「同期電動機」の版間の差分

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始動時に加えられる電力の周波数が高いと、停止している回転子が追従できず自ら回転を始められないため、駆動電源を周波数制御しないものでは別に始動用のモータを備えたり、他方式のモータ機構を内蔵したりして対応している。[[半導体]]による[[インバータ]]制御回路を一緒に用いることで高い制御性が得られる<ref>電気自動車には三相交流による誘導モータかPM同期モータが使用されている。エレベータ<!--やエスカレータ(エスカレーターではまだ同期電動機の採用例はない。特許出願例のみ。)-->ではPM同期モータが主流である。同期モータには入力電流の位相を調整する働きがあり、特殊な利用方法として、[[電力系統#送電系統|送電系統]]中の一次変電所の受電端に「同期調相機」として設置することで、電流の位相や大きさを調整するのに用いられる。</ref><ref group="出典" name = "「モータ」のキホン"/>。
 
== 角とトルク ==
差角(トルクとは、界磁からのが発生する無負荷誘導起電力と,電機子電流の回転の[[位相]]差δのことである。同期電動機の[[トルク]]は位相角が大きくなるほどsin(δ)に比例して大きくなり、δ=90度の時に[[理論]]的な最大トルクとなる(円筒機の場合。突極機の場合は異なる)。また、回転界磁電機子電圧の周波数に同期して回転しているため、出力はトルクに比例する。負荷のトルクが大きくなりすぎると「同期外れ(脱調)」のため停止する。この時のトルクを「脱出トルク」といい、負荷相差角にして50 - 70度の範囲にある。
 
== 電機子反作用 ==