「アナスタシア・ニコラエヴナ」の版間の差分

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エネルギーに満ちた性格に反し、アナスタシアは病弱だった。痛みを伴う[[外反母趾]]に悩まされていた<ref>[[#Kurth(1995年)|Kurth(1995年)]] p.106</ref>。また、背中の筋肉も弱く、週2回のマッサージ治療が施されたが、それを嫌がってよくベッドの下や戸棚の中に隠れていた<ref>[[#Mironenko, Maylunas(1997年)|Mironenko, Maylunas(1997年)]] p.327</ref>。
 
趣味は両親譲りの写真撮影で、いつも箱型カメラを離さなかったと言われている<ref>[[#ラヴェル(1998年)|ラヴェル(1998年)]] p.58</ref>。アナスタシアは[[1914年]]10月28日に愛機を椅子に固定し、鏡に映った自分の姿を撮影する形で「[[自分撮り|自撮り]]」した写真を「鏡を見ながら自分の写真を撮ってみたの。手が震えてとっても難しかったわ」と書いた手紙を同封して友人宛てに送った。『[[デイリー・メール]]』の[[リポーター]]は「おそらく彼女こそ自撮りを初めて行った[[ティーンエイジャー]]だろう」と推測している<ref>{{Cite web|url=http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2514069/Russian-Grand-Duchess-Anastasia-seen-capturing-reflection-1913-Russia.html|title=Now that's a historical selfie! A teen Grand Duchess Anastasia is seen capturing her own reflection in 1913 Russia|publisher=[[デイリー・メール|Dailymail.co.uk]]|language=英語|date=2013年11月26日|accessdate=2015年10月26日}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.excite.co.jp/News/odd/Tocana_201312_post_37.html|title=「自撮り写真」の発祥はロマノフ王朝だった!?|publisher=[[Excite|Excite.co.jp]]|date=2013年12月3日|accessdate=2015年10月26日}}</ref>。[[日本]]でも彼女が撮った写真を集めた写真集「ロマノフ朝最後の皇女 アナスタシアのアルバム―その生活の記録」(ISBN 978-12500202084897844725)が出版された。
 
== ラスプーチンとの繋がり ==
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== 主な関連作品 ==
; 書籍(ノンフィクション)
* Hugh Brewster『ロマノフ朝最後の皇女 アナスタシアのアルバム - その生活の記録』(リブリオ出版、1996年) (ISBN 978-4897844725)
* ジェイムズ・B・ラヴェル(著)、広瀬順弘(訳)『アナスタシア 消えた皇女』([[角川書店]]、1979年・1998年) (ISBN 978-4042778011)
* [[桐生操]]『皇女アナスタシアは生きていたか - 歴史の闇に葬られた5人の謎をめぐって』([[新人物往来社]]、1991年) (ISBN 978-4404018120)
* Hugh Brewster (原著), 河津千代 (翻訳)『ロマノフ朝最後の皇女 アナスタシアのアルバム - その生活の記録』(リブリオ出版、1996年) (ISBN 978-4897844725)
* ジェイムズ・B・ラヴェル( James Blair Lovell(著), 広瀬順弘(訳)『アナスタシア 消えた皇女』([[角川書店]]、1979年・1998年) (ISBN 978-4042778011)
* [[柘植久慶]]『皇女アナスタシアの真実』([[小学館]]、1998年) (ISBN 978-4094026016)
* [[ロバート・マッシー|ロバート・Robert K. マッシーMassie]](著), 今泉 菊雄(訳)『ロマノフ王家の終焉―ロシア最後の皇帝ニコライ二世とアナスタシア皇女をめぐる物語』([[鳥影社]]、1999年) (ISBN 978-4886294333)
* 『皇女アナスタシアとロマノフ王朝―数奇な運命を辿った悲運の王家』(新人物往来社、2003年) (ISBN 978-4404030689)
; 書籍(フィクション)
* [[小川洋子]]『貴婦人Aの蘇生』([[朝日新聞社]]、2002年) (ISBN 978-4022643551)
* [[島田荘司]]『ロシア幽霊軍艦事件』([[原書房]]、2001年) (ISBN 978-4041682081)
* [[麻耶雄嵩]]『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』([[講談社]]、1993年)(ISBN 978-4062632973)
* [[ダンカン・カイル]]Duncan Kyle (著), 工藤政司 (翻訳)『革命の夜に来た男』([[早川書房]]、1986年) (ISBN 978-4150404048)
* [[一原みう]]『皇女アナスタシア 〜もう一つの物語〜』([[集英社]]、2014年)(ISBN 978-4086018357)
; 映画
* [[追想 (1956年の映画)|追想]](原題:''Anastasia''、1956年)
* [[アナスタシア/光・ゆらめいて]](1986年)
* [[アナスタシア (映画)|アナスタシア]](1997年)
 
; アニメ
* [[ルパン三世 ロシアより愛をこめて]] - ヒロインはアナスタシアの子孫。
 
; ゲーム
* [[シャドウハーツII]](2004年)
 
; 漫画
* [[武本サブロー]]・[[さいとうたかおプロ]]:『[[北の密使]]』([[リイド社]]、1985年) - アナスタシアの一つ上の姉である第三皇女[[マリア・ニコラエヴナ (ニコライ2世皇女)|マリア]]が妹(第四皇女。代わりにアナスタシアは第三皇女)という史実と異なる設定になっている(ミスか意図的な物かは不明)。史実での人相(アナスタシア:まだ幼い平凡な容姿、マリア:10代半ば前後の長髪の美少女)や健康(アナスタシア:病弱で弱々しい、マリア:闊達)も、作品中のアナスタシアとマリアとで全て逆となっており、作中冒頭で登場している(実際に撮影された写真画像を基にした)ロマノフ一家撮影写真カット絵でも、マリアの方の顔部分クローズアップがアナスタシアの顔として紹介されている。