィラデルフィア側)などがある。一方、州内は核となる都市が存在しないため、経済格差や治安の悪化などが深刻化し、その救済策として[[ネバダ州]]に次ぎ、[[カジノ]]を合法化した経緯がある。[[アトランティックシティ]]は東海岸随一のカジノ・シティとして有名である。
[[イギリス]]から最初に[[アメリカ独立戦争|独立]]した13州のうちの1つ。州名は[[イギリス海峡]]に位置する[[チャンネル諸島]]の[[ジャージー|ジャージー島]]に由来する。
 
[[イギリス]]から最初に[[アメリカ合衆国の独立|独立]]した13州のうちの1つ。州名は[[イギリス海峡]]に位置する[[チャンネル諸島]]の[[ジャージー|ジャージー島]]に由来する。
[[州都]]は[[トレントン (ニュージャージー州)|トレントン市]]で、最大[[都市]]は[[ニューアーク (ニュージャージー州)|ニューアーク]]。
 
[[州都]]は[[トレントン (ニュージャージー州)|トレントン市]]で、最大[[都市]]は[[ニューアーク (ニュージャージー州)|ニューアーク]]である。
 
== 歴史 ==
: ''主要記事:[[ニュージャージー州の歴史]]''
約1億8,000年前の[[ジュラ紀]]、ニュージャージー州となった地域は[[北アフリカ]]に接していた。北アメリカとアフリカのプレートが衝突した圧力で[[アパラチア山脈]]が隆起した。約18,000年前の[[氷河期|氷河時代]]には氷河がニュージャージーにも達した。氷河が後退するとその後にパセーイク湖や多くの川、湿地、峡谷を残した<ref>[http://www.greatswamp.org/GSW/Geology.htm Geological History] by Great Swamp Watershed Association. Retrieved December 22, 2005.</ref>。
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=== 連邦に加盟するまで ===
 
この地域に最初に入ったのは[[アメリカ・インディアン]]であり、ヨーロッパ人が到着したときには、レニ・[[レナペ]]族が支配していた。レナペ族は小規模の農業(主にトウモロコシ)を行う緩やかな組織の集団であり、[[デラウェア川]]、[[ハドソン川]]下流、[[ロングアイランド湾]]西部を取り巻く地域で移動する狩猟採集型社会の拡大を目指していた。レナペ族の社会は共通の[[母系制|母系先祖]]を元にする母系集団に分かれていた。これら集団はカメやオオカミなど動物の印で識別される3つの胞族に組織された。17世紀初期にオランダ人と遭遇しており、ヨーロッパ人との関係は主に[[毛皮貿易|毛皮交易]]を通じてだった。
=== 連邦への加盟 ===
 
=== その後の歴史的出来事植民地時代 ===
{{Main|ニュージャージー植民地}}
ニュージャージーの土地に最初に領有権を主張したのは[[オランダ人]]だった。[[ニューネーデルラント]]植民地は、現在の大西洋岸中部州の部分で構成されていた。ヨーロッパ人による土地の領有権という考え方はレナペ族に認められなかったが、[[オランダ西インド会社]]の政策では、植民者が入植する土地を購入することを求めていた。最初に購入したのはマイケル・ポーであり、ノース川に沿ったパボニアの領主となり、後にバーゲンと呼ばれた。ピーター・ミニュイットはデラウェア川沿いの土地を購入し、[[ニュースウェーデン]]植民地を設立した。1664年には、これら全域がイングランド領となった。この年、イングランドのリチャード・ニコルズ大佐の指揮するイングランド艦隊が現在の[[ニューヨーク港]]に入り、アムステルダム砦を占領して全域をイングランド領に併合した。
 
[[イングランド内戦]]のとき、チャネル諸島のジャージーはイギリス王室に対する忠誠を守り、国王の逃避場となった。国王[[チャールズ1世 (イングランド王)|チャールズ1世]]の処刑後の1649年、その息子の[[チャールズ2世 (イングランド王)|チャールズ2世]]が就位を宣言したのがセントへリアのロイヤル広場からだった。北アメリカの土地はチャールズ2世によって分割され、弟の[[ジェームズ2世 (イングランド王)|ヨーク公ジェームズ]]には[[ニューイングランド]]と[[メリーランド植民地|メリーランド]]に挟まれた地域を領主領(王室領植民地と区別)として与えた。ジェームズはハドソン川とデラウェア川に挟まれた地域(今日のニュージャージー州)を、イングランド内戦のときにも忠誠を尽くした2人の友人に与えた。それがジョージ・カートレットとストラットンの初代バークレー男爵ジョン・バークレーだった<ref>{{cite web|url=http://www.mrnussbaum.com/readingcomp/njcolony.htm|title=New Jersey Colony Reading Comprehension|publisher=MrNussbaum.com|accessdate=2012-09-10}}</ref>。この地域は[[ニュージャージー植民地]]と名付けられた。
 
ニュージャージーはその始まりから、民族も宗教も多様であるという特徴があった。ニューイングランドの[[福音主義]]者達が、[[スコットランド]]の[[長老派教会]]員や[[オランダ改革派]]教会員と共に入植した。住民の大半は100エーカー (400,000 m²) の土地を持って町に住んでおり、それ以上の広大な土地を所有する者は希だった。イングランドの[[クエーカー]]教徒や[[イングランド国教会]]員が大規模土地所有者だった。[[プリマス植民地]]、[[ジェームズタウン (バージニア州)|ジェームズタウン]]など他の植民地とは異なり、ヨーロッパから直接移民して来るものではなく、他の植民地からの移住者で第二の人口増が起きた。植民地時代を通じて農業社会に留まり、田園が残り、換金作物を栽培する農業も間歇的なものだった。デラウェア川沿いのバーリントンやパースアンボイなど幾つかの町が、ニューヨーク市やフィラデルフィア市への重要な出荷港として出現した。土地が肥沃なことと、宗教に対して寛容な政策を採ったことで、多くの開拓者を惹き付け、1775年までに人口は12万人になっていた。
 
イングランドがハッケンサック川と[[アーサー・キル]]沿いを支配するようになって最初の10年間、開拓者はおもにニューイングランドから来ていた。1673年3月18日、バークレーが持ち分である植民地の半分をイングランドのクエーカーに売却した。クエーカー教徒はクエーカーの植民地としてデラウェア・バレー地域に入植した。[[ウィリアム・ペン]]が暫くその土地の信託者として機能していた。1674年から1702年の28年間は東ジャージーと西ジャージーという2つの植民地として統治された。当時は[[ニューヨーク植民地]]あるいはニューイングランド自治領の一部としてだった。
 
1702年、領主や総督ではなく王室の下に2つの植民地が統合された。王室植民地としてコーンベリー卿エドワード・ハイドが初代総督になった。イギリスはハイドが非効率で腐敗した統治者であり、賄賂を取り、土地に投機していると見なした。1708年、ハイドはイングランドに呼び戻された。ニュージャージーはその後ニューヨークの総督によって統治されたが、このことでニュージャージーの開拓者達を激高させ、ニューヨークを依怙贔屓していると告発した。ルイス・モリス判事がこの訴訟の処理にあたり、1738年には国王[[ジョージ2世 (イギリス王)|ジョージ2世]]から総督に指名された<ref>Streissguth pg 30–36</ref>。
 
=== アメリカ独立戦争期 ===
[[アメリカ独立戦争]]で、ニュージャージーはイギリスの支配に対して反抗した[[13植民地]]の1つとなった。ニュージャージー憲法が1776年7月2日に成立したが、これは第二次[[大陸会議]]でアメリカがイギリスからの独立を宣言する2日前のことだった。憲法を採択したのは植民地議会であり、そのまま州議会となった。中立性を保つために、ニュージャージーがイギリスと和解に達した場合には、この憲法が無効になるものとされていた。
 
[[ファイル:Princetonwashington.jpg|thumb|[[プリンストンの戦い]]で部隊を鼓舞する[[ジョージ・ワシントン]]]]
大陸会議に対するニュージャージーの代表、[[リチャード・ストックトン]]、[[ジョン・ウィザースプーン]]、[[フランシス・ホプキンソン]]、[[ジョン・ハート (政治家)|ジョン・ハート]]、[[エイブラハム・クラーク]]が[[アメリカ独立宣言]]に署名した。
 
独立戦争の間、イギリス軍とアメリカ軍が何度もニュージャージーを行き来し、幾つか重要な戦闘も起こった。このことで、「革命の交差点」と呼ばれることも多い。[[ジョージ・ワシントン]]将軍はモリスタウンを2冬にわたって冬季宿営地としており、革命の軍事首都とも呼ばれた。
 
1776年12月25日から26日の夜、ワシントン将軍指揮下の[[大陸軍 (アメリカ)|大陸軍]]がデラウェア川を渡った。この渡河後におきた[[トレントンの戦い]]でドイツ人傭兵部隊を急襲し破った。この戦闘から僅か1週間後に[[アッサンピンク・クリークの戦い|第二次トレントンの戦い]]が起こり、イギリス軍[[チャールズ・コーンウォリス]]将軍の進軍を止めることで大きな勝利を掴んだ。さらに1777年1月3日には[[プリンストンの戦い|プリンストンを急襲し]]、そこのイギリス軍を破った。エマヌエル・ロイツが描いた『[[デラウェア川を渡るワシントン]]』は独立戦争の象徴になった。
 
ワシントン指揮下のアメリカ軍は、1778年6月にも[[ヘンリー・クリントン]]指揮下のイギリス軍と[[モンマスの戦い]]で会したが、引き分けに終わった。ワシントンは急襲でイギリス軍部隊を捉えようとしたが、イギリス軍がアメリカ軍の側面を衝くと、アメリカ軍は算を乱して後退した。アメリカ軍は再度編成し直され、イギリス軍の攻撃に耐えた。
 
1783年夏、大陸会議が[[プリンストン大学]]のナッソーホールで開催されたので、[[プリンストン (ニュージャージー州)|プリンストン]]は4か月間の首都になった。独立戦争を終わらせる[[パリ条約 (1783年)|パリ条約]]が調印されたという報せが入ったのも、このプリンストンの時だった。
 
1787年12月18日、ニュージャージー州は[[アメリカ合衆国憲法]]を批准した3番目の州になった。この憲法はニューヨーク州やペンシルベニア州がヨーロッパからの輸入品に関税を課すことを妨げていたので、ニュージャージー州では人気が高かった。1789年11月20日、[[権利章典 (アメリカ)|権利章典]]を批准したことでは新生アメリカ合衆国で最初の州になった。
 
1776年に採択されたニュージャージー州憲法では、一定以上の富を持つ「全ての住人」に選挙権を制限していた。これには女性や黒人も含んだが、結婚した女性はその夫とは別に独自の資産を持てなかったので、選挙権が無かった。1807年、州議会は憲法が普遍的に「白人男性」に選挙権を与え、貧者を除外するという解釈を与えた法案を成立させた<ref>Klinghoffer and Elkis ("The Petticoat Electors: Women's Suffrage in New Jersey, 1776–1807", ''Journal of the Early Republic'' 12, no. 2 (1992): 159–193.)</ref>。
 
=== 19世紀 ===
1804年2月15日、ニュージャージー州は北部では最後に[[奴隷制度]]を廃止した州となり、現存する奴隷制度を緩やかに無くしていく法を成立させた。このことで緩りと奴隷人口は減っていった。[[南北戦争]]が近付いたとき、州内で1ダースの[[アフリカ系アメリカ人]]が自由人の見習い状態だった。当初州民は奴隷制度を禁じ、黒人に権利を認める憲法修正の批准を拒みんだ。
 
1844年、二代目の州憲法が批准されて施行された。これによって郡が州上院議員を選ぶ選挙区となり、[[マーサー郡 (ニュージャージー州)|マーサー郡]]の新設など郡境の調整が続いた。この規定は1947年憲法でも継続されたが、1962年の「ベイカー対カー事件」に対する[[アメリカ合衆国最高裁判所]]判決で違憲とされた。1844年の憲法は1776年の憲法より州知事の権限が強かったが、知事に対してあるいは州民に対して責任のない役職を多く創り出していた。また人気は3年間としたが、再選は認められなかった。
 
独立戦争とは異なり、ニュージャージー州で南北戦争の戦闘は起きなかった。しかしその戦争期間をつうじて8万人が[[北軍]]に従軍し、[[南軍]]と対抗した。
 
[[ファイル:Edison in his NJ laboratory 1901.jpg|thumb|[[トマス・エジソン]]、1901年、ウェストオレンジの研究室で]]
[[エイブラハム・リンカーン]]が大統領選挙を戦った2回とも、ニュージャージー州は対抗馬の候補者を選んだことで、3州しかない北部州の1つになった(他にはデラウェア州と[[ケンタッキー州]])。1860年では[[スティーブン・ダグラス]]を、1864年では[[ジョージ・マクレラン]]を選んだ。マクレランは1878年から1881年に州知事を務めた。南北戦争の初期は共和党知事チャールズ・スミス・オルデンが指導し、その後は民主党のジョエル・パーカーが継いだ。
 
[[産業革命]]期、[[パターソン (ニュージャージー州)|パターソン]]などの都市が成長し、繁栄した。それまでの経済は農業依存であり、収穫の出来や痩せた土壌に依存する問題があった。このことで工業化された経済への転換が進み、まずは繊維や絹など日用品の製造が進められた。発明家[[トマス・エジソン]]は産業革命期の重要人物であり、1,093の特許を取得し、その多くをニュージャージー州で働きながら開発した。エジソンの施設はまずメンローパークに、その後ウェストオレンジに置かれ、おそらく国内初の研究所だと考えられている。メンローパークのクリスティ通りは街灯が灯った世界初の大通りとなった。[[蒸気機関車]]や[[蒸気船]]が導入されて交通も様変わりした。
 
19世紀半ばには鉄鉱石工業も重要な産業だった。州南部パインランドにある沼鉄鉱鉱山は国内初の鉄鉱石出荷元となった<ref>{{cite web|url=http://www.usgennet.org/usa/nj/county/atlantic/Pinelands/BogIron.htm |title=Usgennet.org |publisher=Usgennet.org |accessdate=July 25, 2010}}</ref>。マウントホープ、マインヒル、ロックウェイバレーなどの鉱山が繁栄する産業を創り出した。新しい町がうまれ、またモリス運河などの需要について促進力となった。スターリングヒル鉱山では亜鉛の採掘も主要産業となった。
 
=== 20世紀 ===
[[ファイル:0328Jersey City Statue of Liberty.JPG|thumb|left|[[自由の女神]]と[[ジャージーシティ]]]]
ニュージャージー州は二度の世界大戦で軍需品生産の中心となり、特に海軍艦艇の建造が盛んだった。戦艦、巡洋艦、駆逐艦は全て州内で建造された。[[第二次世界大戦]]時アメリカ国内の軍需品の6.8%を製造し、国内48州の中では第5位だった<ref>Peck, Merton J. & Scherer, Frederic M. ''The Weapons Acquisition Process: An Economic Analysis'' (1962) Harvard Business School p.111</ref>。さらに1917年建設のディックス砦(当初はキャンプ・ディックスと呼ばれた)<ref>{{cite web|url=http://www.dix.army.mil/history/history.htm |title=Our History |publisher=Dix.army.mil |accessdate=July 25, 2010}}{{citation needed|date=August 2012}}</ref>、キャンプ・メリット<ref>{{cite web|url=http://freepages.military.rootsweb.com/~cacunithistories/camp_merritt.htm |title=Camp Merritt |publisher=Freepages.military.rootsweb.com |accessdate=July 25, 2010}}</ref>、1941年建設のキャンプ・キルマーは<ref>{{cite web|author=John Pike |url=http://www.globalsecurity.org/military/facility/camp-kilmer.htm |title=Camp Kilmer |publisher=Globalsecurity.org |accessdate=July 25, 2010}}</ref>全て、両大戦中に兵士を収容し訓練するために建設された。[[冷戦]]時代には防衛のための主要地域となった。[[ナイキミサイル]]の基地が14か所建設され、特にニューヨーク市とフィラデルフィア市の防衛が目的とされた。第二次世界大戦で[[ジョン・F・ケネディ]]中尉が指揮した[[PTボート|魚雷艇PT-109]]は、ベイヨンのエルコ・ボートワークスで建造された。航空母艦USS''[[エンタープライズ (CV-6)|エンタープライズ]]''(CV-6)は1950年代にベイヨンのミリタリー・オーシャン・ターミナルで短期間ドック入りし、その後カーニーに送られてスクラップにされた<ref>{{cite web|url=http://www.cv6.org/1946/scrap/default.htm |title=CV6.org |publisher=CV6.org |accessdate=July 25, 2010}}</ref>。1962年、世界初の原子力推進貨物船NS''[[サヴァンナ (原子力貨物船)|サバンナ]]''が[[カムデン (ニュージャージー州)|カムデン]]で進水した。
 
[[狂騒の20年代]]もニュージャージー州は繁栄した。1921年、アトランティックシティで最初の[[ミス・アメリカ]]・コンテストが開催され、1927年には[[ジャージーシティ]]と[[マンハッタン]]を繋ぐ[[ホランド・トンネル]]が開通し、1933年にはカムデンで最初の[[ドライブインシアター]]が開業した。1930年代の[[世界恐慌]]時代、失業者には物乞い免許を提供し<ref>Gerdes, Louise I. The 1930s, Greenhaven Press, Inc., 2000.</ref>、ツェッペリンの飛行船''[[LZ 129 (飛行船)|ヒンデンブルグ号]]''がレイクハースト上空で炎上墜落し、SS''モロキャッスル''は海上で出火した後で、アシュベリーパーク近くに座礁した。
 
1951年、ニュージャージー・ターンパイクが開通し、州北部(およびニューヨーク大都市圏)と南部(およびフィラデルフィア大都市圏)の移動が速くできるようになった。
 
1960年代、多くの工業化都市で人種暴動が起こった。最初のものは1964年8月2日、ジャージーシティで起きた。1967年にはニューアーク、1967年にはプレーンフィールドと続いた。1968年4月には[[マーティン・ルーサー・キング・ジュニア]]牧師が暗殺され、他の暴動に繋がった。1971年にはカムデンでも暴動が起こった。
 
1976年、ニュージャージー州最高裁判所から学校の平等性を保つための資金手当を行うよう命令が出され、ニュージャージー州議会は所得税法案を成立された。これ以前には所得税を課していなかった<ref name=tws29decf3354>{{cite news
|title= Progress toward Equal Educational Opportunity for Urban Students in New Jersey
|quote= The NJ Supreme Court shuts down the public schools for eight days because the Legislature failed to fund the new formula. The first New Jersey state income tax is then enacted.
|publisher= Education Law Center
|date= December 29, 2009
|url= http://www.edlawcenter.org/ELCPublic/AbbottvBurke/AbbottHistory.htm
|accessdate=December 29, 2009
}}</ref>。
[[ファイル:High Point Monument and Lake Marcia framed.jpg|thumb|left|ハイポイント記念碑、サセックス郡ハイポイントのマーシャ湖より望む、海抜1,803フィート (550 m) あり、州内最高地点である<ref name=usgs>{{cite web| date =April 29, 2005 | url =http://erg.usgs.gov/isb/pubs/booklets/elvadist/elvadist.html#Highest| title =Elevations and Distances in the United States| publisher =U.S Geological Survey| accessdate =September 10, 2011}}</ref>]]
[[ファイル:Delaware Water Gap.jpg|thumb|right|ペンシルベニア州境にあるデラウェア・ウォーターギャップ]]
[[ファイル:Skylands3.jpg|thumb|right|リングウッド州立公園スカイランドのニュージャージー州植物園、パセーイク郡とバーゲン郡に跨る]]
[[ファイル:South Mountain View.jpg|thumb|right|エセックス郡ミルバーンのサウス山保有地]]
 
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== 地理 ==
参照:[[ニューファイル:Cape may.jpg|thumb|right|ジャージーショアのメイ岬郡一覧夕日]]
[[ファイル:Palisades cliff.jpg|right|thumb|right|パリセイズ州間公園の部分、ニュージャージー・パリセイズの崖はハドソン川を見下ろす]]
[[ファイル:Bigfalls14w info.jpg|thumb|right|220px|パターソンを流れるパセーイク川のグレートフォールズ、2011年11月に国立公園に指定、合衆国東部では最大級の滝がある<ref>{{cite web|url=http://www.njspotlight.com/stories/11/1108/0050/|title=Paterson Great Falls National Park: More Than Scenery|author=Mark J. Magyar|publisher=Copyright © 2010-2011, njSPOTLIGHT. All rights reserved|date=2011-11-08|accessdate=2012-09-02}}</ref>]]
参照:[[ニュージャージー州の郡一覧]]、[[w:Geography of New Jersey|Geography of New Jersey]]
 
ニュージャージー州は、北と北東は[[ニューヨーク州]]によって北部および北東(その分はハドソン川ニューヨーク湾上流、キルバンクル、ニューアーク湾、[[アーサー・キル]]の対岸)、東は[[大西洋]]によって東部南西はデラウェア湾の対岸に[[デラウェア州]]によって南部ならび西はデラウェア川越しに[[ペンシルベニア州]]によって西部接している。ニュージャージー州の西部境界線は[[デラウェア川]]によって大きく明示される。ニュージャージー州は[[ボスウォッシュ]](都市圏)の中心地である。
 
ニュージャージー州は地形と人口に基づいて5つの地域に区分できる。北東部はゲイトウェイ地域と呼ばれ、ニューヨーク市[[マンハッタン]]に最も近く、住人の多くがニューヨーク市に通勤している。北西部はスカイランズと呼ばれ、北東部に比べて樹木が多く、田園が残り、山も多い。ジャージーショアは州東中部と南東部の大西洋岸にあり、独自の自然、住宅地、生活様式がある。デラウェア・バレーは州南西部の郡が入り、フィラデルフィア大都市圏に入る。5番目の地域は州南部内陸のパイン・バーレンである。松とオークの混合林で覆われ、他の地域に比べて人口密度が低い。
ニュージャージー州は大まかに3つの地理的地域:{{仮リンク|北ジャージー|en|North Jersey}}、{{仮リンク|中央ジャージー|en|Central Jersey}}、および{{仮リンク|南ジャージー|en|South Jersey}}に区分される。
 
ニュージャージー州は大まかに3つの地理的地域に分けることもできる。{{仮リンク|北ジャージー|en|North Jersey}}、{{仮リンク|中央ジャージー|en|Central Jersey}}、および{{仮リンク|南ジャージー|en|South Jersey}}である。中央ジャージーは独自の特性を持っていないと考える住民も居るが、北ジャージーや南ジャージーとは異なる地形や文化があると見なす人もいる。
 
[[アメリカ合衆国行政管理予算局]]は7つの大都市圏に区分しており、その中にはニューヨーク市あるいはフィラデルフィア大都市圏に含まれる16の郡が入っている。4郡は独立した大都市圏であり、ウォーレン郡はペンシルベニア州のリーハイ・バレー大都市圏に含まれる。
[[サセックス郡 (ニュージャージー州)|サセックス郡]]モンタギュー・タウンシップにあるハイポイントが、標高1,803フィート (550 m) で州内最高地点である。ハドソン川下流西岸にあるパリセイズには険しい崖の連なりがある。
 
州内主要河川として、ハドソン川、デラウェア川、ラリタン川、パセーイク川、ハッケンザック川、ラーウェイ川、マスコネトコング川、マリカ川、ランコカス川、マナスカン川、モーリス川、トムズ川がある。
 
東部海岸に突き出るサンディフックはレクリエーション海岸である。大西洋岸にあるバーナゲット半島からさらに突き出した[[砂嘴]]である。東部海岸の[[バリアー島|防波島]]であるロングビーチ島もレクリエーション海岸である。この島に行くには本土とを繋ぐ橋がある。その北端にバーナゲット灯台がある。
 
アメリカ合衆国国立公園局が管理する地域には次のものがある。
* [[アパラチアン・トレイル]]
* デラウェア国立景観河川
* デラウェア・ウォーターギャップ国立レクリエーション地域
* エリス島国立保護区
* ゲイトウェイ国立レクリエーション地域、モンマス郡
* グレートエッグハーバー川
* モリスタウン国立歴史公園、モリスタウン
* ニュージャージー海岸遺産トレイル
* ニュージャージー・パインランズ国定保存地
* トマス・エジソン国立歴史公園、ウェストオレンジ
 
その他特徴ある地形として次のものがある。
* デラウェア・ウォーターギャップ
* グレートスワンプ国立野生生物保護区
* ザ・ハイランズ
* ニュージャージー・メドウランズ
* パインバーレンズ
* サウス山
 
=== 気候 ===
ニュージャージー州の気候は地形的な特徴と同様に多様である。南部、中部、北東部は湿潤な[[温帯]]気候にある。北西部は[[湿潤大陸性気候]]であり、標高が高いために冷涼である。年間日照時間は2,400ないし2,800時間である<ref>{{cite web|url=http://maps.howstuffworks.com/united-states-annual-sunshine-map.htm|title=united states annual sunshine map|publisher=HowStuffWorks, Inc|accessdate=March 14, 2011}}</ref>。
 
通常の夏は暑く湿度が高い。州全体の平均最高気温は82{{°F}} (28 ℃) から87{{°F}} (31 ℃) 、最低気温は60{{°F}} (16 ℃) から69{{°F}} (21 ℃) である。気温が90{{°F}} (32 ℃) を超える日は毎夏平均25日あるが、100{{°F}} (38 ℃) を超えるのは数年に一度である。冬は寒く、平均最高気温は34{{°F}} (1 ℃) から43{{°F}} (6 ℃) 、最低気温は16{{°F}} (-9 ℃) から28{{°F}} (-2 ℃) である。短時間に10{{°F}} (-12 ℃)を下回る時があれば、50{{°F}} (10 ℃)をこえるようなこともある。北西部は特に寒く0{{°F}} (-18 ℃)を下回るのが年中行事である。春と秋は温暖の差があり、夏よりは雨が少ない。植物耐寒性区分では、北西部の6からケープメイ近くでの7Bと8Aの境目まで変化している<ref>[http://www.arborday.org/treeinfo/zonelookup.cfm Hardiness Zone Lookup at]. Arborday.org. Retrieved on 2013-07-12.</ref>。
 
年間平均降水量は43インチ (1,100 mm) から51インチ (1,300 mm) であり、年間を通じて平均した雨が降る。冬季の降雪量は、南部と海岸近くで10インチ (25 cm) ないし15インチ (38 cm)、北東部と中央部で15インチ (38 cm) ないし30インチ (76 cm)、北西部高台で40インチ (100 cm) ないし50インチ (125 cm) だが、年によって違いが大きい。降水日は年間平均120日あり、雷雨は25日から30日、その大半は夏季に起きている。
 
冬と初春はノースイースターの風が吹き、アメリカ合衆国北東部全体に吹雪や洪水を起こすことがある。ハリケーンや熱帯低気圧、竜巻、地震は希である。ただし、2012年10月29日の[[ハリケーン・サンディ]]は時速90マイル (40 m/s) の暴風を伴って上陸し、大きな被害を出した。
 
{| class="wikitable" "text-align:center;font-size:90%;"|
| colspan="14" style="text-align:center;font-size:120%;background:#E8EAFA;"|州内各都市での月別平均最高最低気温 '''°C''' (°F)<ref name="NOAA PHL">
{{cite web
|url = http://www.nws.noaa.gov/climate/xmacis.php?wfo=phi
|title = NowData - NOAA Online Weather Data
|publisher = National Oceanic and Atmospheric Administration
|accessdate = 2012-03-03}}</ref><ref name = "NOAA NYC">
{{cite web
|url = http://www.nws.noaa.gov/climate/xmacis.php?wfo=okx
|title = NowData - NOAA Online Weather Data
|publisher = National Oceanic and Atmospheric Administration
|accessdate = 2013-03-04}}</ref><ref>{{cite web |url=ftp://ftp.ncdc.noaa.gov/pub/data/normals/1981-2010/products/station/USW00013724.normals.txt |publisher=National Oceanic and Atmospheric Administration |title=Station Name: NJ ATLANTIC CITY |deadurl=no |accessdate=2013-03-30}}</ref>
|-
! style="background:#e5afaa; color:#000; height:10px;"| 都市
! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 1月
! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 2月
! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 3月
! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 4月
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 11月
! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 12月
|-
! style="background:#f8f3ca; color:#000; height:5px;;"| サセックス
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''1'''/'''−9''' (34/16)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''3'''/'''−8''' (38/18)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''8'''/'''−4''' (47/26)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''15'''/'''2''' (59/36)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''21'''/'''7''' (70/45)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''25'''/'''12''' (78/55)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''28'''/'''16''' (82/60)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''27'''/'''14''' (81/58)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''23'''/'''10''' (73/50)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''17'''/'''4''' (62/38)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''11'''/'''−1''' (51/31)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''4'''/'''−6''' (39/22)
|-
! style="background:#c5dfe1; color:#000; height:5px;;"| ニューアーク
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''4'''/'''−4''' (39/24)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''6'''/'''−3''' (42/27)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''10'''/'''1''' (51/34)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''17'''/'''7''' (62/44)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''22'''/'''12''' (72/53)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''28'''/'''17''' (82/63)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''30'''/'''20''' (86/69)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''29'''/'''20''' (84/68)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''25'''/'''15''' (77/60)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''18'''/'''9''' (65/48)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''13'''/'''4''' (55/39)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''6'''/'''−1''' (44/30)
|-
! style="background:#f8f3ca; color:#000; height:5px;;"| アトランティックシティ
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''5'''/'''−2''' (42/29)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''6'''/'''−1''' (44/31)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''10'''/'''3''' (50/37)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''14'''/'''8''' (58/46)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''19'''/'''13''' (67/55)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''24'''/'''18''' (76/64)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''27'''/'''21''' (81/70)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''27'''/'''21''' (80/70)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''24'''/'''18''' (75/64)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''18'''/'''11''' (65/53)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''13'''/'''6''' (56/43)
| style="text-align:center; background:#f8f3ca; color:#000;"| '''8'''/'''1''' (46/34)
|-
! style="background:#c5dfe1; color:#000; height:5px;;"| ケープメイ
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''6'''/'''−2''' (42/28)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''7'''/'''−2''' (44/29)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''11'''/'''2''' (51/35)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''16'''/'''7''' (61/44)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''21'''/'''12''' (70/53)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''26'''/'''17''' (79/63)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''29'''/'''20''' (85/68)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''29'''/'''19''' (83/67)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''25'''/'''16''' (78/61)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''19'''/'''9''' (67/50)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''14'''/'''4''' (57/41)
| style="text-align:center; background:#c5dfe1; color:#000;"| '''8'''/'''0''' (47/32)
|}
 
== 人口動勢 ==
{{USCensusPop
{{歴史的人口
|1790= 184139
|[[w:United States Census, 1790|1790年]]|184139
|1800= 211149
|[[w:United States Census, 1800|1800年]]|211149
|1810= 245562
|[[w:United States Census, 1810|1810年]]|245562
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|[[w:United States Census, 1820|1820年]]|277575
|1830= 320823
|[[w:United States Census, 1830|1830年]]|320823
|1840= 373306
|[[w:United States Census, 1840|1840年]]|373306
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|[[w:United States Census, 1850|1850年]]|489555
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|[[w:United States Census, 1860|1860年]]|672035
|1870= 906096
|[[w:United States Census, 1870|1870年]]|906096
|1880= 1131116
|[[w:United States Census, 1880|1880年]]|1131116
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|[[w:United States Census, 1890|1890年]]|1444933
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|[[w:United States Census, 1900|1900年]]|1883669
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|[[w:United States Census, 1910|1910年]]|2537167
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|[[w:United States Census, 1920|1920年]]|3155900
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|[[w:United States Census, 1930|1930年]]|4041334
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|[[w:United States Census, 1940|1940年]]|4160165
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|[[w:United States Census, 1950|1950年]]|4835329
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|[[w:United States Census, 1960|1960年]]|6066782
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|[[w:United States Census, 1970|1970年]]|7168164
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|[[w:United States Census, 1980|1980年]]|7364823
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|[[w:United States Census, 1990|1990年]]|7730188
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|[[w:United States Census, 2000|2000年]]|8414350
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|[[w:United States Census, 2010|2010年]]|8791894
|estimate= 8864590
|estyear= 2012
|footnote=Source: 1910–2010<ref>{{cite web|author=Resident Population Data |url=http://2010.census.gov/2010census/data/apportionment-pop-text.php |title=Resident Population Data – 2010 Census |publisher=2010.census.gov |accessdate=December 22, 2012}}</ref>
}}
[[ファイル:New Jersey Population Map.png|thumb|left|ニュージャージー州の人口分布図]]
ニュージャージー州の住民は通例 "New Jerseyans"と呼ばれている。2005年現在、アメリカ合衆国統計局は前年より、32,759人、または0.4%増加し2000年より、303,578人、または3.6%増加した、人口8,717,925人と概算された。これは220,220人(出生604,110人、死亡383,890人)と前回の国勢調査からの自然増ならびに州内への移住者95,293人の増加が含まれている。アメリカ合衆国外からの移住は290,194人増加する事となり、合衆国内部の移住者は194,901人増加する事になる。この州内に160万人(州人口の19.2%と計算される)の外国生まれが暮らしている。
2012年7月1日時点の推計によるニュージャージー州の人口は 8,864,590 人となっていた。2010年国勢調査での 8,791,894 人から0.8%増加していた<ref name=PopEstUS>{{cite web|url=http://www.census.gov/popest/data/state/totals/2012/tables/NST-EST2012-01.csv|title=Annual Estimates of the Population for the United States, Regions, States, and Puerto Rico: April 1, 2010 to July 1, 2012|format=CSV|work=2012 Population Estimates|publisher=United States Census Bureau, Population Division|date=December 2012|accessdate=December 22, 2012}}</ref>。ニュージャージー州の住民は通例 "ニュージャージアン"と呼ばれている。2010年時点で国内50州のうち人口では第8位、人口密度は1,185人/平方マイル (458人/km<sup>2</sup>) で第1位である。州民の多くはニューヨーク市やフィラデルフィア市の大都市周辺と東部ジャージー海岸に住んでおり、最南部と北西部は比較的密度が小さい。
 
[[ニューアーク (ニュージャージー州)|ニューアーク市]]は国内で4番目に貧しい都市であるが<ref>{{cite news | work=Buffalo Business First | title=Buffalo named third-poorest city in U.S. | date=September 29, 2009 | last=Thomas | first= G. Scott | url=http://buffalo.bizjournals.com/buffalo/stories/2009/09/28/daily18.html | accessdate=November 25, 2009}}</ref>、ニュージャージー州は世帯当たり年収の中央値で、国内で2番目に富裕な州でもある<ref>{{cite news|author=By Les Christie, CNNMoney.com staff writer |url=http://money.cnn.com/2007/08/28/real_estate/wealthiest_states/index.htm |title=The richest (and poorest) places in the U.S.: 2007 |publisher=CNN |date=August 31, 2007 |accessdate=July 25, 2010}}</ref>。これは州の大半が大都市郊外部となっており、住民の多くはニューヨーク市やフィラデルフィア市に通う裕福な層であることが大きな理由である。郡の全てが国勢調査局の定義する[[合同統計地域|広域都市圏]]に含まれる「都市化部」にあると見なされている<ref>{{cite web|url=http://www.census.gov/population/estimates/metro-city/99mfips.txt |title=Metropolitan Areas and Components, 1999, with FIPS codes |accessdate=July 25, 2010}}</ref>。このような州はニュージャージー州のみである。
ニュージャージー州の[[人口重心]]は{{仮リンク|ニュージャージー・ターンパイク|en|New Jersey Turnpike}}(高速道路、略称 : NJTP)の東、{{仮リンク|ミルタウン (ニュージャージー州)|label=ミルタウン|en|Milltown, New Jersey}}がある、{{仮リンク|ミドルセックス郡 (ニュージャージー州)|label=ミドルセックス郡|en|Middlesex County, New Jersey}}となっている[http://www.census.gov/geo/www/cenpop/statecenters.txt]。
 
2009年7月1日時点で、アメリカ合衆国国勢調査局による州人口は 8,707,739 人であり<ref name=09CenEst>{{cite web | title = Annual Estimates of the Resident Population for the United States, Regions, States, and Puerto Rico: April 1, 2000 to July 1, 2009 | publisher = United States Census Bureau | accessdate =December 23, 2009 | url = http://www.census.gov/popest/states/NST-ann-est.html}}</ref>、2000年国勢調査<ref name=census_cum>{{cite web |title=Cumulative Estimates of the Components of Population Change for the United States, Regions and States: April 1, 2000 to July 1, 2008 (NST-EST2008-04) |url=http://www.census.gov/popest/states/tables/NST-EST2008-04.csv |author=U.S. Census Bureau |authorlink=United States Census Bureau |date=December 15, 2008 |accessdate=January 16, 2009 |format=CSV}}</ref>より、268,301人、3.2%増加していた。これには前回の国勢調査からの自然増343,965人(出生933,185人、死亡589,220人)、および州外への移住者53,930人の純減が含まれている<ref name=census_cum/>。アメリカ合衆国外からの移住者は384,687人増加したが、合衆国内部への移住で438,617人減少していた<ref name=census_cum/>。2005年時点で州内に160万人(州人口の19.2%)の外国生まれが暮らしている<ref>{{cite web |url=http://www.migrationinformation.org/DataTools/MigrationInformationSource-ACS-2005-PercentForeignBorn.xls |title=Percent Foreign Born by State (1990, 2000, 2005) |work=MPI Data Hub: Migration Facts, Stats, and Maps |format=Microsoft Excel |author=Migration Policy Institute |authorlink=Migration Policy Institute|accessdate=2013-07-30}}</ref>。
===人種、民族、および祖先===
2010年、違法移民の数が55万人<ref>[http://www.nj.com/news/index.ssf/2011/02/nj_illegal_immigration_level_h.html N.J. illegal immigration level holds steady]</ref>、人口の6.4%いると推計された。これは国内50州の中で4番目に高い比率である<ref>{{Cite news | first=Peter | last=Slevin | title=New Arizona law puts police in 'tenuous' spot | url=http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/29/AR2010042904970.html?sid=ST2010042905051|work=Washington Post | location=Washington, DC | pages= A4 | date=April 30, 2010 | id= }}</ref><ref>behind Nevada, Arizona, California, but ahead of Texas and Florida</ref>。
ニュージャージー州の人種的な構成は:
* 66.0% ヒスパニック以外の白人
* 13.6% 黒人
* 13.3% ヒスパニック
* 5.7% [[アジア系アメリカ人|アジア]]
* 0.2% [[インディアン]]
* 2.5% 混血
 
ニュージャージー州の[[人口重心]]は{{仮リンク|ニュージャージー・ターンパイク|en|New Jersey Turnpike}}(高速道路、略称 : NJTP)の東、[[ミドルセックス郡 (ニュージャージー州)|ミドルセックス郡]]の{{仮リンク|ミルタウン (ニュージャージー州)|label=ミルタウン|en|Milltown, New Jersey}}とされている<ref>{{cite web | title = Population and Population Centers by State: 2000 | publisher = United States Census Bureau | accessdate =November 16, 2006 | url = http://www.census.gov/geo/www/cenpop/statecenters.txt}}</ref>。
州の比率と共に祖先引用:[http://www.census.gov/prod/2004pubs/c2kbr-35.pdf 2004年6月公表の統計] (PDF)
2010年、人口の6.2%は5歳以下、23.5%が18歳以下と報告され13.5%は65歳以上である。女性は人口のおおよそ51.3%である<ref>{{cite web|url=http://quickfacts.census.gov/qfd/states/34000lk.html|title=New Jersey QuickLinks Demographic profile from the 2010 Census:|publisher=United States Census Bureau|accessdate=June 17, 2013}}</ref>。
 
州内には単位面積当たりの科学者と技術者の数では世界一である<ref>{{cite web|author=Nature Jobs |url=http://www.nature.com/naturejobs/2001/010712/full/nj0021.html |title=Delaware / Hudson Valley Hot Spot for biotechnology |publisher=Nature.com |accessdate=July 25, 2010}}</ref>。
ニュージャージー州内で5つの最大な祖先グループは:[[イタリア系アメリカ人|イタリア系]] (17.9%)、[[アイルランド系アメリカ人|アイルランド系]] (15.9%)、[[アフリカ系アメリカ人|アフリカ系]] (13.6%)、[[ドイツ系アメリカ人|ドイツ系]] (12.6%)、[[ポーランド系アメリカ人|ポーランド系]] (6.9%)。
 
=== 人種、民族、および祖先 ===
この人口の6.7%は5歳以下、24.8%が18歳以下と報告され13.2%は65歳以上である。女性は人口のおおよそ51.5%である。
2010年国勢調査に拠れば、ニュージャージー州の人種による人口構成は次のようになっている。
* 68.6% 白人
* 13.7% 黒人
* 8.3% [[アジア系アメリカ人|アジア]]
* 0.3% [[インディアン]]
* 6.4% その他の人種
* 2.7% 混血
 
* 17.7% ヒスパニック(人種によらない)
 
非ヒスパニック白人の比率は2011年時点で58.9%である<ref>{{cite web |url=http://quickfacts.census.gov/qfd/states/34000.html |title=New Jersey |work=State & County QuickFacts |publisher=U.S. Census Bureau |accessdate=April 20, 2012}}</ref>。1970年には85%だったことから、かなりの減少となっている<ref>{{cite web|title=New Jersey – Race and Hispanic Origin: 1790 to 1990|publisher=U.S. Census Bureau|url=http://www.census.gov/population/www/documentation/twps0056/twps0056.html|accessdate=April 20, 2012}}</ref>。
 
2000年時点で、ペンシルベニア州で申告された祖先による構成比は、以下の通りだった。[[イタリア系アメリカ人|イタリア系]] (17.9%)、[[アイルランド系アメリカ人|アイルランド系]] (15.9%)、[[アフリカ系アメリカ人|アフリカ系]] (13.6%)、[[ドイツ系アメリカ人|ドイツ系]] (12.6%)、[[ポーランド系アメリカ人|ポーランド系]] (6.9%)。
[[ファイル:Broad Avenue Palisades Park.jpg|thumb|[[バーゲン郡 (ニュージャージー州)|バーゲン郡]]パリセイズパークのコリアンタウン、ブロード・アベニュー<ref name="books.google.com">{{cite book|url=http://books.google.com/?id=5PSYZMs8TzEC&pg=PA237&lpg=PA237&dq=fort+lee+koreatown+pyong+min#v=onepage&q&f=false|title=Asian Americans: Contemporary Trends and Issues Second Edition, Edited by Pyong Gap Min|publisher=Pine Forge Press – An Imprint of Sage Publications, Inc|year=2006|accessdate=July 17, 2011|isbn=9781412905565}}</ref>、韓国系アメリカ人の人口構成比が52%と多数派になっている<ref>{{cite web|url=http://www.northjersey.com/news/bergen/Korean_language_ballots_coming_to_Bergen_County.html|title=Korean language ballots coming to Bergen County|author=KAREN SUDOL AND DAVE SHEINGOLD|publisher=© 2012 North Jersey Media Group|date=October 12, 2011|accessdate=June 19, 2013}}</ref>]]
[[ファイル:India Square JC jeh.JPG|thumb|[[ハドソン郡 (ニュージャージー州)|ハドソン郡]][[ジャージーシティ]]のインド・スクエア]]
[[ファイル:New Jersey Counties by metro area labeled.svg|thumb|ニュージャージー州の[[アメリカ合衆国大都市統計地域|大都市圏]]区分図、青色系の郡がニューヨーク大都市圏、緑色系の郡がフィラデルフィア大都市圏に入る。マーサー郡はニューヨーク広域都市圏に、アトランティック、ケープメイ、カンバーランド各郡はフィラデルフィア大都市圏に、ウォーレン郡はリーハイ・バレー都市圏に入ると考えられる]]
ニュージャージー州は国内でも最大級に民族と宗教の多様な州である。2011年時点で1歳未満の州民の56.4%は少数民族の両親に生まれていた(非ヒスパニック白人も少数民族に数える)<ref>{{cite news|url=http://www.cleveland.com/datacentral/index.ssf/2012/06/americas_under_age_1_populatio.html|title=Americans under age 1 now mostly minorities, but not in Ohio: Statistical Snapshot|last=Exner|first=Rich|date=June 3, 2012|work=The Plain Dealer}}</ref>。2000年国勢調査に拠れば、ユダヤ系人口比率はニューヨーク州に次いで第2位である<ref>{{cite web|title=Jewish Population of the United States by State |work=Jewish Virtual Library |url=http://www.jewishvirtuallibrary.org/jsource/US-Israel/usjewpop.html |year=2002 |accessdate=June 10, 2007}}</ref>。イスラム教徒の比率もミシガン州に次いで第2位である。ペルー系人口比率は第1位、キューバ系人口比率はフロリダ州に次いで第2位、アジア系人口比率とイタリア系人口比率は第3位だった。アフリカ系、ヒスパニック系、アラブ系、ブラジル系、ポルトガル系も高い数字を示している。インド系は絶対数で国内第3位だった<ref>[http://www.migrationinformation.org/USfocus/display.cfm?ID=185 The Foreign Born from India in the United States], dated December 1, 2003</ref><ref>{{cite web|url=http://www.census.gov/population/cen2000/phc-t6/tab02.pdf |title=Census 2000 PHC-T-6. Population by Race and Hispanic or Latino Origin for the United States, Regions, Divisions, States, Puerto Rico, and Places of 100,000 or More Population: Table 2. Percent of Population by Race and Hispanic or Latino Origin, for the United States, Regions, Divisions, and States, and for Puerto Rico: 2000 |format=PDF |accessdate=July 25, 2010}}</ref><ref>[http://www.census.gov/population/cen2000/atlas/divers.xls Mapping Census 2000: The Geography of U.S. Diversity] (Microsoft Excel)</ref>。韓国系は第3位、フィリピン系は第4位、中国系は第4位だった。
 
2011年3月時点で約2,500人の日系アメリカ人がエッジウォーターとフォートリーに集中して住んでいる。これは州内でも最大の集中度である<ref>Stirling, Stephen. "[http://www.nj.com/news/index.ssf/2011/03/japanese-americans_in_fort_lee.html Japanese-Americans in Fort Lee, Edgewater describe frantic calls to loved ones in quake's wake]." ''The Star-Ledger''. March 12, 2011. Retrieved on June 19, 2013.</ref>。
 
2000年国勢調査に拠れば、5歳以上の人口の12.3%が家庭でスペイン語を話しており、イタリア語は1.1%、ポルトガル語は1.0%、タガログ語は1.0%だった<ref>{{cite web|url=http://www.mla.org/map_data_results&state_id=34&mode=state_tops |title=Modern Language Association |publisher=Mla.org |date=July 17, 2007 |accessdate=July 25, 2010}}</ref>。これは出身民族の多様化が進み、州内各地に同一民族が集中するコミュニティが多く出来ていることも影響している<ref>{{cite web|url=http://www.dhs.gov/yearbook-immigration-statistics-2012-legal-permanent-residents|title=Yearbook of Immigration Statistics: 2012 Supplemental Table 1|publisher=U.S. Department of Homeland Security|accessdate=June 19, 2013}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.dhs.gov/files/statistics/publications/LPR11.shtm|title=Yearbook of Immigration Statistics: 2011 Supplemental Table 1|publisher=U.S. Department of Homeland Security|accessdate=June 19, 2013}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.dhs.gov/files/statistics/publications/LPR10.shtm|title=Yearbook of Immigration Statistics: 2010 Supplemental Table 1|publisher=U.S. Department of Homeland Security|accessdate=June 19, 2013}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.dhs.gov/files/statistics/publications/LPR09.shtm|title=Yearbook of Immigration Statistics: 2009 Supplemental Table 1|publisher=U.S. Department of Homeland Security|accessdate=June 19, 2013}}</ref>。
 
=== 宗教 ===
2001年時点で、ニュージャージー州民の宗教宗派別構成比は次のようになっている<ref>{{cite web |url=http://www.gc.cuny.edu/faculty/research_briefs/aris/key_findings.htm |title=American Religious Identification Survey, Key Findings, Exhibit 15 |accessdate=January 4, 2007 |author=Mayer, Egon |coauthors=Kosmin, Barry A., Keysar, Ariela |year=2001 |publisher= City University of New York}}</ref>。
ニュージャージー州の住民の宗教的な関係は:
 
* [[キリスト教]] &ndash;7767%
** [[カトリック教会|ローマ・カトリック]] &ndash;3937%
** [[プロテスタント]] &ndash;3630%
*** [[バプテスト教会|バプテスト]] &ndash;98%
*** [[メソジスト]] &ndash;6%
*** [[長老派教会]] &ndash;4%
*** 他のプロテスタントまたは一般的なプロテスタント &ndash;178%
** 他のキリスト教 &ndash;24%
* [[ユダヤ教]] &ndash;52%
* [[イスラム教]] &ndash;1%
* 他の宗教 (e.g. ヒンドゥー、シーク教徒) &ndash;1%
* 無宗教、回答なし &ndash;1620%
 
== インディアン部族 ==
[[ファイル:Delaware01.png|left|220px|thumb|ニュージャージー州のかつてのレナペ部族連合]]
 
同州は
この地には、[[チェロキー族]]、[[マナホアク族]]、[[メヘリン族]]、[[モナカン族]]、[[ナヒッサン族]]、[[チェロエンホカ|ノッタウェイ族]]、[[オッカネーチ族]]、[[ポウハタン|ポウハタン族]]、[[サポニ族]]、[[シャコリ族]]、[[ショーニー族]]、[[ツテロ族]]などが先住し、[[ウィグワム]]の集落を形成して定住農耕生活を営んでいた。
 
143 ⟶ 351行目:
 
「[[タイノ族]]」は中南米の部族であるが、奴隷としてこの地に連行されてきた。
{| width="800px"
 
|- valign=top
|width="35%"|
<small>
≪アメリカ連邦政府は公式認定していないが、州政府が認定している部族・団体≫
* 「ラマプー・[[レナペ]]族」
150 ⟶ 361行目:
* 「ポウハタン・レナペ族」
* 「レナペ&[[チェロキー族]]・砂の丘のインディアン・バンド」(団体として公認)
|width="35%"|
 
<small>
≪アメリカ連邦政府も州政府も公式認定していない部族≫
 
* 「[[チェロキー族]]」
:** 「自由チェロキー族・ミサゴのバンド」
* 「[[タイノ族|タイノ]]・ジャチボノク族」
* 「[[ナンチコーク族|ナンチコーク]]・レナペ族」
|}
 
===インディアンとスポーツ・マスコット===
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主要都市 (およびそれらの人口):
=== 大きな都市(+ 人口100,000人以上 ===
[[ファイル:Newark-broad-street.jpg|right|thumb|300px200px|州内で人口最大の都市ニューアークのブロードストリート]]
[[ファイル:Jersey-city-new-jersy-night.jpg|thumb|300px200px|right|夜のジャージーシティ]]
[[ファイル:Constitution Park Fort Lee New Jersey.JPG|thumb|200px|バーゲン郡フォートリー・ボロの高層住宅]]
[[ファイル:Downtown-paterson-nj2.jpg|thumb|200px|[[パターソン (ニュージャージー州)|パターソン市]]、絹の都市とも呼ばれる<ref>{{cite web|url=http://www.patersonnj.gov/|title=City of Paterson - Silk City|accessdate=April 2, 2013}}</ref>。国際的な移民が集まる所になっている<ref>{{cite web|url=http://yumimmigrantcity.com/restaurants/machu-picchu/a-brief-history-of-peruvian-immigration-to-the-united-states/|title=A Brief History of Peruvian Immigration to the United States|publisher=yumimmigrantcity.com|accessdate=April 2, 2013}}</ref><ref>{{cite web|url=http://thealternativepress.com/articles/patersons-bengali-community-takes-pride-in-akhta|title=Paterson's Bengali Community Takes Pride in Akhtaruzzaman's Upset Victory|author=Joe Malinconico and Charlie Kratovil|publisher=The Alternative Press|date=May 9, 2012|accessdate=April 2, 2013}}</ref>]]
[[ファイル:CamdenNJ FedCourt.jpg|thumb|200px|[[カムデン (ニュージャージー州)|カムデン市]]の連邦裁判所、背景に見えるベンジャミン・フランクリン橋によってフィラデルフィアに接続されている]]
都市名の後の人口は特記無い限り2010年国勢調査によるものである。
* [[ニューアーク (ニュージャージー州)|ニューアーク]]:247,140人
* [[ジャージーシティ]]:247,597人
* [[パターソン (ニュージャージー州)|パターソン]]:146,199人
* [[エリザベス (ニュージャージー州)|エリザベス]]:124,969人
 
=== 中規模都市(人口60,000&ndash;99,999人) ===
* [[ニューアーク (ニュージャージー州)|ニューアーク]]:273,546人(2005年国勢調査概算:280,666人)
* [[エディソン (ニュージャージーシテ州)|エデソン郡区]]:240,055人(2005年国勢調査概算:239:99,614967
* [[パターソ{{仮リク|ウッドブリッジ (ニュージャージー州)|パターソン]]:149label=ウッドブリッジ郡区|en|Woodbridge Township,222人(2005年国勢調査概算:149 New Jersey}}:99,843585
* [[エリザベスレイクウッド郡区 (ニュージャージー州)|エリザベスレイクウッド郡区]]:120:92,568843(2005年国勢調査概算:125,809人)
* [[エディソントムズリバー (ニュージャージー州)|エディソントムズリバー郡区]]:97,687人(2005年国勢調査概算:100:91,499239
* {{仮リ[[ハミルトク|ウッドブリッジ (ニュージャージー州)|label=ウッドブリッジ|en|Woodbridge Township, New Jersey}}:97,203人(2005年国勢調査概算:100ハミルトン]]:88,577464
* [[トレントン (ニュージャージー州)|トレントン]]:84,913人
* [[クリフトン (ニュージャージー州)|クリフトン]]:84,136人
* [[カムデン (ニュージャージー州)|カムデン]]:77,344人
* [[ブリック郡区 (ニュージャージー州)|ブリック郡区]]:75,072人
* [[チェリーヒル (ニュージャージー州)|チェリーヒル]]:71,045人
* [[パセーイク]]:69,781人
* [[ミドルタウン郡区 (ニュージャージー州)|ミドルタウン郡区]]:66,522人
* [[ユニオンシティ (ニュージャージー州)|ユニオンシティ]]:66,455人
* [[オールドブリッジ (ニュージャージー州)|オールドブリッジ]]:65,375人
* [[グロスター郡区 (ニュージャージー州)|グロスター郡区]]:64,634人
* [[イーストオレンジ (ニュージャージー州)|イーストオレンジ]]:64,270人
* [[ベイヨン (ニュージャージー州)|ベイヨン]]:63,024人
 
===小さな都市(人口60,000&ndash;99,999人)===
* [[ドーバー郡区 (ニュージャージー州)|ドーバー郡区]]:(2003年国勢調査概算:93,000人) - トムズリバー、一体化していない町を含んでいる。この郡区は異なる郡内にある[[ドーバー (ニュージャージー州)|ドーバー]]と混同されない。
* [[ハミルトン (ニュージャージー州)|ハミルトン]]:87,109人
* [[トムズリバー (ニュージャージー州)|トムズリバー]]:86,327人 - ドーバー郡区の一部になる町である。この外観は[[国勢調査指定地域]]向けである。
* [[トレントン (ニュージャージー州)|トレントン]]:85,403人
* [[カムデン (ニュージャージー州)|カムデン]]:79,904人
* [[クリフトン (ニュージャージー州)|クリフトン]]:78,672人
* [[ブリック郡区 (ニュージャージー州)|ブリック郡区]]:76,119人
* [[チェリーヒル (ニュージャージー州)|チェリーヒル]]:69,965人
* [[イーストオレゴン (ニュージャージー州)|イーストオレゴン]]:69,824人
* [[パセーイク]]:6,7861人
* [[ユニオンシティ (ニュージャージー州)|ユニオンシティ]]:67,088人
* [[ミドルタウン郡区 (ニュージャージー州)|ミドルタウン郡区]]:66,327人
* [[グロースター]]:64,350人
* [[ベイヨン]]:61,842人
* [[アービントン]]:60,695人
* [[オールドブリッジ (ニュージャージー州)|オールドブリッジ]]:60,456人
* [[レイクウッド郡区 (ニュージャージー州)|レイクウッド郡区]]:60,352人
 
=== 他(人口59,999人以下) ===
''以下のコミュニティーは人口60,000人以下であり、大学町などの特徴を有するために著名な都市である。''
 
* [[アスバリーパーク]]
233 ⟶ 447行目:
* [[ワイルドウッド (ニュージャージー州)|ワイルドウッド]]
 
[[w:per capita income|一人当たり収入]]による豊かな都市:自治体
 
''参照:[[w:New Jersey locations by per capita income]]''
265 ⟶ 479行目:
 
</td><td valign=top>
以下は貧しい自治体
693 ニューアーク (ニュージャージー州) $13,009 <br />
694 [[w:Laurel Lake, New Jersey]] $12,965 <br />
278 ⟶ 493行目:
 
== 政治と法律 ==
: ''主要記事:{{w:Government of New Jersey|Government of New Jersey]]、{{仮リンク|ニュージャージー州の州知事|en|Governor of New Jersey}}、[[w:Lieutenant Governor of New Jersey|Lieutenant Governor of New Jersey]]、[[w:New Jersey Legislature|New Jersey Legislature]]''
 
=== 行政府 ===
現在の州知事は[[共和党 (アメリカ)|共和党]]出身の[[クリス・クリスティ]]である。
ニュージャージー州知事の位置づけは国内でも最大級に強力なものである。2010年まで、知事は州全体の選挙で選ばれる唯一の役職であり、他の役人は知事が指名していた。以前は知事代行も同時にニュージャージー州州議会ッ上院議長として機能し、議会の半分と行政の全てに指示する立場だったので強力だった。2002年の2007年に上院議長の[[リチャード・コーデイ]]が短期間の知事代行となり、2004年から2006年にはからもリチャード・マクグリーベイ知事の辞任により長期間の知事代行となった。2005年に州憲法が修正され、知事職が空席となった場合に、上院議長が議員を辞職しない限り、知事代行を務めることができなくなった。2013年時点の州知事は[[共和党 (アメリカ)|共和党]]出身の[[クリス・クリスティ]]である。
 
知事公舎は[[プリンストン (ニュージャージー州)|プリンストン]]にあるドラムスワケットである。
 
2010年より以前には副知事がいない数少ない州の1つだった。共和党のキム・グアダーニョが初代副知事に当選し、2010年1月9日に就任した。2009年11月の州知事選挙ではクリスティ知事候補と共に共和党推薦で立候補し、当選した。この役職は2005年11月8日の住民投票で承認された憲法修正により創設され、2006年1月17日に執行となった新制度によって選ばれた。
 
 
=== 立法府 ===
[[File:New Jersey State House.jpg|thumb|[[ニュージャージー州会議事堂]]、トレントン市、金色のドームが目印]]
現在のニュージャージー州憲法は1947年に採択されたものである。これによって上院と下院からなる[[両院制]]議会を規定している。上院の定数は40人、下院は80人である。州内に40の選挙区があり、それぞれ上院議員1人と下院議員2人を選出する。下院議員の任期は2年間であり、偶数年の選挙で選ばれる。上院議員の任期は4年または2年間であり、西暦の下一桁が1、3、7の年に選挙が行われる。
 
ニュージャージー州は州役人の選挙を奇数年に行うことで国内に5つしかない州の1つである。役人の任期は4年間であり、大統領選挙の翌年に選挙が行われている。
 
 
=== 司法府 ===
{{main|w:Judiciary of New Jersey}}
ニュージャージー州最高裁判所<ref>{{cite web|url=http://www.judiciary.state.nj.us/supreme/index.htm |title=Supreme Court of New Jersey |publisher=Judiciary.state.nj.us |accessdate=July 25, 2010}}</ref>には1人の首席判事と6人の陪席判事がいる。全て州知事が指名し、上院の過半数の「助言と同意」を受ける。判事の任期は7年間であり、70歳までは再任されることができる。
 
州内司法府の日々の任務は大半が「地方裁判所」で行われる。交通違反、小さな刑事事件、小さな民事事件が対象である。
 
重大な刑事事件や民事事件は各郡にあるニュージャージー州上級裁判所で審問される。上級裁判所の全ての判事は州知事が指名し、上院の過半数の「助言と同意」を受ける。判事の任期は7年間であり、70歳までは再任されることができる。
 
司法の考え方は[[エクイティ|衡平法]]を採用している。隣接するデラウェア州と同様だが、国内の他州では少ない。ニュージャージー州上級裁判所は、事例によってコモン・ローと衡平法の部門に分けられている。
 
上級裁判所にはまた控訴部門もあり、中間控訴審として機能している。判事は首席判事から控訴部門に割り付けられる。
 
また税務裁判所もあるが、取り扱う範囲が限られている。その判事は郡税務委員会の決定事項に対する申し立てを審問する。州の所得税、消費税、事業税、住宅の割戻金など課税部門長による決定事項に対する申し立ても審問する。税務裁判所からの控訴は上級裁判所の控訴部門が審問する。税務裁判所判事は州知事が指名し、任期は7年間であり、70歳までは再任されることができる。判事は12人いる。
 
 
=== 郡 ===
参照:[[ニュージャージー州の郡一覧]]
ニュージャージー州は21の郡に分けられている。この内13郡は植民地時代に設立された。1692年には州の全域が郡に分割されており、郡を分割することで新郡を作ってきた。最新の郡は1857年に設立された[[ユニオン郡 (ニュージャージー州)|ユニオン郡]]である。郡政委員は国内で唯一「フリーホルダー」と呼ばれている。郡政委員の数は各郡の住民投票で決められ、3人、5人、7人、9人の中から選定される必要がある。
 
郡によって行政機能と立法機能を郡政委員会に集めている郡と、行政機能を別の組織に分けている郡がある。16の郡は郡政委員会が両機能を果たし、各委員は行政部門の責任を任されている。残り5郡は直接選挙で選ばれる郡執行役がおり、行政部門の長になっている。郡執行役のいない郡で、郡管理官が雇用され、日々の運営を管理する場合がある。
 
=== 自治体 ===
州内には565の自治体がある。2013年1月1日にプリンストン・タウンシップとプリンストン・ボロが合併して新プリンストン・ボロができる前は566だった。西部や南部の州とは異なり、州内全土が自治体に分割されている。2008年、ジョン・コーザイン州知事が、人口1万人未満の町への州助成金を削減し、合併を奨励して管理費を削減しようとした<ref>{{cite web|url=http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=90090911 |title=Small Towns in N.J. Told to Merge or Face Cuts |publisher=Npr.org |accessdate=July 25, 2010}}</ref>。2009年5月、地方単位再組織化統合委員会が、州南部の約40の小さな町について検討を始め、どこを統合の候補とするかを決めようとしている<ref>[http://www.philly.com/philly/news/local/20090529_N_J__town_mergers_could_start_in_18_months.html "N.J. town mergers could start in 18 months"]{{dead link|date=January 2011}} by Jan Hefler, ''The Philadelphia Inquirer'', May 29, 2009. Retrieved on May 29, 2009</ref>。
 
==== 自治体政府の種類 ====
19世紀に自治体政府の種類を考案したとき、市が一番大きく、その下にボロと村があり、その間にくる田園部は面積の大きなタウンシップに含まれるように考えられた。これは現在も当てはまっているが、シュルーズベリー・タウンシップの場合は長い間に分割を重ね、現在は住宅開発地1つだけ、面積は1平方マイル (1.6 km<sup>2</sup>)に満たなくなった。幾つかのタウンシップは領域を変えておらず、現在も広大な郊外地となって、人口は都市と同じくらいであり、伝統的な中心街やメインストリートの代わりにショッピングセンターや高規格道路の周りに集まっている。
 
ショートヒルやマレーヒルなど多くの場所は自治体ではなく、1つの地区であり、境界線が無い。家の集合、伝統的な地区、郵便のための地区、国勢調査指定地域は異なる場合が多い。
 
==== 自治体政府の形態 ====
当初は自治体の種類に応じて独自の政府形態を持っていたが、現在ではどの種類の自治体でも政府形態を選択できる。唯一ボロは「ボロ形態」の政府を選択できる。
 
20世紀からは改革志向に推進されて6種の政府形態が試みられた、これは1911年に州議会で成立したウォルシュ法が切っ掛けであり、無党派選挙で選ばれる3ないし5人の委員会形式だった。その後の1923年に自治体マネジャー法が成立し、無党派の評議会と評議会の互選で選ばれる弱い首長の形となり、さらに日々の管理を行うマネジャーを指名する評議会・マネジャー政府が導入された。
 
1950年に法制化され、その後1981年に修正されたフォークナー法では、首長・評議会方式、評議会・マネジャー方式、小さな自治体方式、首長・評議会・管理官方式という4つの案を提案した。強い行政府とプロの管理について好みに応じて選択でき、また政府の性格を選定するために大きな柔軟性を持たせた。評議会の定数、自治体全域あるいは選挙区で選ばれる役職と、その両者の組み合わせで選ばれる役職、半数ずつの改選あるいは全員同時の改選、また首長を評議会が選ぶか有権者が選ぶか、などの選択肢である。大きな自治体と、州民の大多数はフォークナー法憲章による自治体に統治されている。自治体は独自の特徴ある政府形態を形成することもでき、州議会の承認を得た特別憲章の下で運営される。
 
自治体はその政府種類から得た名前を保持しているが、現代の政府形態の1つに、あるいは過去の伝統的な形態のものに変えることができる。形式的な名称で一般大衆を迷わすこともある。例えば、公式に村を選んでいる4つの自治体があるが、ロッホアーバーのみが村の政府形態を保持している。他の3つは、村ではない政府形態を選んでいる。
 
=== 政治 ===
{{Main|w:Politics of New Jersey}}
 
==== 社会的姿勢と問題 ====
社会的には国内でもリベラルな州と見なされている。世論調査では、住民の60%が[[プロチョイス|中絶権利擁護派]]であるが、妊娠後期の中絶や部分出産中絶には過半数が反対し、また公的資金による中絶にも反対している<ref>{{cite web|url=http://www.catholicnewsagency.com/new.php?n=17086 |title=Poll says majority of Americans opposed to abortion funding in health care bill :: Catholic News Agency (CNA) |publisher=Catholic News Agency |accessdate=July 25, 2010}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.surveyusa.com/50State2005/50StateAbortion0805SortedbyState.htm |title=SurveyUSA Pro-Life vs. Pro Choice Sorted by State |publisher=Surveyusa.com |accessdate=July 25, 2010}}</ref>。2009年、クウイニピアク大学世論研究所の調査では、[[同性結婚]]に49%が賛成し、反対は43%だった<ref>{{cite web|url=http://abclocal.go.com/wpvi/story?section=news/local&id=6776022&rss=rss-wpvi-article-6776022 |title=Poll: NJ voters support gay marriage |publisher=Abclocal.go.com |date=April 23, 2009 |accessdate=January 23, 2011}}</ref>。
 
2004年4月、ニュージャージー州は同棲関係法を法制化し、62歳以上の同性および異性の組み合わせに適用されることとした。2006年、州最高裁判所は4対3の票決で、州議会はゲイとレズビアンのカップルに結婚の権利を与えなければならないと裁定した。さらに2007年2月19日執行で、同性カップルに[[シビル・ユニオン]]を提供することで国内3番目の州になった。これによって850以上の権利、特権、責任を与えている。しかし、議会は同性の組み合わせに対して「結婚」という言葉を用いることを拒否した。こうして同棲関係、シビルユニオン、結婚という3つの形態があることになった。
 
ニュージャージー州は国内でも最大級に厳しい銃規制法を持っている。これには武器、先に穴のある弾丸、さらにはパチンコまでも禁じる条項が入っている。銃を持たない暴行は重罪に入らない。BB弾や黒色火薬は全て近代兵器として扱われる。州外の銃砲免許を認めず、州独自の法を強制している<ref>[http://www.nraila.org/statelawpdfs/NJSL.pdf NRAILA.org]{{dead link|date=May 2012}}</ref>。
 
==== 選挙 ====
{{Main|w:Elections in New Jersey}}
{{See also|w:Political party strength in New Jersey}}
 
{| class="wikitable" style="float:right; margin:2em; font-size:90%;"
|+ '''大統領選挙の結果'''<ref>{{cite web|url=http://uselectionatlas.org/RESULTS/compare.php?year=2008&fips=34&f=0&off=0&elect=0&type=state|title=Presidential General Election Results Comparison – New Jersey|publisher=US Election Atlas|accessdate=December 28, 2009|author=Leip, David}}</ref>
|- style="background:lightgrey;"
! 年
! [[共和党 (アメリカ)|共和党]]
! [[民主党 (アメリカ)|民主党]]
|-
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|[[2012年アメリカ合衆国大統領選挙|2012年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|40.62% ''1,478,088''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|'''58.34%''' ''2,122,786''
|-
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|[[2008年アメリカ合衆国大統領選挙|2008年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|41.61% ''1,613,207''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|'''57.14%''' ''2,215,422''
|-
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|[[2004年アメリカ合衆国大統領選挙|2004年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|46.24% ''1,670,003''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|'''52.92%''' ''1,911,430''
|-
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|[[2000年アメリカ合衆国大統領選挙|2000年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|40.29% ''1,284,173''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|'''56.13%''' ''1,788,850''
|-
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|[[1996年アメリカ合衆国大統領選挙|1996年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|35.86% ''1,103,078''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|'''53.72%''' ''1,652,329''
|-
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|[[1992年アメリカ合衆国大統領選挙|1992年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|40.58% ''1,356,865''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|'''42.95%''' ''1,436,206''
|-
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|[[1988年アメリカ合衆国大統領選挙|1988年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|'''56.24%''' ''1,743,192''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|42.60% ''1,320,352''
|-
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|[[1984年アメリカ合衆国大統領選挙|1984年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|'''60.09%''' ''1,933,630''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|39.20% ''1,261,323''
|-
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|[[1980年アメリカ合衆国大統領選挙|1980年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|'''51.97%''' ''1,546,557''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|38.56% ''1,147,364''
|-
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|[[1976年アメリカ合衆国大統領選挙|1976年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|'''50.08%''' ''1,509,688''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|47.92% ''1,444,653''
|-
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|[[1972年アメリカ合衆国大統領選挙|1972年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|'''61.57%''' ''1,845,502''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|36.77% ''1,102,211''
|-
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|[[1968年アメリカ合衆国大統領選挙|1968年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|'''46.10%''' ''1,325,467''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|43.97% ''1,264,206''
|-
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|[[1964年アメリカ合衆国大統領選挙|1964年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|33.86% ''963,843''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|'''65.61%''' ''1,867,671''
|-
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|[[1960年アメリカ合衆国大統領選挙|1960年]]
| style="text-align:center; background:#fff3f3;"|49.16% ''1,363,324''
| style="text-align:center; background:#f0f0ff;"|'''49.96%''' ''1,385,415''
|}
ニュージャージー州は過去の国政レベルの選挙で共和党の牙城だったが、近年は民主党の地盤になってきている。ニュージャージー州民主党は州議会両院の多数派となっている。またアメリカ合衆国上院議員2人を独占しているが、下院は6対6で共和党と分け合っている。1994年から2002年は共和党[[クリスティーン・トッド・ウィットマン]]が知事であり、2回の選挙での支持率は47%と49%だった。
 
2009年の州知事選挙では共和党の[[クリス・クリスティ]]が民主党現職の[[ジョン・コーザイン]]を破った。副知事候補は知事候補との組み合わせで立候補するので、現職知事と副知事は共和党員である。知事の内閣あるいは内閣外の役職には両党から指名することがあるので、検事総長は民主党員である。
 
国政選挙では、民主党への肩入れが強くなってきた。しかし、過去には共和党が強かった時代があり、1948年、1968年、1976年の接戦だった大統領選挙でも、ニュージャージー州では共和党候補が楽勝した。1960年、1968年、1992年の大統領選挙はニュージャージー州が重点州になった。州選出アメリカ合衆国上院議員では1979年に選ばれたクリフォード・P・ケイスが最後の共和党員になっている。
 
民主党が強い地域はカムデン郡、エセックス郡(州最大都市のニューアークを含む)、ハドソン郡(ジャージーシティを含む)、マーサー郡(特にトレントン、プリンストン周辺)、ミドルセックス郡、ユニオン郡(エリザベスを含む)である。
 
郊外部である北西と南東の郡は共和党支持の傾向にある。オーシャン郡のある海岸部、州北西部山岳地にあるモリス郡、サセックス郡、ウォーレン郡で強い。その他の郊外部、特にバーゲン郡やバーリントン郡は民主党支持が過半数である。2008年の大統領選挙で民主党の[[バラク・オバマ]]は州投票総数の57%を獲得し、41%だった共和党の[[ジョン・マケイン]]を破った。独立系の[[ラルフ・ネーダー]]は1%未満だった。
 
州内の郡の約3分の1は激戦郡と見なされるが、ある郡は1つに偏ることが多い。例えばセイラム郡であり、またパセーイク郡はヒスパニック系の多い南部(パターソン市が入る)が民主党、田園部の北部が共和党である。モンマス郡、サマセット郡、ケープメイ郡などは共和党支持の傾向にあり、保守的な地域である。
 
ニュージャージー州では、選挙の30日以上前に住民となり、20日前までに有権者登録しておく必要がある。
 
==== 死刑制度 ====
2007年12月17日、ジョン・コーザイン知事が署名して、州内で死刑を廃止する法が成立した。1965年に[[アイオワ州]]と[[ウェストバージニア州]]で死刑が廃止されて以来のことになった<ref>[http://ap.google.com/article/ALeqM5gYppYSKRwPNEaUjbxFuUGpS_iouQD8TJ9TBO1 Google.com]{{dead link|date=January 2011}} Hester Jr., Tom (2007) ''N.J. Bans Death Penalty'' for Associated Press</ref>。コーザインは既に死刑が決まっていた囚人に対し、釈放無しの終身刑に減刑する法にも署名した<ref>Peters, Jeremy W. "[http://www.nytimes.com/2007/12/18/nyregion/18death.html?pagewanted=print Corzine Signs Bill Ending Executions, Then Commutes Sentences of Eight]." ''[[The New York Times]]''. December 18, 2007. Retrieved on December 25, 2009.</ref>。
 
=== 州法 ===
現在、ニュージャージー州では[[死刑制度]]が廃止されている。
<!--
== 経済 ==
{{See also|w:New Jersey locations by per capita income}}
[[ファイル:1999 NJ Proof.png|thumb|right|ニュージャージー州の4分の1ドル硬貨、1999年発行、デラウェア川を渡るワシントンが描かれている]]
[[アメリカ合衆国商務省経済分析局]]はニュージャージー州の2010年総生産が4,870億米ドルだったと推計している<ref>{{PDFlink|[http://www.bea.gov/bea/newsrelarchive/2005/gsp1005.pdf Bureau of Economic Analysis]}}</ref><ref>{{cite web|title=GDP by State|url=http://greyhill.com/gdp-by-state|publisher=Greyhill Advisors|accessdate=September 16, 2011}}</ref>。2012年1月時点の州内失業率は9%だった<ref>[http://www.bls.gov/lau/ Bls.gov]; Local Area Unemployment Statistics</ref><ref>{{cite web|title=Local Area Unemployment Statistics|url=http://www.bls.gov/web/laus/laumstch.htm|publisher=Bureau of Labor Statistics|accessdate=September 16, 2011}}</ref><ref>{{cite news|title=N.J. unemployment rate dips to 9 percent, lowest in nearly 3 years|newspaper=NJ.com|date=January 19, 2012}}</ref>。2011年、納税者の負担額は一人当たり37,000米ドルであり、国内第49位だった<ref name="The Institute for Truth in Accounting">{{cite web|url=http://www.statedatalab.org/state_data_and_comparisons/detail/new-jersey|title=State Data Lab "Snapshot By The Numbers: New Jersey|date=January 2013|accessdate=April 3, 2013}}</ref>。
 
=== 主な会社など裕福さ ===
ニュージャージー州の一人当たり州総生産は2008年で54,699米ドルであり、国内第2位だった。これは国内の一人当たり総生産46,588米ドルを上回っている<ref name = BEAState>{{cite web|url=http://www.bea.gov/scb/pdf/2009/11%20November/D-Pages/1109dpg_k.pdf|title=Selected Regional Estimates|date=January 11, 2009|publisher=BEA.gov|accessdate=January 7, 2010}}</ref>。一人当たり年収は51,358米ドルであり国内第3位だった<ref name = BEAState/>。百万長者の比率でも国内第3位である<ref>{{cite web|url=http://www.nj.com/news/index.ssf/2008/01/nj_has_most_millionaires_in_co.html |title="New Jersey has most millionaires in country," Associated Press, January 10, 2008 |publisher=Nj.com |date=January 10, 2008 |accessdate=July 25, 2010}}</ref>。一人当たりの年収が国内平均を上回る場所の数では国内第2位であり、その比率は76.4%である。州内21郡のうち9郡が、国内の裕福な郡100傑に入っている。
{○○}州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。
 
=== 主な産業など税制 ===
[[所得税]]は7段階の累進課税方式である。税率は1.4%から8.97%まである。[[消費税]]の標準税率は7%であり、特別に免税となるもの以外は小売りすべてに適用される。免税品には家庭で調理される食品の大半、医薬品、毛皮を除く衣料、履物、家庭で使い処分できる紙製品が入っている。州内約30の自治体が都市企業ゾーンに入っており、買い物客は3.5%が課税され、ゾーン以外の半分の比率である。エリザベスやジャージーシティが選択され、消費税率が低くなる。ニュージャージー州は50州の中で税率が最も高く、住民は州合計で680億米ドルを収め、地方税は一人当たり7,816米ドル、収入の12.9%に相当する<ref>{{cite web|url=http://247wallst.com/2011/07/21/108558/3/ |title=States Where People Pay The Most (And Least) In Taxes – 24/7 Wall St |publisher=24/7 Wall St. |date=2011-07-21 |accessdate=2012-05-17}}</ref>。州内にある資産に対しては州法で免除されない限り全て資産税の対象である。無形資産は評価しないが、相続税は課される。
 
=== 連邦税との不均衡 ===
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ニュージャージー州はは連邦政府に収める税と受け取る歳出との間に国内最大の不均衡がある。2005年会計年度で、連邦政府に770億米ドルを収め、連邦支出として550億米ドルを受け取った。その差額はどの州よりも大きく、州民がワシントンに送った1米ドルに対し、61セントしか受け取っていない勘定になる。この計算は連邦政府が歳入以上に支出するので、その赤字を埋めていることになる<ref>[http://www.taxfoundation.org/taxdata/show/347.html link Chart of State to Federal government spend/receive ratios], Tax Foundation</ref>。2005年時点でニュージャージー州は1982年以降、一人当たりの連邦支出で48位より上になったことはなく、その大半は50位だった。一方、ワシントンに払った一人当たりの税額は第2位あるいは第3位だった。
 
ニュージャージー州は度々会計赤字になっており、税負担額は国内最大クラスである<ref>{{cite web|url=http://www.taxfoundation.org/research/topic/44.html |title=link Tax Burdens in New Jersey |publisher=Taxfoundation.org |accessdate=July 25, 2010}}</ref>。その原因は連邦政府に対する大きな税負担であり、生活費やメディケイドの高さに対する調整がないことである。研究では収入が高い傾向にあり、そのことが特に代替的最小課税制度にたいして脆弱な高い税率にしている。
 
=== 産業 ===
[[ファイル:Cranberrys beim Ernten.jpeg|thumb|right|[[クランベリー]]の収穫]]
ニュージャージー州の経済は、薬品、金融、化学品開発、通信、食品加工、電気機器、印刷出版、観光の産業に集中している。農業生産品としては、苗、馬、野菜、果物と木の実、海産物、酪製品がある。ブルーベリーの生産高は国内第2位、クランベリーとほうれん草で第3位、ピーマン、桃、結球レタスで第4位である<ref>{{cite news |author=Judith H. Dobrzynski |title=A Garden Crawl Through the Garden State |url=http://www.nytimes.com/2010/06/25/garden/25garden.html |quote=Nowadays New Jersey ranks second among states in blueberry production, third in cranberries and spinach and fourth in bell peppers, peaches and head lettuce, the official state Web site, nj.gov, boasts. |work=New York Times |date=June 24, 2010 |accessdate=June 25, 2010 |authorlink= }}</ref>。アスパラガスの作付け面積は国内第4位である<ref>{{cite news |author= |coauthors= |title=It's No Tomato, but a Stalk Gets Some Respect |url=http://www.nytimes.com/2012/05/06/nyregion/in-new-jersey-asparagus-takes-its-place-at-the-table.html#h |quote=... New Jersey harvests the fourth-largest number of acres dedicated to asparagus in the nation. |newspaper=New York Times |date=May 4, 2012 |accessdate=2012-05-07 }}</ref>。
 
州内にはエネルギー消費型産業が多いが、その消費量は国内の2.7%に過ぎず、[[二酸化炭素]]排出量は国内の0.8%に留まっている。[[温室効果ガス]]の排出量が比較的少ないことは、原子力の利用によるところが大きい。エネルギー情報管理局に拠れば、州内電力市場で原子力発電の比率が高く、総発電量の半分以上を生産している。1969年に操業を始め、国内最古の現役原子力発電所であるオイスタークリーク原子力発電所など3発電所がある<ref>{{cite web |url=http://tonto.eia.doe.gov/state/state_energy_profiles.cfm?sid=NJ |title= EIA State Energy Profiles: New Jersey |date=June 12, 2008 |accessdate=June 23, 2008}}</ref>。
 
ニュージャージー州は科学分野の経済が強い。[[ジョンソン・エンド・ジョンソン]]、[[サノフィ|サノフィ・アベンティス]]、[[ノバルティス]]、[[ファイザー]]、[[メルク・アンド・カンパニー]]、[[エフ・ホフマン・ラ・ロシュ]]、[[ブリストル・マイヤーズ スクイブ]]など大手薬品メーカーがある。[[ベライゾン・ワイヤレス]]、[[アバイア]]、[[アルカテル・ルーセント]]、[[AT&T|AT&Tコミュニケーションズ]]など大手通信会社もある。さらに大勢の教育水準の高い労働力を惹きつけており、今日ある多様な産業を支えている。
 
ニュージャージー州はニューヨーク市やフィラデルフィア市という大都市に隣接していることで、究極のベッドタウンである。両市で働く住民に奉仕する強いサービス産業がある。小売り、教育、不動産などである。
 
東海岸では最も盛んな港であるニューヨーク・ニュージャージー港という戦略的な位置にあることで、輸送産業も強い。ニューアーク・エリザベス・マリンターミナルは世界初の[[コンテナターミナル]]であり、現在も世界最大級となっている。化学品開発、石油精製、食品加工の分野も強い。
 
州内には[[フォーチュン500]]に入る会社24社が本社を置いている<ref>{{cite news |url=http://money.cnn.com/magazines/fortune/fortune500/2007/states/NJ.html |title=Fortune 500 2007 – States: New Jersey |date=March 30, 2007 |accessdate=May 30, 2007 | work=CNN}}</ref>。[[パラマス]]・ボロは国内最大級の一人当たり小売り売上高を誇っている。サマセット郡、モリス郡、ハンタードン郡、バーゲン郡、モンマス郡などは国内でも収入の高い郡に入っている。他にも100傑に入る郡が4つある。
 
==== 観光業 ====
[[ファイル:Atlantic City skyline from 47th floor of Revel.jpg|thumb|[[アトランティックシティ]]のスカイライン、レベル・カジノの47階から南を望む。オーシャンフロントのリゾートであり、州内ギャンブル産業の中核である]]
ニュージャージー州の商業と広範な輸送体系の交差点としての位置づけにより、国民の3分の1以上とカナダ国民の多くが陸路で1晩の距離にある。このことでアトランティックシティやジャージー海岸など海沿いのリゾート、その他の自然や文化の観光地に消費者を惹きつけ、2012年には観光収入が400億米ドル近くまでになった<ref>{{cite web|url=http://www.dailyrecord.com/article/20130321/NJNEWS10/303210009/NJ-tourism-took-record-revenue-nearly-40B-2012|title=NJ tourism took in record revenue of nearly $40B in 2012|publisher=Gannett|date=March 21, 2013|accessdate=April 3, 2013}}</ref>。この年10月には[[ハリケーン・サンディ]]の被害があったが、それでもこの結果になった。
 
==== ギャンブル ====
1978年、州議会はアトランティックシティでカジノの開業を承認した。当時は[[ラスベガス]]が唯一の大規模カジノ・リゾートだった<ref>{{cite news |title=Gambling Becomes Legal In New Jersey |url=http://news.google.com/newspapers?id=ejEeAAAAIBAJ&sjid=VL4EAAAAIBAJ&pg=4008,3062175&dq=gambling+in+new+jersey&hl=en |quote=The nation's only legal gambling casino outside Nevada won state approval Thursday night and planned Friday morning opening ... |agency=Associated Press |date=May 26, 1978 |accessdate=November 4, 2010 }}</ref>。現在、多くのカジノがアトランティックシティのボードウオーク沿いにあり、世界最長のボードウオークとなっている<ref>{{cite web|url=http://www.atlanticcitynj.com/visitors/thingstodo/attractions/boardwalktour.aspx|title=DO AC Things To Do|publisher=©2012 The Atlantic City Convention & Visitors Authority. All Rights Reserved|accessdate=2012-09-07}}</ref>。2013年2月26日、クリス・クリスティ州知事はオンライン・ギャンブルを認める法を成立させた<ref>{{cite web|url=http://www.nj.com/politics/index.ssf/2013/02/gov_christie_signs_internet_ga.html|title=Gov. Christie signs internet gambling into law|author=Ryan Hutchins|publisher=NJ.com|date=February 27, 2013|accessdate=April 2, 2013}}</ref>。
 
=== 天然資源 ===
州内のほぼ半分は森である。北部の森は主にオークが自生している。ジャージー・オークは造船に大々的に使われてきた。南部は松が多い。
 
鉱物資源は少ない。しかし、個物の製錬と精製の量は他州よりも多い。現在もフランクリン・ファーネスとその周辺では鉱物精錬が行われており、昔から亜鉛生産の中心だった。
 
太陽光発電の設置料では国内第2位であり、国内でも[[再生可能エネルギー]]の利用率が高い州である。州内に1万を超える太陽光発電施設がある<ref>[http://www.earthtechling.com/2011/08/solar-shore-jersey-hits-10000-installations/ Solar Shore: Jersey Hits 10,000 Installations]</ref>。
 
== 交通 ==
{{Main|w:Transportation in New Jersey}}
 
=== 道路 ===
[[ファイル:Map of New Jersey NA.png|thumb|right|ニュージャージー州の主要交通網と都市]]
[[ファイル:George Washington Bridge, HAER NY-129-66.jpg|thumb|right|ジョージ・ワシントン橋、バーゲン郡フォートリーとニューヨーク市マンハッタンを繋ぐ<ref name="panynj.gov">{{cite web |url=http://www.panynj.gov/bridges-tunnels/george-washington-bridge.html |accessdate=May 16, 2011 |title=Port Authority of New York and New Jersey – George Washington Bridge}}</ref><ref name=bridge/>]]
ニュージャージー・ターンパイクは国内でも著名であり、交通量の多い道路である。この有料道路はデラウェア州からニューヨーク州を繋ぎ、東部海岸の動脈になっている。途中に多くのサービスエリアがあり、発明家トマス・エジソンなどニュージャージー州出身の著名人の名前が付けられている。他には初代[[アメリカ合衆国財務長官]][[アレクサンダー・ハミルトン]]、[[アメリカ合衆国大統領]][[グロバー・クリーブランド]]と[[ウッドロウ・ウィルソン]]、作家の[[ジェイムズ・フェニモア・クーパー]]、ジョイス・キルマー、[[ウォルト・ホイットマン]]、愛国者のモリー・ピッチャー、赤十字を提唱したクララ・バートン、アメリカンフットボールの[[ヴィンス・ロンバルディ]]等の名がある。
 
[[ガーデン・ステイト公園道路|ガーデンステイト・パークウェイ]]は、北州境のモントベールから州南端のケープメイまで172.4マイル (277.5 km) を走っている。ニューヨーク大都市圏とアトランティックシティを結ぶ幹線道になっている。15車線の他に路肩6車線があり、途中のミドルセックス郡ラリタン川に架かるドリスコル橋は、その車線数で世界一幅の広い橋になている<ref>{{cite web|url=http://www.tollroadsnews.com/node/1492|title=Garden State Parkway opens world's widest bridge – 15 lanes|publisher=TOLLROADSnews, Peter Samuel|accessdate=June 6, 2011}}</ref>。交通量も多い。
 
ニュージャージー州とニューヨーク市は多くの橋やトンネルで繋がれている。[[ジョージ・ワシントン・ブリッジ|ジョージ・ワシントン橋]]は1日30万台の通行量があり、世界最大級の通行量となっている<ref name="panynj.gov"/><ref name=bridge>[http://www.recordonline.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20061024/BIZ/610240312/-1/NEWS03 George Washington Bridge turns 75 years old: Huge flag, cake part of celebration], ''Times Herald-Record'', October 24, 2006. "The party, however, will be small in comparison to the one that the Port Authority of New York and New Jersey organized for 5,000 people to open the bridge to traffic in 1931. And it won't even be on what is now the world's busiest bridge for fear of snarling traffic."</ref>。バーゲン郡フォートリーとニューヨーク市アッパーマンハッタンの[[ワシントンハイツ (マンハッタン)|ワシントンハイツ]]を繋いでいる。[[リンカーン・トンネル]]はニュージャージー州道495号線でミッドタウン・マンハッタンに出る。[[ホランド・トンネル]]は州間高速道路78号線でローワー・マンハッタンに出る。この3ルートは交通量が特に多い。[[スタテンアイランド|スタテン島]]とも3つの橋で繋がれている。南からアウターブリッジ・クロッシング、ゴーサルズ橋、ベイヨン橋となっている。
 
その他の高規格道路としてアトランティックシティ・イクスプレスウェイ、パリセイズ州間パークウェイがあり、[[州間高速道路]]では、76号線、78号線、80号線、95号線、195号線、278号線、280号線、287号線、295号線、676号線が走っている。[[アメリカ国道]]では、[[国道1号線 (アメリカ合衆国)|アメリカ国道1号線]]や同9号線が通り、ニュージャージー州道では4号線、40号線、17号線、46号線が幹線道である。
 
ニュージャージー州は付近の3州と州間協定を結んでいる。[[ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社]]、ペンシルベニア州とのデラウェア川港湾局、デラウェア州とのデラウェア川・湾管理局が、州内に出入りする主要交通ルートを運営している。橋の通行量は一方向のみ徴収される。すなわち州内に入るときは無料であり、出て行くときが有料である。例外はディングマンズフェリー橋とデラウェア川ターンパイク有料橋であり、双方向で課金される。トレントンに近いワシントン・クロッシング橋とスカダーズフォールズ橋、トレントン市内のカルフーン通り橋とブリッジ通り橋は無料である。またデラウェア川に架かるリバートン・ベルビデア橋等も無料である。
 
州内のガソリンスタンドでは店員がサービスすることが義務づけられ、セルフサービスは違法である。このような州は他に[[オレゴン州]]があるのみである。
 
=== 空港 ===
[[ファイル:NewarkIntAirport.jpg|right|thumb|ニューアーク・リバティ国際空港から望むニューヨーク市のスカイライン]]
[[ニューアーク・リバティ国際空港]]は国内でも利用客数の多い空港である。ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社が運営しており、ニューヨーク都市圏では主要空港の1つである。[[ユナイテッド航空]]が最大のテナントであり、[[ハブ空港]]として使っている。[[フェデックス]]も貨物のハブ空港としている。ニューアーク空港鉄道駅が接続し、[[北東回廊]]の[[アムトラック]]や[[ニュージャージー・トランジット]]が入ってきている。
 
小さな商業空港としてはアトランティックシティ国際空港やトレントン・マーサー空港もある。バーゲン郡のティーターボロ空港は[[ゼネラル・アビエーション|一般用途空港]]であり、ニューヨーク市に近いことで、私有機や法人機が利用している。カンバーランド郡のミルビル市民空港も一般用途空港であり、海岸に近いという利便性がある。
 
=== 鉄道とバス ===
[[ファイル:NECtrain3967.jpg|thumb|right|ニュージャージー・トランシットの列車、ラーウェイを通り北東回廊を走る]]
[[ファイル:Hudson bergen exchange place.jpg|thumb|right|ハドソン・バーゲン・ライトレール、ジャージーシティ]]
[[ニュージャージー・トランジット]]が州内で広範に鉄道とバスを運行している。州が経営する法人であり、北部の幾つかの民間バス会社を統合して始められた。1980年代初期、北部や中央部の町とニューヨーク市を繋ぐ[[コンレール]]の通勤路線を買収した。現在は11路線があり、州内各地で運行されている。始点が州内各地にあり、終点はニューヨーク市の[[ペンシルベニア駅 (ニューヨーク)|ペンシルベニア駅]]かホーボーケン市の[[ホーボーケン駅|ホーボーケン・ターミナル]]になっている。1989年にアトランティックシティとリンデンウォルド間の運行を始め、1990年代にはフィラデルフィアまで延伸した。
 
ニュージャージー・トランジットは[[ライトレール]]線3本も運行している。ハドソン・バーゲン・ライトレールはベイヨンとノースバーゲンを繋ぎ、バーゲン郡内への延伸が計画されている。ニューアーク・ライトレールは州内唯一の地下鉄であるが、部分的に地下を走っているだけである。その本線はニューアーク中心街のペンシルベニア駅と、市内各地を結び、ブルームフィールドのグローブ通り駅が終点になっている。ニューアーク・エリザベス鉄道リンクの最初の区間であるブロード通り線は、ニューアーク・ブロード通り駅とニューアーク中心街のペンシルベニア駅を結んでいる。リバーラインもライトレールであり、トレントンとカムデンを繋いでいる。
 
[[パストレイン|トランス・ハドソン港湾局]]は、ホーボーケン、ジャージーシティ、ハリソン、ニューアークとニューヨーク市を繋ぐ半地下の鉄道である。4線を運行している。ハドソン郡、エセックス郡あるいはニューヨーク市のマンハッタンが終点である。
 
[[PATCO|パトコ]]の高速鉄道線はカムデン郡とフィラデルフィア市を結んでいる。リンデンウォルドとフィラデルフィア市中心部を結ぶ高架鉄道である。停車駅はリンデンウォルド、ボーヒーズ、チェリーヒル、ハドンフィールド、ハドン・タウンシップ、コリングスウッド、カムデンにある。フィラデルフィア市内にも4駅ある。
 
[[アムトラック]]も多くの長距離列車を走らせている。ニューアーク空港に接続している他、トレントン、メトロパーク、ニューアークに停車駅がある。
 
[[フィラデルフィア・セプタ]]もニュージャージー州内に2本の線を運行している。トレントン線はトレントン・トランシット・センターが終点であり、ウェストトレントン線はユーイングのウェストトレントン鉄道駅が終点である。
 
エアトレイン・ニューアークは、北東回廊のアムトラックとニュージャージー・トランシットの駅から空港とその駐車場を結ぶ[[モノレール]]である。
 
民間のバス会社も幾つか残っている。赤字を埋めるために州の資金で運行し、州が所有するバスをコーチUSAなどの会社に提供している。他にチャーターバスや観光バスの会社もあり、州内各地、ニューヨーク市、フィラデルフィア市、デラウェア州からアトランティックシティのカジノ・リゾートに客を運んでいる。[[グレイハウンド (バス)|グレイハウンド]]は、ニューアーク、アトランティックシティ、マウントローレルのターミナルから長距離バスを運行している。
 
=== フェリー ===
デラウェア湾では、デラウェア川・湾管理局がケープメイ・ルイス・フェリーを運航している。またニュージャージー州フォートモットとデラウェア州のフォートデラウェア間、およびフォートデュポン間にもフェリーを運航している。デラウェア川港湾局は、カムデンとフィラデルフィア市のペンズランディング間にリバーリンク・フェリーを運航している。
 
ニューヨーク・ニュージャージー港湾局のニューヨーク・ウォーターウェイでは、ベルフォード、ジャージーシティ、ホーボーケン、ウィホーケン、エッジウォーターランディングにフェリー乗り場がある。ジャージーシティのポートリバート、リバティハーバー、イクスチェンジプレース、ウィホーケンのポートインペリアルとリンカーンハーバー、ホーボーケンのホーボーケンターミナルと14番通りにはフェリー桟橋がある。マンハッタンのターミナルは、ウォールストリート第11桟橋、バッテリーパークシティ、ウェストミッドタウン・フェリーターミナルである。ジャージーシティのリバティ・ウォータータクシーはパーラスフックとリバティ州立公園からバッテリーパークシティまでフェリーを運航している。スタチュー・クルーズはリバティ州立公園から自由の女神像とエリス島へ運航している。シーストレイクはラリタン湾岸からマンハッタンまで、さらにニューヨーク・メッツの試合があるときはシェイスタジアムまで運航している。
 
== 教育 ==
[[ファイル:Bishop House-Rutgers University.jpg|thumb|right|[[ラトガース大学]]ビショップハウス]]
[[ファイル:ClevelandTowerWatercolor20060829.jpg|thumb|left|200px|[[プリンストン大学]]のクリーブランドタワー]]
2010年時点で州内には605の教育学区があった<ref name="wp100422">{{Cite news | first=George F. | last=Will | title=The thunder from New Jersey | url=http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/21/AR2010042104451.html?hpid=opinionsbox1|work=Washington Post | location=Washington, D.C. | pages= A19 | date=April 22, 2010 | id= }}</ref>。
 
ジョン・コーザイン州知事が指名した教育長官のリック・ローゼンバーグは、高校生の大学進学率を10%高めるため、中途退学率を15%下げるため、さらに学校への寄付金を10%増やすために、教育向上構想を創設した。しかし医療費からこの構想に金を回していると批判され、この計画を撤回した。2010年時点で州政府は教師全員の健康保険料を払っている<ref name="wp100422"/>。
 
統計データでは、公立学校生徒一人当たりに使う教育費は2009年で16,271米ドルであり、ニューヨーク州に次いで高い数字になっている。州の財源からはそのうちの41%が充当されている<ref>{{cite web|url=http://247wallst.com/2011/05/31/the-states-that-spend-the-most-and-least-on-each-student/3/|title=The States That Spend The Most And Least On Each Student|publisher=2011 24/7 Wall St|accessdate=June 6, 2011}}</ref>。
 
2011年ニューズウィークの統計に拠れば、大学進学適性試験(SAT)の結果で、モンマス郡リンクロフトのハイテクノロジー高校が2,145点、バーゲン郡ハッケンザックのバーゲン郡アカデミーが2,100点を記録し<ref>{{cite web|url=http://www.newsweek.com/feature/2011/americas-best-high-schools.html|title=America's Best High Schools 2011|date=June 19, 2011|publisher= 2011 The Newsweek/Daily Beast Company LLC|accessdate=July 13, 2011}}</ref>、国内の高校の第1位と第2位になった<ref>{{cite web|url=http://www.newsweek.com/feature/2011/americas-best-high-schools.html|title=America's Best High Schools 2011|date=June 19, 2011|publisher= 2011 The Newsweek/Daily Beast Company LLC|accessdate=July 14, 2011}}</ref>。
 
マーサー郡プリンストンにある[[プリンストン大学]]は、[[USニューズ&ワールド・レポート]]の2013年全国大学番付で、[[マサチューセッツ州]]の[[ハーバード大学]]と並んで第1位になった<ref>{{cite web|url=http://colleges.usnews.rankingsandreviews.com/best-colleges|title=National University Rankings|publisher=''[[U.S. News & World Report]]''|accessdate=July 2, 2013}}</ref>。2013年、[[ラトガース大学]]は全国的な研究型大学としての位置づけを得るために医学校と歯科学校を併設した<ref name=RutgersRef>{{cite web|url=http://www.northjersey.com/news/education/A_new_Rutgers_debuts_after_official_merger.html|title=Rutgers a 'world-class university,' school president says at merger ceremony|publisher=North Jersey Media Group|author=Patricia Alex|date=July 2, 2013|accessdate=July 2, 2013}}</ref>。
 
=== 単科および総合大学 ===
''施設大学名称、在地''
<table> <tr><td valign=top>
* [[バークレーカレッジ]]
341 ⟶ 793行目:
</td></tr></table>
 
施設教育機関に加え、この州内の21郡で運営している[[コミュニティー・カレッジ]]19校がある。
 
''施設カレッジ名称、在地''
* Atlantic Cape Community College、[[w:Mays Landing, New Jersey|メイズ・ランディング(Mays Landing)]]
* [[w:Bergen Community College]]、[[パラマス]]
368 ⟶ 820行目:
 
==芸術・文化==
ニュージャージー州は他州と同様に独自の料理、宗教社会、博物館、殿堂を持っている。
 
州内では近代的な発明の多くが生まれた。例えば、FMラジオ、映画撮影カメラ、リチウム乾電池、電球、トランジスター、電車である。その他にもドライブイン・シアター、ブルーベリーやクランベリーの栽培、はがき、遊歩道、ジッパー、蓄音機、塩水タフィ、飛行船、種なしスイカ<ref>{{cite web|url=http://www.njinvent.njit.edu/1992/pioneer_inductees_1992/andrews.html|archiveurl=http://web.archive.org/web/20080423223438/http://www.njinvent.njit.edu/1992/pioneer_inductees_1992/andrews.html|archivedate=April 23, 2008 |title=New Jersey Inventors Hall of Fame |publisher=Njinvent.njit.edu |accessdate=July 25, 2010}}</ref>、戦争で初めて使った潜水艦、アイスクリームのコーンがある。
 
[[ファイル:Dinner Freehold NJ.jpg|thumb|フリーホールド・ボロの軽食レストラン]]
 
州内には軽食レストランが多い。その数は600を超え他州よりも多い<ref>{{cite web|url=http://www.50states.com/facts/newjerse.htm |title=New Jersey Facts and Trivia |publisher=50states.com |accessdate=July 25, 2010}}</ref>。
 
ニュージャージー州は州公認の歌が無い唯一の州である。ウェブサイトなどで『I'm From New Jersey』が挙げられているが、州議会の公認は得られていない<ref>{{cite web|url=http://www.aboutnewjersey.com/editorials/stateSong_3_15_04.php |title=The History of the New Jersey State Song? |publisher=Aboutnewjersey.com |accessdate=July 25, 2010}}</ref>。
 
=== 音楽 ===
ジョージ・カー、シルヴィア、エスコーツ、ホワット・ノウツ、モーメンツなどのソウル・ミュージックが注目されたことがある。なおこれらのミュージシャンは、地元出身者と他の都市からの移住者の混合である。また、ハード・ロックのボン・ジョヴィが、ニュージャージーをテーマにした楽曲を制作した。
 
 
=== 美術館・博物館 ===
{|class="wikitable"
|-
!館名
!所在地
!開設年
!種類
|-
|ニュージャージー州立博物館
|トレントン市
|1895年
|一般教育
|-
|リバティサイエンスセンター
|ジャージーシティ、リバティ州立公園
|1993年
|科学博物館
|-
|メイウッド駅博物館
|メイウッド
|2004年
|鉄道博物館
|-
|モンクレア美術館
|モンクレア
|1914年
|美術館
|-
|ニューアーク博物館
|ニューアーク
|1909年
|自然科学と美術
|-
|プリンストン大学美術館
|プリンストン
|1884年
|美術館
|-
|トマス・エジソン博物館
|メンローパーク
|1938年
|[[トマス・エジソン]]に係わる博物館
|}
 
=== 娯楽・演奏会場 ===
[[ファイル:Wildwood night view from Mariner's Landing ferris wheel.JPG|right|thumb|ケープメイ郡ワイルドウッドの夜景]]
{|class="wikitable"
|-
!海上
!種類
!所在地
!開設年
|-
|[[プルデンシャル・センター]]
|[[アリーナ|競技場]]
|ニューアーク
|2007年
|-
|[[アイゾッド・センター]]
|競技場
|メドウランズ・スポーツ複合施設
|1981年
|-
|PNCバンク・アーツセンター
|[[アンフィテアトルム|円形劇場]]
|ホルムデル
|1977年
|-
|ニュージャージー芸能センター
|[[コンサートホール]]
|ニューアーク
|1997年
|-
|ペーパーミル・プレイハウス
|地域劇場
|ミルバーン
|1968年
|-
|州立劇場
|地域劇場
|ニューブランズウィク
|1921年
|-
|[[ボードウォーク・ホール]]
|競技場
|アトランティックシティ
|1926年
|-
|サスケハナ・バンクセンター
|円形劇場
|カムデン
|1995年
|-
|サン・ナショナルバンク・センター
|競技場
|トレントン
|1999年
|}
 
=== テーマパーク ===
{{Wide image|SFGadv Skyline.jpg|900px|オーシャン郡ジャクソン・タウンシップにあるシックスフラッグス・グレート・アドベンチャー、2013年に世界最大のテーマパークとなった<ref>{{cite web|url=http://njtoday.net/2012/08/30/six-flags-great-adventure-to-become-the-worlds-largest-theme-park-in-2013|publisher=Copyright © 2012 njtoday.net – Everything New Jersey. All Rights Reserved|accessdate=2012-09-02|date=2012-08-30|title=Six Flags Great Adventure To Become The World's Largest Theme Park In 2013}}</ref><ref>{{cite web|url=http://entertainmentdesigner.com/news/theme-park-design-news/10-highest-roller-coasters-on-earth/|title=10 Highest Roller Coasters on Earth|author=KarlFabricius|publisher=© 2011 EntertainmentDesigner.com|date=2010-09-20|accessdate=2012-09-02}}</ref>|center}}
 
{|class="wikitable"
|-
!メイパーク
!付設のパーク
!所在地
!開設年
|-
|[[シックスフラッグス・グレート・アドベンチャー]]
|シックスフラッグス・ワイルドサファリ、シックスフラッグス・ハリケーンハーバー
|ジャクソン
|1974年
|-
|クレメントン・アミューズメントパーク
|スプラッシュ・ワールド
|クレメントン
|1907年
|-
|ランド・オブ・メイク・ビリーブ
|パイレーツ・コーブ
|ホープ
|1958年
|-
|モリーズ・ピアーズ
|オーシャンオアシス・ウォーターパーク
|ワイルドウッド
|1969年
|-
|マウンテンクリーク・ウォーターパーク
| -
|バーノン
|1998年
|-
|カジノ・ピアー
| -
|シーサイドハイツ
|1960年
|}
 
=== オーケストラなど ===
404 ⟶ 1,003行目:
 
-->
 
== 交通 ==
=== 高速道路 ===
* {{仮リンク|ニュージャージー・ターンパイク|en|New Jersey Turnpike}}:地元では単に「ターンパイク」と呼ばれる、州を縦断する高速道路。その本線のほとんどや支線が[[州間高速道路]]網の一部に組み込まれている。
* [[ガーデン・ステイト公園道路|ガーデンステート・パークウェイ]]:地元では「ザ・パークウェイ」または「ザ・ガーデンステート」と呼ばれる、州を縦断する高速道路。
* {{仮リンク|アトランティックシティ・エクスプレスウェイ|en|Atlantic City Expressway}}
* {{仮リンク|パリセーズ・インターステート・パークウェイ|en|Palisades Interstate Parkway}}
 
=== 空港 ===
* [[ニューアーク国際空港]] (EWR)
 
== その他 ==
=== 同州出身の有名人 ===
{| width="800px"
|- valign=top
|width="40%"|
* [[エドマンド・ウィルソン]] - 著述家・文芸批評家・作家
* [[サラ・ヴォーン]] - 歌手
432 ⟶ 1,024行目:
* [[ビリー・ハミルトン]] - 野球選手([[アメリカ野球殿堂]]表彰者)
* [[エド・ハリス]] - 俳優
|width="40%"|
* [[ジェイ・ウォーリー・ヒギンズ]] - [[アメリカ空軍]]軍人の[[鉄道]]愛好家
* [[ホイットニー・ヒューストン]] - 歌手
447 ⟶ 1,040行目:
* [[クイン・シェファード]] - [[女優]]
* 関口メンディー ‐ [[GENERATIONS from EXILE TRIBE]]
|}
 
<!--
=== 州の象徴など ===
467 ⟶ 1,062行目:
* 全米で最初の[[慰安婦の碑]]が2010年10月23日にパリセイズ・パーク市の公立図書館に設置された。
* 2013年3月21日に下院、同年6月20日に上院で「日本政府に日本軍従軍慰安婦についての歴史教育を促す内容の決議案」が採択され、米国の50州のうち、両院で慰安婦決議案を保有する最初の州となった。{{要出典|date=2013年6月}}
 
<!--
== 脚注 ==
{{reflist|2}}
<references />
 
-->
== 関連項目 ==
* [[ニュージャージー州の都市圏の一覧]]
482 ⟶ 1,077行目:
* [http://www.state.nj.us/ 州政府]
* [http://www.state.nj.us/travel/ ニュージャージー州政府観光局(英語版)]
* [http://www.cgj.org/ 在ニューヨーク日本国総領事館]
* [http://sky.geocities.jp/roadtothecity/newjersey/index.html ニュージャージーライフ]
* [http://ymori.net/ North Jersey]
* [http://www.at-newyork.com/map/state.htm ニュージャージー周辺地図] - [http://www.at-newyork.com/map/state-large.htm 拡大地図](日本語)
 
;State Government
* [http://wikis.ala.org/godort/index.php/New_Jersey New Jersey State Databases] – Annotated list of searchable databases produced by New Jersey state agencies and compiled by the Government Documents Roundtable of the American Library Association.
* [http://www.njslom.org/types.html Descriptions of NJ forms of government] (e.g., township, borough, etc.) from NJ State League of Municipalities
 
;U.S. Government
* [http://tonto.eia.doe.gov/state/state_energy_profiles.cfm?sid=NJ Energy Data & Statistics for New Jersey]
* [http://www.usgs.gov/state/state.asp?State=NJ USGS real-time, geographic, and other scientific resources of New Jersey]
* [http://quickfacts.census.gov/qfd/states/34000.html US Census Bureau]
* [http://www.ers.usda.gov/StateFacts/NJ.htm New Jersey State Facts]
 
;Other
* {{dmoz|Regional/North_America/United_States/New_Jersey}}
* [http://www.njdigitalhighway.org/ The New Jersey Digital Highway, the statewide cultural heritage portal to digital collections from the state's archives, libraries and museums]
* [http://www.abandonedmines.net/ Abandoned and Historic Mines of New Jersey]
* {{osmrelation-inline|224951}}
 
{{ニュージャージー州}}
{{アメリカ合衆国の州}}
 
{{us-stub}}
{{DEFAULTSORT:にゆうしやあしい}}
[[Category:アメリカ合衆国の州]]