「ノーヒットノーラン」の版間の差分

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日本のプロ野球においては先発投手が完投で達成した場合は個人記録として公認されるが、複数の投手(継投)による場合はチームの記録として公認される。社会人や高校などのアマチュア野球では個人記録のみ公認され、継投による達成は参考記録扱いとなる。この点においてメジャーリーグと異なる(詳細は後述)。
 
== アメリカメジャーリーグベースボール ==
[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[メジャーリーグベースボール|メジャーリーグ]](MLB)では2014年10月20日現在、完全試合23回を含んで287回達成されている。1991年に発表されたメジャーリーグの公式見解において、ノーヒッターとは'''「9回以上を一人または複数の投手が無安打に抑えた場合」'''と定義されている<ref>[http://mlb.mlb.com/mlb/official_info/about_mlb/rules_regulations.jsp The Official Site of Major League Baseball: Official info: Rules, Regulations and Statistics]</ref>。したがって、[[四死球]]、[[ボーク]]、失策、犠打、[[犠牲フライ]]、[[野手選択]]、[[打撃妨害]]、[[パスボール|捕手の後逸]]や[[暴投]]などで得点を許したが相手を無安打に抑えた試合も含まれる。また、継投による場合、チームが敗れた場合にもノーヒッターは記録される。<ref>例:ノーヒットながら押し出しに1よる得点を与えた場合、無安打1得点=ノーヒット1ランもあり得るため「ノーヒッター」としているが、日本では過去に4例しかないため「ノーヒッター」という言い方はしない。</ref>
{{main2|達成者の詳細|ノーヒットノーラン達成者一覧#アメリカメジャーリーグ}}
 
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;初登板(メジャーリーグデビュー戦)での達成
:[[1892年]][[10月15日]] [[バンプス・ジョーンズ]] [[シンシナティ・レッズ]] 対 [[ピッツバーグ・パイレーツ]] ([[ナショナルリーグ|ナリーグ]])スコア7-1 近代野球前の記録。1失点でのノーヒッター。
:[[1953年]][[5月6日]] [[ボボ・ホロマン]] [[セントルイス・ブラウンズ]] 対 [[フィラデルフィア・アスレチックス]]([[アメリカンリーグ|アリーグ]])スコア6-0 近代野球では初の記録。無安打無得点での達成も初。
 
;両リーグでの達成
:[[ショナルリーグ|ナ・リーグ]][[アメリカンリーグ|リーグ]]それぞれで達成した投手は過去5人([[サイ・ヤング]]、[[ジム・バニング]]、ノーラン・ライアン、[[野茂英雄]]、[[ランディ・ジョンソン]])。野茂は1996年(ドジャーズ)と2001年(レッドソックス)に記録している。また、サイ・ヤング、ジム・バニング、ランディ・ジョンソンは完全試合も含んでの達成。
 
;完全試合から継投によるノーヒッター達成に変わった例
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!達成日||達成チーム||登板した投手||nowrap|スコア||対戦相手||球場||備考
|-
|[[1971年]][[7月17日]]||[[セントラル・リーグ|全セ]]||[[江夏豊]]([[阪神タイガース|阪神]])<br/>[[渡辺秀武]]([[読売ジャイアンツ|巨人]])<br/>[[高橋一三]](巨人)<br/>[[水谷寿伸]](中日)<br/>[[小谷正勝]]([[横浜DeNAベイスターズ|大洋]])||5-0||[[パシフィック・リーグ|全パ]]||西宮||第1戦<br/>[[江夏のオールスター9連続奪三振|江夏の9連続奪三振]]
|}
チーム別無安打無得点達成試合数は巨人が15試合で最多、被達成試合数は中日が13試合で最多となっている。未達成の[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]を除けば、無安打無得点から最も遠ざかっているのは[[福岡ソフトバンクホークス]]であり、[[1943年]]5月26日に前身の南海軍が達成して以来、達成がない。