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{{競走馬系統}}
'''ボワルセル系'''(ボワルセルけい、Bois Roussel Sire(male) line)は、
== 概要 ==
[[ボワルセル]]はダーバー以来、セントサイモン系に四半世紀ぶりにダービー勝利をもたらした名馬にしてイギリスのリーディングサイアーを獲得した名種牡馬である。現在ではほぼ過去の遺物となっているが、全盛期の1950年代から60年年代には世界的に活躍馬を多数輩出していた。
例えば、イギリスでは[[テヘラン (競走馬)|テヘラン]]
1970年以降、これらの父系はことごとく失われ、2017年現在、現役種牡馬として供用されているボワルセル系種牡馬は、ギャラントマンから5代経過した[[デーモンウォーロック|Demon Warlock]](ワシントン州で供用)ただ1頭となり、消滅を待つのみとなっている。
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== ボワルセル ==
ボワルセルは1935年にフランスで生まれた。母が[[プラッキーリエージュ]]であり、半兄にサーギャラハッド、ブルドッグ、アドラミラルドレイク、ベルアセルらが居た。血統表中にセントサイモンを4ヶ所持ち、血量は合計で21%を超えていた。デビュー戦を勝った後にイギリスに渡り、初戦のダービーは人気薄だったが、奇跡的な末脚で優勝した。セントサイモン系として25年ぶりの英ダービー制覇だった。
*[[ボワルセル|Bois Roussel]] 1935▼
ボワルセルは種牡馬として成功し、凱旋門賞馬ミゴリ、セントレジャーに勝ったテヘランなどを出した。本馬と種牡馬ランキングを争ったのは、[[ネアルコ]]や[[ハイペリオン (競走馬)|ハイペリオン]]、[[フェアトライアル]]などである。集計方法によって異なるが、1949年はネアルコでは無くボワルセルが首位だったとする資料も存在する<ref>http://www.tbheritage.com/HistoricSires/LeadingSires/GBLeadSires.html</ref>。
産駒のうち後継種牡馬として有力になったのは、テヘラン、ミゴリ、ヒンドスタンの3頭であるが、Delville Wood(オーストラリア)、Swallow Tail(ブラジル)、Royal Forest(ブラジル)、[[ヒカルメイジ]](日本)なども発展することは無かったが、各国でそれなりの成功を残した。
▲*[[ボワルセル|'''Bois Roussel''']] 1935
*|Delville Wood 1942(豪首位種牡馬)
*|Ridge Wood 1946(セントレジャー)
*|Royal Forest 1946(デュハーストS)
*|Swallow Tail 1946(ダービー3着、ブラジルで種牡馬として成功)
*|Fraise du Bois 1948(愛ダービー)
*|French Beige 1953(ドンカスターC、ジョッキークラブC)
*|[[ヒンドスタン|Hindostan]] 1946(愛二冠、日首位種牡馬7回)
*||[[ダイコーター]] 1962(菊花賞)
▲*||[[シンザン]] 1961(日三冠、宝塚記念、天皇賞(秋)、有馬記念、日本成功種牡馬)
*|||[[ミホシンザン]] 1982(日二冠、天皇賞(春))
*|[[ヒカルメイジ]] 1954(日本ダービー)
*|[[テヘラン (競走馬)|Tehran]] 1941(セントレジャー、英首位種牡馬)▼
▲*|[[テヘラン (競走馬)|Tehran]] 1941(セントレジャー)
*||[[タルヤー|Tulyar]] 1949(英二冠、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS。英獲得賞金額を更新)
*||Tale of Two Cities 1951(チリ首位種牡馬)
*|||[[クーガー (競走馬)|Cougar]] 1966(チリから米に移籍して100万ドル以上稼ぐ)
*|||[[ギャラントロメオ|Gallant Romeo]] 1961
▲*||[[ミゴリ|Migoli]] 1944(凱旋門賞、チャンピオンS、エクリプスS)
▲*|||[[ギャラントマン|Gallant Man]] 1954(ベルモントS)
== テヘラン ==
== ヒンドスタン ==
▲*|||||[[エロキューショニスト|Elocutionist]] 1973(プリークネスS)
==脚注==
{{Reflist}}
{{keiba-stub}}
{{DEFAULTSORT:ほわるせる}}
[[Category:競走馬の血統]]
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