「F-X (航空自衛隊)」の版間の差分

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3機種ともにライセンス生産の主契約企業は[[三菱重工業]]であったが、エンジンのライセンス生産をした[[IHI]](旧称:石川島播磨重工業)をはじめ、日本の航空機産業に関わるほぼすべての企業が何らかの形で生産にかかわっていた。
 
== 現在の第4次F-X (第4次現在のF-X) ==
[[2008年]](平成20年)度中に退役がはじまった[[F-4 (戦闘機)#日本|マグダネルダグラス/三菱 F-4EJ改]]の代替となる戦闘機を導入する計画である。[[2011年]](平成23年)度からの[[中期防衛力整備計画 (2011)|中期防衛力整備計画(平成23年度)~]]において導入を予定している。将来的に[[F-15J (航空機)|マクダネルダグラス/三菱 F-15J/DJ]]初期型(Pre-MSIP)の一部(100機)置き換える予定であも検討されている<ref>http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131218/k10013915281000.html 防衛省、主力戦闘機F-15の代替としてF-35の導入を検討 </ref>
 
=== F-X選定時と展望 ===
日本は強大な空軍力を有する軍事大国に複数隣接する特殊な防衛環境であり、配備可能な戦闘機の機数も周辺国に比べ少ないという防衛事情があるため、航空自衛隊の採用する[[要撃機]]には他国の戦闘機を圧倒する高い戦闘力と配備機数を補う高い稼働率が要求される。
日本の周辺国では、[[第4世代ジェット戦闘機#第4.5世代ジェット戦闘機|第4.5世代戦闘機]]の配備が進んできており、[[大韓民国|韓国]]においてはF-15C/Dを戦闘爆撃機として改良・再設計したF-15Eの韓国版[[F-15E|F-15K]]の配備が始まっている。さらに近い将来に[[Su-57 (航空機)|Su-57]]、韓国と[[台湾]]ではF-35<ref>共同通信 2009/03/16 19:34</ref>、中国では[[J-31 (航空機)|J-31]]、[[J-20 (戦闘機)|J-20]]<ref>[http://www.asahi.com/international/update/0104/TKY201101040396.html 中国軍、次世代ステルス機試作完成 17年にも実戦配備] asahi.com 2011年1月5日付</ref>などの[[第5世代ジェット戦闘機|第5世代戦闘機]]の配備が計画されている。そして、現代において重視されている[[情報戦]]能力([[軍事における革命 #情報におけるRMA|情報におけるRMA]])も中国の[[KJ-2000 (航空機)|KJ-2000]]、韓国の[[ボーイング737 AEW&C|E-737]]といった[[早期警戒管制機]]の配備で向上しているとされる。
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=== 機種選定 ===
[[2008年]](平成20年)度中に退役がはじまった[[F-4 (戦闘機)#日本|マグダネルダグラス/三菱 F-4EJ改]]の代替となる戦闘機を導入する計画である。[[2011年]](平成23年)度からの[[中期防衛力整備計画 (2011)|中期防衛力整備計画(平成23年度)~]]において導入を予定している。将来的に[[F-15J (航空機)|マクダネルダグラス/三菱 F-15J/DJ]]初期型(Pre-MSIP)の一部(100機)も置き換える予定である<ref>http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131218/k10013915281000.html 防衛省、主力戦闘機F-15の代替としてF-35の導入を検討 </ref>
 
周辺諸国に[[Su-27 (航空機)|Su-27]]などのF-15と同水準の第4世代機が拡散しつつある防衛環境にあって、現在[[要撃機#自衛隊|FI(邀撃、要撃)]]任務についているF-4EJ改を代替する機体であるから、要撃任務の能力が高いことが第一の要求であるが、当然時代の趨勢といえる[[マルチロール機|マルチロール]]化(任務の多様性)もある程度要求されている。
 
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|-
|総合得点
|合計
|100
|F-35
|評価点を合計した結果、F-35が最高点となった。