「ゲゲゲの鬼太郎」の版間の差分

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漫画作品は貸本を経て[[1965年]]から[[1997年]]の間に数多くのシリーズが描かれ、幼年誌から青年誌まで幅広く掲載された。連載当初のタイトルは『墓場の鬼太郎』であったが、アニメ化に伴い改題。怪奇色の強かった内容も鬼太郎と妖怪の対決路線へと変化し、鬼太郎は正義のヒーローとしての側面が強くなっていった。なお、「ゲゲゲ」の由来は、水木が幼い頃に自分の名前を「しげる」と言えずに「ゲゲル」「ゲゲ」と言っていたことから着想したものである。単行本はこれまで幾度も出版されているが、全作品を網羅したものはなく、出版社ごとに収録内容が異なっている。
 
テレビアニメ版はこれまでに43回のリメイク・5度のアニメ放映をしており<ref group="注">第2シリーズは前期の続編扱いで、エピソードのリメイクは行われなかった。</ref><ref group="注">2010年代以降は深夜アニメなどで5回以上のシリーズ(期)が制作・放映されたテレビアニメ作品が数作あるが、「スピンオフ作品<!--『墓場鬼太郎』のアニメ版はスピンオフでは無く言わば「原典(原点)」のアニメ化。-->・主人公の入れ替えがある作品」を除き、全シリーズ(期)が1年以上放送した30分アニメとしては日本のテレビアニメ作品史上リメイク数が最多の部類に入る。</ref>、特に1回目(第1シリーズ)のアニメ化は「妖怪ブーム」を巻き起こした。
 
第25回(1996年度)[[日本漫画家協会賞]]・文部大臣賞を受賞。
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その後は『週刊少年マガジン』での読み切り作品「海坊主先生」を挟み、[[1980年]]に『月刊DONDON』(日本ジャーナル出版)の短編漫画「'''大ボラ鬼太郎'''」を短期連載する。そして同年、『[[月刊少年ポピー]]』([[少年画報社]])で「'''雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎'''」の連載が始まり、再び少年誌で鬼太郎が描かれる。今作は鬼太郎の妹・雪姫をメインにした作品であり、雪姫が登場する唯一の作品である。不思議な力で鬼太郎のピンチを救うなど徐々に成長する雪姫だったが、掲載誌の廃刊により連載は終わってしまう。
 
=== 近年その後の動向 ===
;<big>水木しげる晩年期</big>
[[ファイル:Sakaiminato Mizuki Shigeru Road Shisa Statue 1.jpg|thumb|right|180px|新レギュラーとして登場した「シーサー」]]
[[1985年]]夏にフジテレビの「[[月曜ドラマランド]]」で実写版『ゲゲゲの鬼太郎』が放映され、同年の10月からはアニメ第3シリーズが開始。玩具メーカーや出版社とのタイアップ、原作の現代風アレンジなどで、本シリーズは大人気を博した。漫画作品はアニメ化に合わせて『[[コミックボンボン]]』(講談社)で「'''最新版ゲゲゲの鬼太郎'''」の連載が開始。妖怪の総大将[[ぬらりひょん (ゲゲゲの鬼太郎)|ぬらりひょん]]と鬼太郎ファミリーとの対決色を前面に出した作品だが、今作は水木自身の筆ではなく水木プロによる作画作品である。なお、単行本は第20話までを収録した第4巻まで発行されたが、21話以降を残し発行は中断。現在、単行本は絶版し復刻などもされていない。
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[[1996年]]には新シリーズ「'''鬼太郎霊団'''」の第一話が『[[ビッグゴールド]]』(小学館)に掲載される。これまでの鬼太郎ファミリーを鬼太郎霊団と名付け、地球上のバランスを保つために、よい霊の指示に従って行動するという新たな設定の作品だが、キャラクター版権の都合で1回で休止。第二話は、翌年の[[1997年]]に『漫画サンデー』で2回に分けて掲載された。
 
[[2007年]]4月からアニメ第5シリーズが開始するが、描き下ろしの絵本シリーズの出版や、他の作家による漫画連載は行われたが、水木による新たな原作のシリーズは発表されなかった。
[[2013年]]に発行された『水木しげる漫画大全集』(講談社)別巻に、描き下ろし新作「妖怪小学校」が収録される。鬼太郎シリーズの貸本版と雑誌版の間を繋ぐストーリーが描かれた。また、『[[月刊少年ライバル]]』(講談社)にも特別読み切り「ねずみ猫の巻」が掲載されるなど、立て続けに新作が発表された。
 
長らく作品が発表されていなかったが、[[2013年]]に発行された『水木しげる漫画大全集』(講談社)別巻に、描き下ろし新作「妖怪小学校」が収録される。鬼太郎シリーズの貸本版と雑誌版の間を繋ぐストーリーが描かれた。また、『[[月刊少年ライバル]]』(講談社)にも特別読み切り「ねずみ猫の巻」が掲載されるなど、立て続けに新作が発表された。
 
;<big>水木しげる逝去後</big>
その後、描き下ろしの絵本シリーズなども発行されているが、[[2016年]]に水木が逝去し、水木が直接描く『ゲゲゲの鬼太郎』は未完結となる。(各種イベントやグッズなどのために水木プロがイラストなどを描き下ろすことはある)
 
他メディア版については2009年にアニメ第5シリーズが終了した後は長らく大きな動きは無かったが、2017年の年末年始アニメ映画『[[妖怪ウォッチ (アニメ)#映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活|映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活]]』に鬼太郎が客演、翌2018年にはアニメ第1作放送開始から50周年を迎えた事を記念し、「新プロジェクト」が立ち上がった<ref>{{Cite web |date=2018-01-03 |url=https://animeanime.jp/article/2018/01/03/36411.html |title=アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」新プロジェクト始動 50周年告知サイトもオープン- アニメ!アニメ!(株式会社イード)|accessdate=2018-01-05}}</ref>。