「利尿薬」の版間の差分

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*[[ピレタニド]](アレリックス、作用時間はフロセミドに近い)
 
== サイザイド系利尿薬 ==
遠位尿細管においてNa<sup>+</sup>とCl<sup>-</sup>の再吸収を阻害する。降圧剤としても使用される。大規模臨床試験では他剤と遜色ない結果を得ており、現在も高血圧治療薬の代表的なものである。<ref>木村玄次郎(2006), 高血圧治療と利尿薬, 呼吸と循環, 54(1):71-80.</ref>
 
ただし、サイザイド系利尿薬を服用すると、しばしば重篤な低ナトリウム血症に陥る。サイザイド系利尿薬は腎髄質の濃度勾配には影響を与えないため、髄質集合管で働く[[バゾプレッシン]](ADH)の反応が起こりにくく、その結果、自由水の再吸収が生じてナトリウムが希釈されやすい。これによって重度の低ナトリウム血症をきたしやすいものと考えられている。この系統の薬の機序としては「ナトリウム排泄薬」の側面を持ち、[[食塩感受性高血圧]]の治療に則している。
 
*[[ヒドロクロロサイザイド]](HCTZ、ダイクロトライド)
*[[トリクロルメチアジド]](フルイトラン)
*[[インダパミド]](ナトリックス)