「ケヴィン・ベーコン」の版間の差分

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日本語吹き替えは[[安原義人]]と[[山路和弘]]が担当することが多い。
 
== ケヴィン・ベーコン数 ==
{{see also|スモール・ワールド現象}}
映画俳優の共演関係の「距離」をケヴィン・ベーコンを起点に計測する「ケヴィン・ベーコンとの[[六次の隔たり]]」([[:en:Six Degrees of Kevin Bacon|Six Degrees of Kevin Bacon]])という遊びがある。ケヴィン・ベーコンと共演した俳優「1」、「1」の人物と共演した人物に「2」というように隔たりの指数(「ベーコン数」Bacon number と呼ばれる)を与えるもので、その指数をなるべく小さくしようとしたり、より遠くの人物に結びつきを見出そうとしたりするものである。もっとも、ここでいう「共演」は端役などで同じ映画に出演したという程度の関係も含まれ、必ずしも面識を持つとは限らない。この遊びは、数学者・科学者の世界における'''[[エルデシュ数]]'''([[ポール・エルデシュ]]を中心とした論文の共著関係の広がり)と同様の発想によるもので<ref>エルデシュ数とベーコン数を加算した、{{仮リンク|エルデシュ-ベーコン数|en|Erdős–Bacon number}}を求めるという遊びも存在する。</ref>、1994年に[[オルブライト大学]]の4人の学生が作り出した。
 
ケヴィン・ベーコンは、あらゆるジャンルで非常に多数の映画に出演している。1994年のはじめ、映画雑誌『{{仮リンク|プレミア (雑誌)|en|Premiere (magazine)|label=プレミア}}』のインタビューに対してベーコンが「ハリウッドの全員が自分の共演者か、共演者の共演者だ」という趣旨の発言をしており、インターネット上などでは「ケヴィン・ベーコンはハリウッドの中心(あるいは「世界の中心」)」と言われるなど話題になった。実際、ハリウッドに限らず古今東西のほとんどの俳優は「ベーコン数」3以内に収まってしまう。
[[インターネット・ムービー・データベース]](IMDb)に掲載されているデータに基づいて任意の俳優間の「距離」を計測するサイト「The Oracle of Bacon」によれば、2011年6月現在、IMDbに記載された約210万人の俳優のうち「ベーコン数」を持つ人物は約130万人、そのうち約110万人(約83%)が3以下である<ref name="center">[http://oracleofbacon.org/center.php Who is the Center of the Hollywood Universe?]</ref>。
 
日本でも、2次のベーコン2(ベーコンの共演者の共演者)を持つ多くの俳優がいる。たとえば、
*[[役所広司]](ベーコンと社会派映画『[[スリーパーズ]]』で共演した[[ブラッド・ピット]]と『[[バベル (映画)|バベル]]』で共演)
*[[三船敏郎]](ベーコンと青春映画『[[ダイナー (映画)|ダイナー]]』で共演した[[ミッキー・ローク]]と『[[1941 (映画)|1941]]』で共演)