「ウルトラマンサーガ」の版間の差分
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超全集より加筆。 |
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== 概要 ==
本作は、[[2010年]][[12月23日]]に公開された『[[ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国]]』に続く
当初は『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』([[2009年]][[12月12日]]公開)や『ゼロ THE MOVIE』同様、2011年12月公開予定<ref group="注">初期に掲載された雑誌{{Full|date=2014年11月}}にも記述されている。</ref>だった。[[2011年]][[3月11日]]に発生した[[東日本大震災]]の影響で一度は制作中断に見舞われたが、復興支援として制作されることになった。
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* 2011年[[11月25日]]と[[12月22日]]に発売されたDVD『[[ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター]]』は、本作の序章という扱いになっている。
* 近年のウルトラマンシリーズでは、映画『[[大決戦!超ウルトラ8兄弟]]』([[2008年]][[9月13日]]公開)以来、久々に[[地球]]が舞台となり(ゼロが地球で戦うのは本作が初めて)、久しく使用されていなかった[[ミニチュア]]特撮も復活した<ref>{{Cite journal|和書|date = 2012-03-31|title = 宇宙船vol.136特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2012|journal = [[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]|volume = vol.136 |issue =(2012.春号)|publisher = [[ホビージャパン]] |page=別冊p.28 |isbn = 978-4798603681 }}</ref>。
* 主要キャストにおいては、映画初主演となる[[BREAKERZ]]の[[DAIGO]]がゼロの新たな人間体となるタイガ・ノゾム、[[つるの剛士]]もアスカ・シン(ダイナ)[[杉浦太陽]]も春野ムサシ(コスモス)役で出演<ref>{{Cite web |url=http://www.oricon.co.jp/news/2003613/full/ |title=DAIGOがウルトラマンゼロに変身 『ウルトラマン』新作映画でつるの、杉浦と競演 |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2011-11-11 |accessdate=2016-01-11}}</ref><ref>{{Cite web |url=http://www.oricon.co.jp/news/2009025/full/ |title=DAIGO・つるのら三十路のウルトラ戦士集結に苦笑「想定外」 |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2012-03-24 |accessdate=2016-01-11}}</ref>。主演3人以外のウルトラマンとして、[[黒部進]]、[[森次晃嗣]]、[[団時朗]]、[[高峰圭二]]、[[真夏竜]]もそれぞれの[[ウルトラ兄弟]]役で出演する
* アスカを含めた特捜チーム・スーパーGUTSのその後が描かれ、つるの以外の『ダイナ』のキャストが同じ役で出演するのは、OV『[[ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー]]』([[2001年]][[3月25日]]発売)以来<ref group="注">同名の役自体は『超ウルトラ8兄弟』にてパラレルワールドの別人という設定でも演じている。また、ウルトラシリーズへは各俳優とも度々出演している。</ref>
* ウルトラマンシリーズでは初の全員女性隊員の防衛チームである'''チームU'''が登場し、隊員役に[[AKB48]](当時)から選抜された[[秋元才加]]・[[梅田彩佳]]・[[宮澤佐江]]・[[増田有華]]・[[小林香菜]]・[[島田晴香]]・[[佐藤すみれ]]の7人が出演<ref>{{Cite web |url=http://www.oricon.co.jp/news/2003945/full/ |title=AKB48から秋元才加、宮澤佐江ら7人が参加 ウルトラシリーズ初の女性地球防衛隊“チームU”誕生 |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2011-11-22 |accessdate=2016-01-11}}</ref><ref>{{Cite web |url=http://www.oricon.co.jp/news/2004005/full/ |title=ウルトラマン史上初! 女性だけの地球防衛隊「チームU」をAKB48選抜の7人が演じる |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2011-11-23 |accessdate=2016-01-11}}</ref>。これまでのシリーズでは、『ダイナ』第42話でのみ登場した「キティ小隊」や『[[ウルトラマンガイア]]』の「チーム・クロウ」のように、一部隊のメンバーが女性ばかりというのはあったが、防衛チームの隊員全員が女性なのは、これが初めてである。
* 敵側の主要キャラとして、強豪怪獣である[[ゼットン]]の新たな形態となる'''[[ゼットン#宇宙恐竜 ハイパーゼットン|ハイパーゼットン]]'''が登場し、『[[帰ってきたウルトラマン]]』第51話(最終回)でゼットンを操った'''[[帰ってきたウルトラマンの登場怪獣#触角宇宙人 バット星人|バット星人]]'''が、本作においてもハイパーゼットンを操るボス的な役割で登場し、声を元宮崎県知事の[[東国原英夫]]が演じた<ref>{{Cite web |url=http://www.oricon.co.jp/news/2005663/full/ |title=東国原英夫氏、『ウルトラマン』の悪役声優に初挑戦 |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2012-01-13 |accessdate=2016-01-11}}</ref>。
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== ストーリー ==
ウルトラマンの存在しない宇宙にあるもう1つの地球
そんな中、怪獣アーストロンが出現しチームUのリーダー・アンナが危機に陥るが、そこに現れたウルトラマンダイナによってアーストロンは倒された。
一方、ウルティメイトフォースゼロとベリアル銀河帝国が戦った別宇宙
チームUや子供たちと出会ったタイガとムサシは、ダイナ / アスカ・シンも
やがて、バット星人がハイパーゼットン(ギガント)を覚醒させて襲い掛かってきた。その際、ダイナ失踪の理由とチームUの秘密が明らかとなる。
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=== 主要人物 ===
; タイガ・ノゾム / ウルトラマンゼロ
:
: 「'''フィニッシュ!'''」が口癖の破天荒で軽い言動が目立つお調子者の青年で、ニンジンが嫌いという子どもっぽい一面を持つ。スーパーGUTSの隊員服(ツーピースタイプ)を前を絞めず、ラフに着こなしている。
: 戦闘機の操縦テクニックは抜群であり、スーパーGUTSのメンバーからはアスカの再来と思われている{{refnest|group="注"|『ウルトラマンサーガ超全集』によれば、教官となった[[ウルトラマンダイナ#スーパーGUTSメンバー|ミドリカワ・マイ]]にその才能を見出され
: 幼い頃、両親が怪獣の襲撃でウルトラマンダイナに救われなかったことがトラウマとなり、ウルトラマンに対して否定的な考えを持っているため、ウルトラマンの力に頼りたくないという気持ちが大きく、ゼロへの変身も頑なに拒否していた。しかし、チームUの真実を知った時、ウルトラマンを受け入れる決意をする。
: 決戦後はゼロと分離
:
; [[ウルトラマンダイナ#スーパーGUTSメンバー|アスカ・シン / ウルトラマンダイナ]]
: かつて、
: 『ダイナ』最終回以降、様々な宇宙を旅していた途中、
:
: 決戦後は
:
; [[ウルトラマンコスモス#TEAM EYESメンバー|春野ムサシ / ウルトラマンコスモス]]
: かつて、
:
: 劇中では明かされなかったが、遊星ジュランにバット星人の巨大円盤が現れたことで再びコスモスと一体化して
: 決戦後はタイガやアスカとは違い、遊星ジュランへ帰還した。
===
==== チームU ====
バット星人に侵略された地球における「最後の砦」となって子供たちを守る「地球防衛隊」('''EDF'''・'''E'''arth '''D'''efense '''F'''orce)の女性防衛チーム。しかし彼女達は、ほとんどが戦闘の素人で、消滅を免れ「山田工業」へ偶然逃げ込んだ女性たちで同じく逃げ込んだ子供たちに地球防衛隊と誤解され、アンナが子供たちに「私たちは地球防衛隊」と嘘をついたことで結成されてしまったチームだった。()内は本名。
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==== 地球に残された子供たち ====
無人と化した地球に残された数少ない子供たち。自分たちを勝手に
; タケル(♂、9歳)
: 自転車で家出をしている最中に、ゼロと円盤の戦闘に巻き込まれる。ある出来事を切っ掛けに言葉を話すことができなくなっており、チームUのメンバーも家出の理由はわからなかったが、実はダイナ=アスカにとって重要な物を探すための遠出だった。
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: バット星人の計画によって息子と離れ離れになる。
===
==== スーパーGUTS
アスカ・シンがかつて所属し、タイガ・ノゾムが所属する特捜チームで、ネオフロンティアスペースにおける防衛チーム。
現在は地球のみならず[[火星]]にも拠点をおき、
かつてS-GUTSの一隊員だったユミムラ・リョウが隊長、同じくS-GUTSの一隊員だったカリヤ・コウヘイが副隊長となっている。また、本作では科学班主任となったナカジマ・ツトムが、時空移動を可能にするネオマキシマ新型機を開発中であることも明かされている。
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ネオフロンティアスペースにおける地球環境整備と宇宙開発を目的とするS-GUTSの上層組織。
かつてS-GUTSの隊長だったヒビキ・ゴウスケが総監、S-GUTSの副隊長だったコウダ・トシユキが参謀となっている。ミドリカワ・マイは本編に登場しない<ref group="注">{{要出典範囲|ミドリカワ・マイ役の山田まりやが当時産休の為|date=2015年12月}}。</ref>が、
{{Main2|地球平和連合TPC|地球平和連合TPC}}
===
{{Main2|春野(旧姓:森本(モリモト))アヤノ|ウルトラマンコスモス#TEAM EYESメンバー}}
; 春野 ソラ
: ムサシとアヤノの間に生まれた息子。現在は母親とともに、遊星ジュランに移住している。
===
==== ウルトラ兄弟(レジェンド5) ====
幾度となく地球を守ってきた、[[M78星雲]]のウルトラ戦士達。ウルトラ兄弟は全部で11人だが、その中から本作では下記の5人が登場。
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: チームUが使用する対怪獣用戦闘マシン。飛行形態のホバードライブとロボット形態のスタンドライブの2つに変形可能。スタンドライブ時の全長は4.5m。両手にワイヤーで射出できるクローを備える他、つるはしやスコップ、ネイルガンなど多彩な装備に換装できる。
: 3機存在し、中でも高い操縦技術を持つアンナの専用機である1号機には特別なチューナップが施されている。2号機はミサト、3号機はサワの専用機であり其々部分的に色が違う。また、コクピットは操縦者の好みでカスタマイズされている。なお、操縦は1人で行うが飛行時は機体後部に摑まる事でもう1人搭乗することも可能。
: これらの『ローダー』と呼ばれるメカは、元々は軍用であったが、劇中工事現場に放置されていたり、通行に関する標識が存在するなどフューチャーアースでは一般にも転用されている重機である。操縦には免許が必要
; バット星人の巨大円盤
: バット星人の拠点となる円盤型宇宙船。時空移動が可能。中央に力場を発生させ、様々な[[パラレルワールド|並行宇宙]]から怪獣や宇宙生命体を捕獲しフューチャーアースへと連れ去り、実験やハイパーゼットンの糧にするため使用している。
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* [[ウルトラマンゼロ]]
** [[ウルトラマンゼロ#ウルティメイトゼロ|ウルティメイトゼロ]]
* [[ウルトラマンダイナ#ウルトラマンダイナ|ウルトラマンダイナ]](フラッシュタイプ)
* [[ウルトラマンコスモス#ウルトラマンコスモス|ウルトラマンコスモス]](ルナモード)
* [[ウルトラマン#ウルトラマン|ウルトラマン]]
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: 超パワー・サーガエフェクトを解放するブレスレットで、ゼロのウルティメイトブレスレットが変形。劇中でサーガは技を使用する時、サーガブレスに右手で触っている。
; サーガプラズマー
: 胸から発生するエネルギー光球を、両手で押し出すようにして発射する
; サーガパンチャー
: 素早く繰り出される強力なパンチ技。
; サーガスラッシャー
: 光のリングを飛ばして敵を切り裂く
; サーガシューター
: エネルギー光弾を連続で放つ。
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== 登場怪獣・宇宙人 ==
=== バット星人と配下怪獣軍団 ===
『
* 触角宇宙人 [[帰ってきたウルトラマンの登場怪獣#『ウルトラマンサーガ』に登場したバット星人|バット星人]]
* 宇宙恐竜 [[ゼットン#宇宙恐竜 ハイパーゼットン|ハイパーゼットン]]
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* 古代怪獣 [[ウルトラQの登場怪獣#『ウルトラマンサーガ』に登場するゴメス(S)|ゴメス(S)]]
その他、『
=== 遊星ジュランの怪獣たち ===
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=== スーツアクター ===
* ウルトラマンゼロ / ウルトラマンサーガ他 - [[岩田栄慶]]<ref name=tyozensyu
* ウルトラマンコスモス他 - [[寺井大介]]<ref name=tyozensyu />
* ウルトラマンダイナ他 - [[福田大助 (スーツアクター)|福田大助]]、[[力丸佳大]]<ref name=tyozensyu />
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=== 出典 ===
{{reflist}}
== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|others = 構成 間宮尚彦・乗浜彩乃|title = ウルトラマンサーガ[[超全集]]|series=[[てれびくん]]デラックス 愛蔵版|date = 2012-04-23|publisher = [[小学館]]|isbn = 978-4-09-105137-0|ref={{SfnRef|超全集|2012}} }}
== 関連項目 ==
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