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| 総監督 =
| 監督 = 中谷学
| シリーズディレクター = 鈴木龍太郎
| シリーズ構成 = [[伊丹あき]]、[[あべ美佳]]
| 脚本 =
| キャラクターデザイン = 木野下澄江
| 音楽 = [[富貴晴美]]
| アニメーション制作 = [[福島ガイナックス|ガイナックススタジオ]]
| 製作 = ピアノの森アニメパートナーズ
| 放送局 = [[NHK総合テレビジョン|NHK総合]]
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第12回(平成20年度)[[文化庁メディア芸術祭]]マンガ部門大賞受賞。[[2007年]]に[[アニメーション映画]]化された。
 
== 主な登場人物あらすじ ==
{{要あらすじ}}
[[声優|声]]はテレビ版 / 映画版
 
== 登場人物 ==
[[声優|声]]はテレビ版 / 映画版。ピアノはテレビ版のピアノ奏者。
=== 主要人物 ===
; 一ノ瀬 海(いちのせ かい)
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; 雨宮 修平(あまみや しゅうへい)
: 声 - [[花江夏樹]]、[[大地葉]](小学生)<ref name="natalie20180131" /> / [[神木隆之介]]
: ピアノ - 高木竜馬<ref name="music">{{Cite web|url=http://piano-anime.jp/music.html|title=MUSIC|work=【公式】TVアニメ「ピアノの森」|accessdate=2018-03-05}}</ref>
: カイの親友。彼自身はカイを親友と同時にライバルとしてもみており、そのためにカイを過剰に意識してしまうところがあるが、当のカイからは結果的に相手にされず、そのことがまた雨宮を苛立たせることとなっている。
: ピアニストの家系に育ち、幼少から英才教育を受けている。第56回全日本ピアノコンクール・中部南地区本選で満点を取って全国大会に出場し、そこでも優勝を果たすが、カイのピアノの天賦の才を恐れた父の勧めもあり[[オーストリア]]へと留学する。 数年後、留学中に偶然カイが演奏するピアノを聴き、自信を喪失するが、一時帰国してカイと再会することによって自らを取り戻した。
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; 阿字野 壮介(あじの そうすけ)
: 声 - [[諏訪部順一]]<ref name="natalie20180131" /> / [[宮迫博之]]
: ピアノ - [[反田恭平]]<ref name="music" />
: カイの師。現役時代は日本国内の音楽コンクールで賞を総なめにし、ショパンコンクールでは予選敗退したものの名ピアニストで指揮者でもあるジャンの支持を受ける等輝かしい経歴を誇っていたが、交通事故によって婚約者と左手の自由を失い、失意と諦観の中、カイと雨宮の通う森脇小学校の音楽教師をしていた。カイの才能、そしてかつて自分が捨てた森のピアノがそれを育てていたことを知り、紆余曲折を経てカイの師となる。現在は、表舞台へと出て行くカイの後ろ盾になる為ということもあり、桐山音大ピアノ科教授に就いている。
: 最終的には左手の手術、リハビリを経てピアニストとして復帰する。
; 一ノ瀬 怜子(いちのせ れいこ)
: 声 - [[坂本真綾]]<ref name="staff-cast" /> / [[池脇千鶴]](アニメ映画)
: カイの母親。生まれた時からの森の端<ref>カイが通っていた小学校近くの駅の高架下の地域の総称。一般の高架下の歓楽街と異なり違法営業の風俗店が乱立し、住民のほとんどがヤクザやチンピラの為、近隣の小学校では立ち入り禁止区域に指定されている。「森の端の者は森の端に金を入れるのがルール」等独自の価値観が蔓延している。カイがショパンコンクールに出場した際に、海外のゴシップ記者がカイの生い立ちを探ろうと潜入させたカメラマンが現地のチンピラに袋叩きに遭い、その様子が動画サイトにアップされたが、そこに逃走中の外国人が映っていた事でそれを見た各国のマフィアや警察が押し掛ける大騒ぎになり、死者が出る事態に発展、最終的には殆どの住民が逮捕されたことで事実上壊滅した。カイの帰国から程なくして建物は取り壊され、大規模な再開発が行われている。</ref>の住人であり、水商売で生計を立てている。15歳の時にカイを産む。父親不詳ということもあり、その事実は周囲(森の端の外の一般人)からは淫売だと揶揄されているが、カイと本人の間には深い愛情と信頼関係がある。出身に関わらず純粋にカイの資質を評価する阿字野を信頼し、カイを任せることになる。カイのショパンコンクール優勝後は、警察の摘発を免れた一部の良識的な森の端の住民達と共に喫茶店を経営している。
; 雨宮 奈美恵(あまみや なみえ)
: 声 - [[三宅麻理恵]]<ref name="staff-cast" /> / [[田中敦子 (声優)|田中敦子]](アニメ映画)
: 教育熱心な修平の母親。カイに対して特に偏見があるわけではないが親バカな所があるのか、必要以上にカイよりも修平の方が上であることを強調している。
; 雨宮 洋一郎(あまみや よういちろう)
: 声 - [[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]]
: 修平の父親。国内でも有名なピアニストであり、その演奏は「癒しのピアノ」と呼ばれ一般に高い評価を受けている。
: かつては同世代の阿字野の才能を恐れ、対抗心を抱いていた。その弟子となったカイの才能も高く評価し、同時に息子がカイという天才に潰されてしまうことを恐れ、その事が修平に対しても影響を及ぼしていたが、息子とのショパンコンクールの経験を経て阿字野とカイへのわだかまりを完全にではないが少しずつとかしてゆき、自らも変わらなくてはいけないことを自覚する。
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: カイの小学校時代の担任。
; 金平 大学(かねひら だいがく)
: 声 - [[くまいもとこ]]<ref name="staff-cast" /> / [[松本梨香]](アニメ映画)
: カイの小学校時代のクラスのイジメっ子。カイとは犬猿の仲で、彼の事を「[[淫売]]の息子」と呼んでいた。あだ名はキンピラ。
; 亜理沙(ありさ)
: 声 - [[広橋涼]]<ref name="staff-cast" />
: 森の端で働く母親の居ない少女。軽度の知的発達遅滞がありながらも、森のピアノを最後まで守ろうとした。
; 丸山 誉子(まるやま たかこ)
: 声 - [[悠木碧]]<ref name="staff-cast" /> / [[福田麻由子]](アニメ映画)
: 第56回全日本ピアノコンクール・中部南地区予選においてカイと出会った少女。実力は確かなものの家庭環境によるプレッシャーによるものか、あるいは生来のものなのか、重度のあがり症であり、そのことから周囲に対し必要以上に攻撃的なところがあった。しかしカイとの対話を通してそれを克服する(この時にカイから『便所姫』というあだ名を貰っている)。
: カイの演奏に感化されてからは、それを認めない「コンクール」に対し度々挑戦をする。結果には必ずしも結びつかないものの、その演奏は音楽教師・司馬の目に留まり、以後彼の師事を仰ぐことになる。
: カイとの再会を夢見ながら彼女はショパン・コンクール1次、2次予選をパスしていくが、密かに腱鞘炎を患っていたことが露見した為に本選を辞退。その直後、大分で開催された「JAPANソリスト・コンクール」会場でカイとの再会を果たし、手を直して再度カイと同じステージで戦えるようになることを決意する。
; 佐賀 武士(さが たけし)
: 声 - [[遊佐浩二]]<ref name="staff-cast" />
: 浪花音楽大学学長代理。少年時代、阿字野に憧れていた。彼自身も若いときにはピアニストを目指したが、指を痛め断念したいきさつを持つ。第56回全日本ピアノコンクール・中部南地区でカイの演奏を聞いて驚愕したが、審査基準に従い0点と採点した。しかし本選で丸山誉子の特別賞受賞を提案して、「一線を越えた音楽家」に理解を示している。ショパンコンクール予選で誉子の腱鞘炎を見抜き、指導者である司馬に本選の辞退を進言するなど、物語上の役割はとても大きい。自分の心には非常に素直で歯に衣着せぬ言動で他人を苛立たせることも多いが、逆に気に入った人物には熱狂的ともいえるファンになる。
: カイが扮装するマリアの演奏を聞きにPクラまで車を飛ばして聞きにくるほどの、マリアファン。カイがPクラを辞めた後は必死になってマリアを探していた。カイがマリアだと判明してからも変わらず彼を応援する。
; 司馬 高太郎(しば こうたろう)
: 声 - [[家中宏]]<ref name="staff-cast" />
: ハヤマ音楽大学附属ハヤマ音楽高等学院ピアノ科教諭。彼もまた、第56回全日本ピアノコンクール・中部南地区におけるカイの演奏に取り付かれた一人。同じようにカイを探していた誉子と出会い、彼女に音楽を教えていくことになる。
; ベンちゃん
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: 彫師。女性だと思っていたカイに想いを抱きPクラに通っていた。やがて男性と知りショックをうけながらも、カイの気持ちを知り、恋人に。現在は同棲している。
; ジャン・ジャック・セロー
: 声 - [[島田敏]]<ref name="staff-cast" />
: 25年前のショパン・コンクールで阿字野の演奏を唯一評価したピアニスト(それがジャンとショパンコンクールの間に確執を生んでいた)。事故後、心を閉ざした阿字野を慰めるため日本語を覚えた。カイとは大分で開催された「JAPANソリスト・コンクール」で指揮者として共演した。
 
=== ショパン・コンクール篇 ===
; 平田 光生(ひらた こうせい)
: 声 - [[豊永利行]]<ref name="staff-cast" />
: ショパン・コンクール参加者。カイや雨宮と年齢は一緒。ポーランドに留学している。最年少入賞を狙っていたが、予備選であがってしまい、まともな演奏もできなかった。その後は何故かカイと一緒に行動している。悪い人間ではないものの、度々無神経な発言をする悪癖がある。
; 龐 威(パン ウェイ)
: 声 - [[中村悠一]]<ref name="staff-cast" />
: ピアノ - [[牛牛]]<ref name="music" />
: ショパン・コンクール参加者。中国人のピアニスト。幼い頃に阿字野の演奏を見てから彼を目標にして這い上がってきた為、自分でも意識してないが阿字野の弟子のカイにライバル心を抱くことになる。ショパン・コンクールのファイナルステージで初めて尊敬する阿字野と会話し自分の抱えていたわだかまりがとけて自身本来のピアノを弾くことができた。
: 最終的には養父の後をついで社長になっている。
; レフ・シマノフスキ
: 声 - [[KENN]]<ref name="staff-cast" />
: ピアノ - シモン・ネーリング<ref name="music" />
: ショパンコンクールの参加者。ポーランド人のピアニスト。祖父はかつて偉大なピアニストだったディミトリ・シマノフスキ。ひとつ上の姉のエミリア・シマノフスカもピアニストだったが数年前の事故で寝たきりになっている。
; カ・アダムスキ
: 声 - [[小西克幸]]<ref name="staff-cast" />
: ショパンコンクールの参加者。ポーランド人のピアニスト。「ショパンの生まれ変わり」と称されている。作中では予想に反して第一次予選で落ちてしまうものの、その直後の修平との会話で、修平が覚醒するきっかけを作った。
; アン・チャンウ(兄)、アン・チャンス(弟)
: ショパンコンクールの参加者。韓国人のピアニスト。[[双子]]。
 
== 世界観 ==
カイが通っていた小学校近くの駅の高架下の地域「'''森の端'''」は、一般の高架下の歓楽街と異なり違法営業の風俗店が乱立し、住民のほとんどがヤクザやチンピラの為、近隣の小学校では立ち入り禁止区域に指定されている。「森の端の者は森の端に金を入れるのがルール」等独自の価値観が蔓延している。カイがショパンコンクールに出場した際に、海外のゴシップ記者がカイの生い立ちを探ろうと潜入させたカメラマンが現地のチンピラに袋叩きに遭い、その様子が動画サイトにアップされたが、そこに逃走中の外国人が映っていた事でそれを見た各国のマフィアや警察が押し掛ける大騒ぎになり、死者が出る事態に発展、最終的には殆どの住民が逮捕されたことで事実上壊滅した。カイの帰国から程なくして建物は取り壊され、大規模な再開発が行われている。
 
== 作中に演奏された音楽 ==
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* 原作 - [[一色まこと]]<ref name="natalie20180131">{{Cite web|url=https://natalie.mu/comic/news/267487|title=アニメ「ピアノの森」海役は斉藤壮馬、壮介役は諏訪部順一、修平役は花江夏樹|work=[[コミックナタリー]]|date=2018-01-31|accessdate=2018-01-31}}</ref>
* 監督 - 中谷学<ref name="natalie20180131" />
* シリーズディレクター - 鈴木龍太郎<ref name="staff-cast">{{Cite web|url=http://piano-anime.jp/staff-cast.html|title=STAFF & CAST|work=【公式】TVアニメ「ピアノの森」|accessdate=2018-03-05}}</ref>
* シリーズ構成 - [[伊丹あき]]、[[あべ美佳]]<ref name="natalie20180131" />
* キャラクターデザイン・総作画監督 - 木野下澄江<ref name="natalie20180131" />
* 美術監督 - [[栫ヒロツグ]]<ref name="staff-cast" />
* 音楽制作-[[日本コロムビア]]
* 色彩設計 - 吉村智恵<ref name="staff-cast" />
* アニメーション制作 - [[ガイナックス|ガイナックススタジオ]]<ref name="natalie20180131" />
* 撮影監督 - 臼田睦<ref name="staff-cast" />
* 編集 - 三嶋章紀<ref name="staff-cast" />
* 音響監督 - [[長崎行男]]<ref name="staff-cast" />
* 音楽 - [[富貴晴美]]<ref name="staff-cast" />
* アニメーション制作 - [[福島ガイナックス|ガイナックススタジオ]]<ref name="natalie20180131" />
* 製作 - ピアノの森アニメパートナーズ<ref name="natalie20180131" />
 
=== 主題歌 ===
; エンディングテーマ「帰る場所があるということ」<ref name="natalie20180131" /><ref>{{Cite web|url=http://columbia.jp/yukiaoi/disco.html|title=Discography|work=悠木碧 Official Home Page |publisher=[[日本コロムビア]]|accessdate=2018-03-05}}</ref>
: 作詞・作曲・編曲 - hisakuni / 歌 - [[悠木碧]]
 
: 発売元-[[日本コロムビア]]
=== 放送局 ===
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