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'''メタンフェタミン'''(英語:{{lang|en|Methamphetamine, Methylamphetamine}})とは、[[アンフェタミン]]の窒素原子上に[[メチル基]]が置換した構造の[[有機化合物]]である。代表的な[[覚醒剤]]として知られる。
'''メタンフェタミン'''(英語:{{lang|en|Methamphetamine, Methylamphetamine}})とは、[[アンフェタミン]]の窒素原子上に[[メチル基]]が置換した構造の[[有機化合物]]である。間接型アドレナリン受容体刺激薬としてアンフェタミンと同様の中枢興奮作用を持ち、注意欠如、多動症、[[ナルコレプシー]]の治療薬として用いられる<ref name=takeuchi>{{Cite book|和書|author = 竹内孝治|coauthors = 岡淳一郎|year = 2011|title = 最新基礎薬理学[第3版]|publisher = 廣川書店|page =50|isbn = 978-4-567-49452-6}}</ref>。また、強い中枢興奮作用および[[精神依存]]、[[薬剤耐性]]により、反社会的行動や[[犯罪]]につながりやすいため、[[覚醒剤]]に指定されている<ref name=takeuchi/>。
 
== 概要 ==
[[1893年]]([[明治]]26年)、[[日本]]の[[薬学者]]・[[長井長義]]により[[エフェドリン]]から合成されて生まれた<ref name=takeuchi/>。[[1919年]]([[大正]]8年)、[[緒方章]]がその[[結晶]]化に成功した。
 
[[アンフェタミン]]より強い中枢神経興奮作用をもつ[[覚醒剤]]であり、日本では[[覚せい剤取締法]]により規制されている<ref name=takeuchi/>。医療の現場においては現在、[[昏睡]]、手術後の虚脱状態、[[統合失調症]]における遅鈍症、[[ナルコレプシー]]等に対し施用されることがある。
 
[[第二次世界大戦]]当時には[[連合国 (第二次世界大戦)|連合国軍]]と[[枢軸国|枢軸国軍]]の双方で、航空機や潜水艦の搭乗員を中心に、士気向上や疲労回復の目的で用いられた。[[21世紀]]初頭の近年、世界各国においてその蔓延の急速な進行が確認されており、一例として[[アメリカ合衆国]]では、「最も危険な[[ドラッグ]]」として語られるものとなっている。