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== 女流棋士の一斉対局 ==
王座戦には、第39期(1990年)から[[女流棋士 (将棋)|女流棋士]]の出場枠が設けられている<ref>これは[[新人王戦 (将棋)|新人王戦]](1981年から)に次いで2番目に早い。</ref>。第54期(2005年)より枠が4名に増え<ref>女流棋士の出場枠4名は、[[朝日杯将棋オープン戦]]の6名に次いで多い。</ref>、翌年の第55期から第59期までは、女流棋士が関わる対局の緒戦(一次予選1回戦)が同日に行われた。この女流棋士の一斉対局では、ネット中継や大盤解説会が実施された。
 
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出場する女流棋士には女流タイトル保持者などの実力上位者が選抜され、1回戦で対戦する男性棋士はほとんどが若手の四段である。一斉対局になる前は女流棋士が勝ち星を挙げたこともあるが、一斉対局後は3年連続で女流棋士が全敗に終わっていた<ref>2006年の対局後、[[先崎学]]は「4局とも熱戦で、序中盤の実力は男性棋士に遜色ない」[http://hobby.nikkei.co.jp/shogi/report/ladies2006.cfm?i=20060729su047sz]とコメントしており、2007年には[[藤井猛]]が「持ち時間5時間の棋戦は女流にはなく、経験の差が出た」[http://hobby.nikkei.co.jp/shogi/report/ladies.cfm?i=20070728su041su]と分析している。</ref>。2009年に[[石橋幸緒]][[女流王位戦|女流王位]]が一斉対局で初めて勝利し、2回戦に進出した。
 
第60期(2011年)から一斉対局ではなくなったが、女流枠の4名は変わっていない。女流の勝数は60期1勝、61期0勝、62期0勝、63期2勝、64期2勝、65期0勝、66期1勝。63期は[[香川愛生]]が1回戦で[[森信雄]]、2回戦で[[福崎文吾]]に勝利し、3回戦まで進出した([[村田智弘]]に敗退)。
 
第67期は[[里見香奈]]が57期以来の久々の参戦となり、1回戦で[[浦野真彦]]に勝って当棋戦初勝利、2回戦で[[島本亮]]、3回戦で[[長沼洋]]を破って一次予選準決勝(4回戦)まで進出して香川の記録を更新した。[[伊藤沙恵]]は[[所司和晴]]を破ったが[[三枚堂達也]]に敗れて2回戦敗退、[[西山朋佳]]<ref>女流棋士ではなく、[[新進棋士奨励会|奨励会]]員だが、女王のタイトル保持者のため選出された。</ref>は[[松本佳介]]に敗れて初戦敗退であったが、渡部愛が[[木下浩一]]と[[泉正樹]]を下して3回戦進出。2018年11月15日現在では里見(次戦は[[増田裕司]])と渡部愛(次戦は[[門倉啓太]])が勝ち残っている状況で、一気に女流棋士が合計6勝(里見3勝、渡部2勝、伊藤沙1勝)を挙げる活躍を見せている。
 
== 名誉王座 ==