「Berkeley Open Infrastructure for Network Computing」の版間の差分

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*Zivis Superordenador Ciudadano
 
== BOINC の技術をベースにした分散コンピューティングプロジェクト ==
=== World Community Grid ===
IBM 社の支援の下、複数の医療系プロジェクトを展開している。既にいくつかのプロジェクトが完了、もしくはフェーズ2に移行している。[[World Community Grid]] の項も参照のこと。
 
[[United Devices]] 社のシステムで運用されているプロジェクトであったが、United DevicesUD社のクライアントのサポートは2008年6月で中止され<ref> {{Cite web|author=Community Advisor|date=2008-06-04|url=http://www.worldcommunitygrid.org/forums/wcg/viewthread?thread=20703|title=2008年6月26日をもってUDクライアントからBOINCクライアントに全て移行完了|publisher=World Community Grid|language=[[英語]]|accessdate=2009-01-11}}</ref>、一方これと平行して2005年11月からBOINC クライアントからも参加できるようになり、現在はBOINCクライアントのみのサポートとなった<ref name=UDstop>{{Cite web|url=http://www.worldcommunitygrid.org/newsletter/07Q1/viewNewsletter.do|title=World Community GridのBOINCクライアントの使用開始2005年11月|publisher=World Community Grid|language=[[英語]]|accessdate=2009-01-11}}</ref>。当初は脇役的な扱いで BOINC からの参加方法も分かづらかったが、[[United Devices Cancer Research Project|grid.org]] の終了前後から主客が逆転し、ウェブサイトでの参加登録後に現れるクライアントダウンロードページでも BOINC クライアントが上位に表示されるなど、UD クライアントの方が脇へと追いやられているという変遷もあった。
 
WCG サイトからの参加手続きは通常とは若干異なるが、これは初心者に対する配慮から WCG プロジェクトに参加した状態でのインストールになっていることによる。そのため、BOINC WCG に参加する場合は、WCG サイトからインストールするのが最も簡単で手間がかからない。また BOINC クライアントは最新版が使用されており、インストール後にWCG以外のプロジェクトを追加する場合も特に制限はなく、別途 BOINC に参加した人との差異はないと言って良い。
 
[[2007年]]10月3日BOINC クライアントからの功績値は68.8%に達し、[[2008年]]6月26日には100%となり、UDクライアントは使命を終えた。
 
特徴としては BOINC での功績値(クレジット)とは別に、過去のUDクライアントによる功績値との整合性を取る必要性からポイント(1クレジット=7ポイント)による功績値集計を行っている。なおBOINC Stats 等では、BOINCクライアントによる功績値のみが通常のクレジットで集計される。
 
グラフィック表示可能。(ただしグラフィックサイズは640×480px)
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=== cell computing βirth ===
BOINC をベースに運用されている商用プロジェクト。2008年3月末をもってすべての活動を終了した。[[Cell computing|cell computing βirth]] の項も参照のこと。
 
BOINC 標準クライアントからの参加はできないが、cell computing βirth のクライアントから各 BOINC プロジェクトへの参加は可能。 ただしクライアントが BOINC クライアント ver.4 をベースとしているため、ver.5 以降のクライアントを前提とした BOINC プロジェクトには参加できない。
<!-- *[http://www.cellcomputing.net/simple/project/02.php CHRONOS] -->
*CHRONOS
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ClimatePrediction.netの[[英国放送協会|BBC]]協賛版。1920年から2080年までの160年間もの気候変動をシミュレートする。
 
ウェブサイトでは独自クライアントをダウンロードするよう誘導されるが、BOINC 標準クライアントからも問題なく参加できる。
 
ワークの配布は2007年1月で打ち切られ、運用結果をもとにイギリス本国で特番が放映された。(ダイジェスト版は [[YouTube]] で閲覧できる。<ref>{{YouTube|mNud-goRBgE|climateprediction.net - Results Programme Documentary}}</ref>既に参加者登録は終了しており、現在は解析中ワークの返却のみ受け付けている。