「食堂車」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
オシ16は全室ビュフェ
184行目:
また[[寝台列車|寝台]]急行列車用に製造されたオシ16形は、全室食堂車でありながら寝台設営・解体時の避難場所と言う位置づけも兼ねた「フリースペース」に準ずる扱い<ref>現在の[[ロビーカー]]に相当する扱い(当時は「サロンカー」と称した)ともされ、夜間提供メニューは現在の[[北斗星 (列車)|北斗星]]等の「パブタイム」のメニューに近いものであった。</ref>から、ビュフェとした車両である。
 
==== 半室食堂車(ビュフェ ====
[[File:国鉄151系ビュフェ車内.jpg|thumb|200px|right|モハシ150形 ビュフェ]]
ビュフェでは電車内の基本的に半分程度が簡易食堂となっており、もう半分は一般の座席を配置した客室であるが、例外としてオシ16では全室がビュフェのスペースとなっている

食堂内にカウンターテーブルがあり、カウンター内部に[[電子レンジ]]や冷蔵ケースなどの簡易な調理設備を設置している。カウンターの向かい側の窓際には進行方向と平行にテーブルを設置している。調理設備が少ないためメニューは軽食に限られ、飲食スペースは狭く[[立ち食い|立食]]スタイルが一般的で、カウンターに椅子すらない場合もあり、カウンター席があってもその数は少ない。
 
1958年に登場した国鉄初の電車特急「こだま」では、試作要素もあったために当初は半室食堂車のビュフェ(モハシ20→150形)とされた。このコンセプトは1960年6月に[[国鉄153系電車|153系急行形電車]]で運行を開始した東京 - 大阪間の急行「せっつ」用に製造されたサハシ153形に引き継がれ、以後の[[国鉄165系電車|サハシ165・169形]]・[[国鉄457系電車|451・455形]]にも踏襲された。2015年現在では、JR九州の「ゆふいんの森」ならびに「あそぼーい!」とJR東日本の「きらきらうえつ」が本構造を踏襲する。