「JR北海道キハ141系気動車」の版間の差分

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=== 「SL銀河」用客車(700番台) ===
[[File:Kiha141-700.JPG|thumb|JR釜石線 釜石駅 キハ141系700番台「SL銀河」]]
[[ファイル:Slginga.JPG|thumb|C58 239に牽引されるキハ141系700番台]]
[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)では、[[2014年]](平成26年)に動態復元された[[蒸気機関車]][[国鉄C58形蒸気機関車#239号機|C58 239]]を使用したSL列車「[[SL銀河]]」を、同年春から[[釜石線]]で運行することになった。だが、機関車単機では釜石線の[[陸中大橋駅]] - [[足ヶ瀬駅]]間の上り勾配区間<ref group="注釈">25 ‰ の連続した上り勾配に加えて、2975mの土倉トンネルを筆頭に長大トンネルが連続する。また、陸中大橋駅 - 足ヶ瀬駅以外での25‰の上り勾配が存在する区間についても、機関車の調子や速度、ダイヤによっては適宜に補助運転を行う場合がある。</ref>での走行が困難<ref group="注釈">ただし、営業運転に伴うダイヤの関係であり、試運転では機関車のみの動力で当該勾配区間を走行できている。</ref>であることから、札沼線電化に伴い余剰となったキハ141系のうち4両(キハ142-201、キハ143-155、キサハ144-101、キサハ144-103)<ref name="RP881_44-72" />をJR北海道から購入し、動力装置を残したまま専用客車に改造して使用することが決定した<ref group="報道" name="jreast/press/2012/20121003" />。
 
該当の4両は2012年(平成24年)11月28日付で車籍を抹消され<ref name="RP881_200-216" />、同年11月26日から29日にかけて、改造先の[[郡山総合車両センター]]のある[[郡山駅 (福島県)|郡山駅]]へと配給輸送された<ref name="jr-morioka/sl/2012/11/post-2" /><ref group="新聞" name="railf.jp/news/2012/11/29/160000" />。2014年(平成26年)1月23日付で[[盛岡車両センター]]に配置され<ref name="RF639_別冊付録_37" />、同24日に改造が完了、同25日に郡山総合車両センターを出場した<ref group="新聞" name="railf.jp/news/2014/01/26/201000" />。車番は[[ジョイフルトレイン]]で用いられている700番台に改められた(改番照合表を参照)。JR東日本ではこの型式を「動力付きの客車」という意味で「旅客車」と呼んでいる<ref>{{cite web|url=http://toyokeizai.net/articles/-/32377?page=2|title=動き出すSL銀河、飛躍への期待と課題(2)|publisher=[[東洋経済新報社|東洋経済オンライン]]|date=2014-03-07|accessdate=2017-04-10}}</ref>
 
運転室は保安装置がJR東日本向けに取り替えられ、[[自動列車停止装置#ATS-S改良形(ATS-Sx形)|ATS-S<small>N</small>形]]から[[自動列車停止装置#ATS-Ps形(変周地上子組合せパターン型)|ATS-Ps形]]に変更・追加装備された。また、[[列車防護無線装置|防護無線装置]]は[[列車無線#JR在来線における方式の違い|デジタル無線]]を導入した。