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== 位取り記数法 ==
===十進表記===
漢数字を[[十進法|十進表記]]の[[位取り記数法]]で用いることもできる。この場合、[[アラビア数字]]の 0 から 9 を単にから九に変えればい。読み方はそれぞれの言語による。[[小数点]]は[[中黒]](・)を用いる。例えば 32.8 は数詞なら「三十二点八」だが、位取り記数法なら「三二・八」である。
 
漢数字の位取り記数法は新しい。漢字文化圏では、長らく[[算木]]が使われ、位取り記数法で漢数字を用いる必要がなかった。[[元 (王朝)|元]]までの漢文に「二八」とあったら、[[16|十六]] の意味 (2×8) であって [[28|二十八]] ではない。
 
中国では、アラビア数字による筆算の翻案として漢数字の位取り記数法が現れた。[[梅文鼎]]の「筆算」([[1693年]])では、120303 を「一二〇三〇三」と書いて筆算している<ref name="Qian"/>。
 
一方、日本の[[建部賢弘]]は『[[円理綴術]]』([[1684年]])の中で、算木を用いた[[代数学]]において 513 を「五一三」と書いている<ref name="Wang"/>。この表記がアラビア数字と算木のどちらに由来するのかは不明である。
 
===底が十を超える場合===
桁の底が[[10|十]]を超える場合、[[アラビア数字]]を用いた方法では、十を [[A]] 、[[11|十一]]を [[B]] 、[[12|十二]]を [[C]] …というように[[ラテン文字]]の[[アルファベット]][[大文字]]で表記する。一方、数字以外の分野では、 A を[[甲]]、B を[[乙]]、C を[[丙]]…というように、[[十干]]がアルファベット大文字の機能を果たしている。従って、桁の底が十を超える場合は十干を用い、A を「十」、B(= 十一)を「甲」、C (= 十二) を「乙」、D (= 十三) を「丙」…というように表記する。
 
例えば、「2A4」は「二十四」([[十二進法]]で412{{sub|10}}、[[十六進法]]で676{{sub|10}}、[[二十進法]]で1004{{sub|10}}に相当)、「50D」は「五〇丙」(十六進法で1293{{sub|10}}、二十進法で2013{{sub|10}}に相当)、「9A.B」は「九十・甲」(十二進法で {118+(11/12)}{{sub|10}}、十六進法で {154+(11/16)}{{sub|10}}、二十進法で {190+(11/20)}{{sub|10}}に相当)という表記になる。特に十進法と区別する場合、「 (二十四)乙 」というように、括弧書きで N 進法を明記することになる。
 
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== 参考文献 ==