「ノート:ジョージア (国)」の版間の差分

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Fujikawa Kazuto (会話 | 投稿記録)
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::もしD案をとった場合、91年以降では政体の変更もないのに2015年以降の事件を扱った記事から突然「ジョージア」になるわけですから、かなり高い頻度で名称変更に関する断り書きが各記事に添付されることになるでしょう。私は、これもまた素晴らしい副産物だと思っています。まず第一に、後年に「ジョージア」について調べものをする読者は、2015年を境に論文や書籍から「ジョージア」の文字が突然姿を消し、ある程度の混乱を経験すると思われるのですが(新聞社の過去記事データベースや論文、既に出版された紙の書籍は「上書き」されません)、ウィキペディアが先回りして過去を書き換えてしまっていては、ウィキペディア以外の文献では2015年が境界線になっているのに、ウィキペディアだけは91年以降一貫してジョージアという国家が存在するかのように扱っている、という事態を招きかねません。ところがD案を採択した必然的な結果として各関連記事にあまねく名称変更についての説明が置かれると、調べものの早い段階で名称変更について詳しく知ることができます。法王庁が教皇庁に変更してもらえない例もあるように、日本政府が名称変更に応じるということは、ある程度の政治的な意味を持っています。それゆえ、名称変更はそのタイミングも含めて意味を持った情報なのであり、調べものをする読者も早期に発見するのが望ましいですし、書きにくい書きやすいにかかわらず、記憶され、書かれる価値のある情報なのです。また、記事中で何らかの引用が行われる際、B案ですと「ジョージア」を扱った記事中で「グルジア」という文字列が引用として登場することになるため、その都度脚注で補足することになるでしょう。こうした状態は果たして書きやすく、また読みやすいものなのか。それよりは記事の先頭の段階で(引用のあるなしにかかわらず)2015年の名称変更について触れられていた方が望ましいのではないか、ということも考慮されるべきです。
::断り書きについてですが、弁解の趣旨がよく分かりません。既成事実化をもたらす行為であることを認めながら「中立的な立場」であるというのは矛盾しています。改名慎重派・反対派有利の要素もあるとはいいますが、以前合意なく投稿された版を参照する限り、「グルジア」の地位は括弧書きにされるなど格段に格下げされる内容であり、現状と比べて慎重派に有利な要素はありません。総合すると改名派の主張を既成事実化する効果を持っていることは(ご自身が認めていらっしゃるとおり)明らかであって、「中立的」というのは欺瞞です。そのうえ「断り書きは添付しますので、今度はリバートなさらないよう」とはどういうご了見でしょうか。それほど議論になっていない記事の改名でも一週間程度の合意期間を明確に宣言した上で置き、必要に応じて以前議論に参加した方にもお声をおかけして集中的に話し合うものです。これほど広く議論を呼んだ改名案件について「断り書きは添付します」と一方的に宣言されては、まるでGreenlandさんがこの記事を所有しているかのように見られても仕方がないでしょう。Greenlandさんからは使命感のようなものを感じるのですが、ウィキペディアはニュース速報ではないので、常に最前線で情報を追いかける必要はありませんし、それに対応するために改名の合意をスキップしてもよいという道理はありません。この記事を保護案件にしないためにも、どうか拙速な行動はお控え下さいますよう再度警告申し上げます。--[[利用者:Nyaku|nyaku]]([[利用者‐会話:Nyaku|会話]]) 2016年6月22日 (水) 17:56 (UTC)
 
:::前から申し上げているように、今年の春に出版された地図帳、統計資料集、データブック、年鑑などでは、軒並み「グルジア」から「ジョージア」への語の転換がなされており、「グルジア」を経由しないでコーカサスにある国「ジョージア」として認知・認識する子供たちが増えています。自分たちが初めて地図帳を手にしたときは実にワクワク感を感じたものですが、今の子どもたちも多かれ少なかれ同じような状態だろうと思いますし、そこで初めてみた地名や国名には愛着を感じるでしょう。そして、私たちが「グルジア」に対していだいてきたような愛着とまったく同じような愛着を「ジョージア」に感じており、「もっと知りたい」「調べたい」という子も少なくないだろうと思います(あえて言えば、ウィキペディアはそういう人たちのためのものです)。それは仕方のないことであり、「既成事実」云々を言うのなら、現実の方が常に先を行っているのです。nyakuさん自身もD.を推すということは、すでに2016年の国家を「ジョージア」とするしかないことをお認めになっているということでしょう。残念ながら、そういう変化に今の記事がまったく対応できていないのです。「改名」も「断り書き」も畢竟そういう変化への対応というところから出てきている話にすぎません。私は「改名」をずっと後回しにしてでも「断り書き」で対応するのは急いだ方がよいという意見です。今の記事が変化に対応できていないのと同様、nyakuさん自身も対応できていないというか、対応しようとしていないようにみえます。nyakuさん御自身がどう対応するのかが問われているのですよ。「断り書き」添付そのものに反対というのならば、「改名に賛成だが2015年以前は断固グルジア使用」と主張なさる方がまだ筋が通っています。この期におよんで「何もしない」「対応しない」という選択肢はありえません。
:::「一方的に宣言」とおっしゃいますが、そもそも執筆者は宣言などなしで改稿するものです。nyakuさんがD.基準で改稿なさるなら止めませんよ。ちゃんと出典さえつけてくだされば文句はありません。ただ、D.基準で全面改稿したなら、いろいろな部分で苦労するでしょうし、苦労したわりにはうまくいかないという結果になるだろうことは容易に推測できます。しかし、こういうのは実際に自分でやってみないとわからないかもしれませんし、チャレンジされるとおっしゃるなら、一週間お待ちしますから、まずはD.基準で結果を出してみてください。
:::蛇足ながら、子どもたちが知りたいのは、実際のジョージア/グルジアの歴史や諸情勢なのであって、ジョージア/グルジアにかかわる日本語話者の歴史や諸情勢なのではありませんよ。そこは勘違いしないでいただきたい。
:::「過去遡及的なものが許されていないか」というと、実は慣用的には相当許されています。アケメネス朝ペルシア、ササン朝ペルシアは「ペルシア」がしっくりくるかもしれませんが、同様にそれらを「イランの歴史」と呼ぶことは広く許容されています。「グルジア」も同じであり、ソ連時代・ロシア帝国時代は内外ともに「グルジア」と呼ばれていたわけですが、古代・中世には「グルジア」なる語は使われていませんでした。これは過去遡及的に使われ、それが定着した結果なのです。そしてまた、二宮書店のデータブックだけではなく、ぽん吉さんの調査でも、専門家においても「独立前(中世も含め)はグルジア、独立後(日本での受け入れ前も含めて)はジョージア」という使い分けがある程度なされていることが確認されました。一応、そのことは事実として押さえていただきたく思います。--[[利用者:Greenland4|Greenland4]]([[利用者‐会話:Greenland4|会話]]) 2016年6月23日 (木) 01:17 (UTC)
 
=== 合意案 ===
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