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スコーチド・アース・ディフェンスともいう。会社の持っているクラウン・ジュエル(財産的価値の高い物)の関連会社への売却や、[[計画倒産]]などによって株価を暴落させることで買収するメリットを無くす方法。但し企業価値が下がれば、敵対買収者の関係のみならず会社債権者の債権の引当てとなる財産を毀損することにもなりかねないため、場合によっては企業の利益を追求すべき取締役が会社に対して意図的に損害を与える背任罪(5年以下の懲役又は50万円以下の罰金)や、特別背任罪(10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金)に該当することもある。
 
=== ホワイトナイト ===
「白馬の騎士」の意。敵対的買収されを受け側の企業にとって友好的な第三者(企業、人)のこと。現経営陣がホワイト・ナイトに買収された後も経営に残ることができるなどの有利な条件を持ち込む場合が多い<ref>http://www.investopedia.com/terms/w/whiteknight.asp DEFINITION of 'White Knight'</ref>。自社株を買収してもらうことで[[キャスティング・ボート]]を握ることができる。発行済み株式総数の1/3を確保できれば[[拒否権]]を行使することもできる。買収する企業に対して逆買収をかける(パックマン・ディフェンス=後述)場合もある。反対に敵対的買収を仕掛ける企業を「ブラック・ナイト」と称する場合もある。
 
主な事例
*[[1953年]]、旧[[United Paramount Theaters]]社が破産寸前だった米放送会社[[ABC]]を買収
*[[2007年]]、[[日清食品]]が[[明星食品]]を米投資ファンドの[[スティール・パートナーズ]]の敵対的[[TOB]]の提案を上回る価格で買収した。
 
=== パックマン・ディフェンス ===