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'''C++'''('''シープラスプラス''')は、多目的多用途に使われる汎用[[プログラミング言語]]である。C言語の仕様に[[オブジェクト指向]]、[[ジェネリックプログラミング|ジェネリック機能]]、[[例外処理]]といった[[プログラミングパラダイム]]が追加されている<ref>『プログラミング言語C++』第4版、pp.12-13。</ref>。メモリを直接扱う様な[[低水準言語]]としても、複雑なアプリを制作する為の[[高水準言語]]としても使用可能で、プログラムの記述制約が最小限に抑えられており、各仕様の取捨選択を含む一切のコーディング責任がプログラマ側に委ねられている事も特徴である<ref>『C++の設計と進化』、pp.152-153。</ref><ref>『プログラミング言語C++』第4版、p.11。</ref>。
'''C++'''('''シープラスプラス''')は、汎用[[プログラミング言語]]の一つである。日本語では略して'''シープラプラ'''、'''シープラ'''などとも呼ばれる。
 
C++は、1983年に[[ベル研究所|AT&Tベル研究所]]の計算機科学者[[ビャーネ・ストロヴストルップ]]によって公開された。1980年代半ばからC言語に次ぐ人気を集めるようになり、様々な[[プラットフォーム (コンピューティング)|プラットフォーム]]でその開発環境が導入された。1998年から[[国際標準化機構|ISO]]と[[国際電気標準会議|IEC]]の共同で[[コンパイラ]]と[[Standard Template Library|テンプレートライブラリ]]の標準化が行われる様になり、2003年、11年、14年、17年の計五回に渡って標準規格が制定された。2019年現在の最新規格は「ISO/IEC 14882:2017」通称「[[C++17]]」である。
== 概要 ==
1983年に[[ベル研究所]]のコンピュータ科学者の[[ビャーネ・ストロヴストルップ]]が、[[C言語]]の拡張として開発した。当時の名前は「{{lang|en|C with Classes}}」(クラス付きのC言語)だった。拡張は[[クラス (コンピュータ)|クラス]]の追加に始まり、[[仮想関数]]、[[多重定義]]、[[多重継承]]、[[テンプレート (プログラミング)|テンプレート]]、[[例外処理]]といった機能が続いていった。
 
標準規格化が[[国際標準化機構|ISO]]と[[国際電気標準会議|IEC]]共同で行われており、現在最新のバージョンは、[[2017年]]に制定されたISO/IEC 14882:2017、通称「'''[[C++17]]'''」である。
 
表現力と効率性の向上のために、[[手続き型言語|手続き型プログラミング]]・[[抽象データ型|データ抽象]]・[[オブジェクト指向プログラミング]]・[[ジェネリックプログラミング]]の複数の[[プログラミングパラダイム]]を組み合わせている<ref>『プログラミング言語C++』第4版、pp.12-13。</ref>。[[アセンブリ言語]]以外の[[低水準言語]]を必要としない、使わない機能に時間的・空間的費用を要しないことが、言語設計の重要な原則となっている<ref>『C++の設計と進化』、pp.152-153。</ref><ref>『プログラミング言語C++』第4版、p.11。</ref>。また、静的な[[型システム]]を持つ。
 
== 歴史 ==