「オウム真理教の階級」の版間の差分

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'''オウム真理教の階級'''(おうむしんりきょうのかいきゅう)は、[[オウム真理教]]の序列を示す称号である。教団としての称は「'''ステージ'''」という。
ステージの元々の趣旨は[[解脱]]に向けた修行の達成度を示す称号であった。
信徒は出家するとシッシャ(サマナ)と呼ばれ、最終目標である[[解脱|解脱者]]となる為に六段階のヨーガの成就が必要とされた。
入門から順にラージャ・ヨーガ(スワミ)、クンダリニー・ヨーガ(大師、師)、ジュニアーナ・ヨーガ(正悟師)、大乗のヨーガ(正大師)、アストラル・ヨーガ(大報師)、コーザル・ヨーガ(大法師)とあり、次に[[解脱]](天人師)へと到る。
それぞれの成就者に括弧内の称号が与えられた。なお正大師より上に到った信徒はいない。90年まではシッシャにも六段階のステージがありより綿密に初期課程の区別が付けられていた。
 
== 階級一覧 ==
 
上に行く程ステージ(階級)が高い。
;初期の頃の階級
*[[グル|尊師]] - [[麻原彰晃]] ※高弟の解脱者が出るまでは「先生」あるいは「麻原彰晃大師」と呼ばれていた。
*大師(クンダリニー・ヨーガの成就者)
*スワミ(ラージャ・ヨーガの成就者)
*シッシャ、シャモン(出家修行者)
 
;19891988~905月頃の階級
*尊師
*大師 (師 → 正悟師 → 正大師 → 大報師 → 大法師 → 解脱者)
*スワミ
*シッシャ (ブフー → ブハー → スワハ → マハー → ジャナー → タパー)右ほど高位
 
;19941990~6月頃の階級
*
*正大師(大乗のヨーガの成就者)
*正悟師(ジュニアーナ・ヨーガ、マハー・ムドラーの成就者)
*師(クンダリニー・ヨーガの成就者)
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*サマナ(出家修行者)
 
;1990199412月頃の階級
*尊師
*正大師(大乗のヨーガの成就者)
*正悟師
*師
*スワミ
*サマナ
 
;1994年6月頃の階級
*尊師 - 麻原彰晃
*正大師
*正悟師 (正悟師長 - 正悟師長補 - 正悟師)
*師 (師長 - 師長補 -‐ 師 ‐ 師)
*師補(スワミ)
*サマナ (サマナ長 - サマナ - サマナ見習)
1994年6月にはオウム真理教は[[省庁制 (オウム真理教)|省庁制]]を導入し「神職者の階位の枠を超えた法皇」「皇子」「大臣」「長官」「次官」等の擬似国家的な称号も登場した。
 
;1995年3月頃の階級
*尊師
*神聖法皇(しんせいほうこう) - [[麻原彰晃]]
*皇子(こうし) - 麻原彰晃の長男と次男
*正大師
*長(長)
*長補(長補)
*悟師(悟師)
*師長(菩薩師長/愛欲天師長<ref>薩と長/欲天は同格で上下はないが指令系統が別々の系列</ref>
*師長補(菩薩師長補/愛欲天師長補(菩長補/愛長補)
*師(菩薩師/愛欲天師(菩師/愛師)
*小師(スワミ)
*師補(スワミ補)
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*見習(サマナ見習)
*準サマナ
師は菩薩グループと愛欲天グループに分かれている。双方とも別グループの下位者には指示できない。双方は同格とされたが菩薩師の方が格上と認識されていた。
 
== 関連項目 ==